ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

U-JAPAN

2012年08月27日 | 格闘技
確か96年の11月でしょうかねぇ?
日本初のオクタゴン金網を使った本格的アルティメットファイトの
U-JAPAN(UWFではない)が開催されたのは。
丁度、タダ券を持っていたので当時いい感じだった女の子を誘って
試合会場の有明コロシアムに見に行きました。

PRIDEがそうだったように、
こういうイベントには日本人プロレスラーが興行的にも欠かせません。
これはプロレスではなくガチンコリアルファイトだったので
全ての試合が面白いという訳ではありません。
がっ!当時プロレスをリアルファイトと信じていた私、
またはプロレスファンには衝撃且つ、落胆の結果の大会となりました。

出場したメンツで覚えているのは・・・・
当時バトラーツの臼田、当時最強の呼び声が高かったドンフライ、
後、UFCで北尾を倒した選手、後女子格闘家・・・。

目玉のカードは
・ダンスバーンvs松永光弘
・ジアンアルバレスvs安生洋二
・キモvsクラッシャーバンバンビガロ

これ等でしたね。
ダンスバーンはプロレス上がりでUFCのチャンピオンになった
当時とても注目されていた選手。T後藤や藤原組長とやりましたね。
対する「MRデンジャー」事松永はインディーのデスマッチ主流の
人気プロレスラー。松永がこのオクタンゴンに入る勇気は
プロレス雑誌で大変評価されたモノでした。

いざ試合になると空手出身の松永が空手の構えで短時間の読み合いから
一気にダンスバーンに抱え上げられ「駅弁スタイル」(爆)で
散々マットに叩きつけられ、そしてワキ固めで松永が
何も出来ずに敗れるという散々な結果でした。

これまで日本人は全敗・・。

そこで期待されたのが、当時プロレス界で勢いに乗っていた
UWFインターの安生。Uインターの選手総出でセコンドに。
勿論高田延彦の姿も有りました。
下馬評では圧倒的安生が不利と出ていました。
試合が始まると、タックルの取り合いの中
安生がアルバレスを捕まえてチャンスが訪れた瞬間
プロレスラーの性で安生はアキレス腱固めに移行してしまいました。
ここが一番観客が湧いた所です。
が、リアルファイトなので当然安生はチャンスを逃した訳です。
そのまま金網辺りで20分位膠着状態。私、眠くなっていました・・。
で、最後はパウンドのラッシュで安生のタップアウト負けという
プロレスファンにとって屈辱的な負けとなりました。
パンチでギブアップ負けはプロレスファンが一番見たく無かった光景。
会場にはため息が・・・。
後日安生の評価は「善戦」でした。

メインイベントは一番知名度が有る
キモvsビガロ。
最初はビッグバンベイダーがキモの対戦相手でしたが
WWFに上がっていたベイダーに制限がかかったのか?
ベイダーはビガロに託して、今は亡きビガロが対戦相手となりました。
プロレス界では当時負け役が続いていましたが
プロレスに上がった時の凄まじいインパクトが見られるか?と
最後の最後にプロレスファンは託した訳です。
が、体重160kgはあるビガロはプロレス界では巨体でも
動きがとても早い大男でしたが、格闘技の世界ではそうも行きません。
風船みたいな身体がキモに向けてタックルを仕掛けましたが
当然かわされ、あっという間に捕まり
マウントを取ったキモのパンチが襲いかかり
(後日のプロレス雑誌に完全に怯えているビガロの顔が・・)
そのままチョークスリーパーでタップアウトという
またもや何も出来ないままギブアップ負け。

日本人、プロレスラー全敗!!!という
衝撃かつ落胆の結果で見に来ていた会場のファンは
うなだれながら会場を後にするのでした。
私もその一人・・・。
その連れの女の子に「終わった事じゃん!クヨクヨしても仕方ないじゃん!」と
怒られるのですが・・・昭和56年から熱狂的な
プロレスファンだった私は何とか作り笑顔をするのが必死でした。

これが、ハーリーレイス、ジプシージョー、ディックマードック
バッドニュースアレンと喧嘩の強いレスラーが全盛期に
オクタゴンの中に入っていたらどうだったでしょうかね?

その後、プロレス界の砦、高田延彦が
ヒクソングレーシーに惨敗という結果を残しました。
週間ゴングの論評には
「前田や天龍、三沢といったTOP選手が対戦相手だったら
負けとは言えない」とか書かれていましたが
後の「プロレス最強神話崩壊」をする序曲でした。

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2 コメント

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ミルクマンさん (太郎)
2012-08-28 16:41:44
長与と堀田が出ていましたねェ。
ラウドネスフェスが直前に中止にされたニュースは見ました。
公安もガッチリ付いていたそうで。
中国大使が襲われたり、在留邦人に警告を出す位ですもんね。
ホントは吐き出したい事だらけなんですが、なるべく控えているようにしています。

桜庭はホイスを倒した時点で格闘界のビッグネームになりましたからねぇ。
今のMMAでの桜庭は見るのが辛い・・・。

新日本で安生がブレイクした後、
東京、一の橋のCLUBに踊りに行ったら
安生がへべれけでいましたよ。握手はしましたが、
VIPルームには垣原や金原その他Uインターの面子が。
他のCLUBでは山ケンが私と連れション・・・。
派手な所で遊んでいましたね。
と、安生が連れて来た女の子達に、私達、
逆ナンなれたのですよ。。。
「安生さんって何に人なの?」と逆質問された位でした(爆)
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マラソン(笑い) (ミルクマン)
2012-08-27 20:25:46
タイトルに深い意味はないですw(ワイプで長与千種が確認できたのはよかったです)
最近プ板にいるんですけど、改めてUインターって不思議ですね。マニアの評価は対外試合(リアル系)では低く、でもやってる人間の高田を頂点とした仲の良さは圧倒的ですよね。競技としてのルールが悪かったのか、負けブックが多いんですよね。今となっては桜庭(ヒクソン戦いがピーク)は例外ですね。
ラウドネスが中国の野外フェスの出演を警備の問題で自粛させられたそうです。レジェンドをリスペクトできないなら最初から呼ぶな!です。リアルファイトは危険だけど、音楽の世界でリアルファイトしてきたラウドネスは無双ですよ。「我々は殺しあいをしてるんじゃない」名言です。では!
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