ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ジェイクEリー 両手タッピング

2018年10月28日 | 音楽
この人の名前で記事にした事は無かったかも。
オジーオズボーンバンドのオーディションに受かり、
センセーショナルなブレイクを果たし、そしてオジーに嫌われて辞めた(クビ)
ジェイクEリー。
私のリアルタイムはアルバム「罪と罰」でしたが、
こんなにカッコいいロックミュージシャンを見た事無かったです。
半分日本人の血が流れているジェイク、ステージパフォーマンスも
ギタープレイもカッコいい、そして当時のギターキッズには新鮮過ぎた
ネックベンド多用、両手タッピング、表から親指で押さえたワイドストレッチアルペジオ
アームレスでハーモニクス方法
ギターを構えトリッキーなプレイを魅せまくるジェイクは
あまりにもカッコ良かった。
アンルイスが公然と「結婚したい!」とTVで言い続けてましたね。
北島健二と付き合ってたのに‥‥。

私がエレキギターを始めてまだ間も無い頃、
ギター歴の無い飲み込みの速い親友がエディーヴァンヘイレンの
「エルプション」のライトハンド奏法だけ弾けたので教えて貰い
タッピングの所だけは大まかに、まあサマになる程度にエレキギター歴1ヶ月で
弾ける様になるました。前半はもう未知の世界、マトモに
オルタネイトピッキング出来なかったのですから。
そして、たまたま購入したロッキンFでジェイク特集をやっており
聴いた事も無い「罪と罰」の二曲目の「シークレットルーザー」の
両手タッピングにテキトーにチャレンジしてたら弾ける様になっていました!
後に音源聴くと、タッピングの所だけは一応合っている。

下の映像のギターソローシーンはすっかりオジーの方に
盗撮カメラが行ってしまっていますが。

Ozzy Osbourne - Secret Loser & Drum solo (live 1986) Detroit


"Ozzy Osbourne - Secret Loser & Drum solo (live 1986) Detroit" を YouTube で見る


フェンダーのアームレスハードテイル白ボディーに黒ピックガード
ネックベンドのやり過ぎか?シャーベルの21fネックをはめ込み
PUはSSH配列ですがフロントとセンターPUは斜めにマウントしている拘り
それをボロボロになって使ってたジェイクのパフォーマンスはカッコ良い!の一言。
華やかでセクシーなポーズをキメながらパフォーマンスするジェイク、
やはりカッコいいロックミュージシャンと言えば私の中ではダントツでジェイクです。
まさに「華」ですな。

稀代の天才ギタリスト、ランディーローズを飛行機事故で失ったオジーの失意は激しく
それも関係あるのか?寡黙なジェイクはオジーに嫌われた、と話していました。
映画「オジー降臨」ではジェイクは居ない子にされてしまってましたし。

オジーオズボーンという奇抜な人はどんなクレイジーなハイトーンで
激しい音楽をやっているのか?楽しみにしていたら、ぼやーとした
keyも高く無くソフトでポップな音楽で激しくガッカリしたモノでした。
勝手にイメージ膨らませてしまい。
第一、邦題が「暗闇でドッキリ」なんて(笑)
(Shot in the Dark)
個人的にはその一年後に知った、ブラックサバスのボーカルとして
ヒステリックな歌を歌っていた頃が好きです。怖いサバスの楽曲にマッチし過ぎて。
オジーオズボーンのランディーローズライブ「トリビュート」は当時滅茶苦茶聴きました。
1stも2ndも当時のレコーディング環境も有り全くサウンドが違うのも魅力的で。

そして「月に吠える」で強烈なギターリフをかましたジェイクの斬れ味鋭いリズムギター。
リードはアドリブか?録り直す時間が与えられなかったので
ジェイクの実力を良く知るRATTのウォーレンや仲間達なんかは
「ジェイクの実力はあんなモンじゃ無い!」と強く訴えていましたね。

Ozzy Osbourne Bark At The Moon ( live Dortmund 1983 )



オジーオズボーンバンド脱退後はオールドブルース系ロック回帰が流行った時流、
バッドランズを結成し、これまた、あまりに素晴らしいボーカリスト
元ブラックサバス(ツアーやデモのみ)の故レイギランと素晴らしいアルバムを出しました。
トリッキーなリフは殆ど出ず、ギターの音は一発録り如く生々しく
そして冴え渡るレイギランの伸びやか且つソウルフルなハイトーンボーカル。
この後、ギターはESPにチェンジしましたが。

数年前、RATTのウォーレンとギタークリニックで来日したジェイク。
観に行かれた方も多いかと思います。
しかし、あのカッコ良さは全く消えて、プレイは私は聴いておりませんが
酷評の人も結構いらっしゃいましたな。
しかし、レッドドラゴンカーテルで再び評価されました。

そして、もう観れないだろう‥‥と思っていたオジーオズボーンの
ダウンロードフェスでの来日が決まりました。
スレーヤーも最後だし観に行きたいですが‥‥ゼニですな‥‥。
しかし、現ギタリストのガスGの職人的人材チョイスがシックリ来ずで、
ジェイクは無理でもせめてザックワイルドも参加してくれないかしら?

と、オジーバンドはギタリスト発掘名人と言われ
ラフカットに居たジェイクは
故ロニージェイムスディオ夫人のウェンディからの紹介と聞きました。
ランディーローズ、ブラッドギルス、バーニートーメ、ジェイクEリー、
ザックワイルドと次々ブレイクさせましたね。
ブラックサバスのトニーアイオミとは真逆のプレーヤーばかり。
元リジーボーデンのジョーホームズはブレイクとは行きませんでしたな。
(ブラッドギルスとバーニートーメは既に名が知られていましたが)

それにしても、全盛期のジェイクのギターを弾く姿はカッコ良かった。
エレキギター始めて二年後、私はボーカリスト志望になっていましたし
カッコ良いボーカリストはワンサカと居ますが
ジェイクEリーの強烈な姿は忘れられません。





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4 コメント

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Unknown (ごり)
2018-10-28 00:02:50
こんばんは。
多分HR/HM系では、イチバンこの人が好きです。
ジェイク・E・リーは初めて『バカだもん』を演奏する姿を見た時に衝撃をうけました。
「あんなにカッコイイステージアクションで、
 あんなブッ飛んだフレーズが弾けるなんて・・・すごすぎ」
と思ったものです。フラッシーなフレーズとか、タッピング系のワザはちょっと敷居が高かったし、Bark At The Moonのアウトロのシーケンスフレーズとか、敢えてあんな変態的なポジションで弾くところとか・・・
あと一人時間差ディレイ?奏法みたいなのもありましたね。
ちなみにあのストラトは、ネック・ボディともにフェンダー製だったと記憶しております。ナットベンドを多用するからかわかりませんが、70’Sのラージヘッドのストラトを、シャーベルがスモールヘッドに加工したって話をきいた事があります。PUキャビティはフロント、センターのPUの角度を色々試すために、弁当箱にザグッテあるそうですね。
近年の活動再開したジェイクに関しては賛否両論あるようですが
私は彼はギターを低く構えてリズムとってるだけでもカッコイイ、絵になる人だと今のジェイクを見ても感じてしまいます。
バッドランズの2NDあたりは、オジー時代を思わせるようなフレーズやリックが
ちらほらと出てますね。実はオジー期よりもバッドランズのが好きでしたので
あれをもう一度見てみたいとも思うのですが、あのバンドはレイ以外のヴォーカルが考えられないくらいレイの歌も素晴らしかったですからね。・・・残念です。
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Unknown (10.9)
2018-10-28 04:41:44
jakeのコピーって ようつべでも

沢山見ますが

あの独特のシャカシャカ ピッキングの音色を

再現してる人 見た事ないです~。

あれが いいのに~。

当たり所を研究しないと できないんですよね

きっと。
返信する
ごりさん (太郎)
2018-10-28 20:13:39
HR/HM系では、このステージリングでこれだけ華が有り
それがキマり「カッコいい!」と思う他の例えの人が
思い浮かばないというか。
色んなカッコ良さが有りますが、皆にカッコいい!という
術というか素質をJAKEは持っていた筈です。
あのステージリングに映えまくるトリッキーなギタープレイですしね。
バカだもんのシーケンスは私、今でも上手く弾く自信有りません。
あのワイドストレッチとか。その一人ディレイ奏法は私存じないのですよ。
「月に吠える」のアルバム自体を持っておらず「罪と罰」も
記事中に書いてる通りあまり聞き込んでおらず、ライブビデオで観てぶっ飛びました。
アレ、ネックもフェンダーだったのですか。それで21fなのかしら?
シャーベルからサブ&メイン用に青いピックガード無しのギターを用意されてましたね。
(2本程)
ESP時代の楽曲や音が好きという方も結構いらっしゃいますよね。
後年はミディアムスケールのネックを使っていたみたいで。
バッドランズはジェイクのギターというより、レイギランのボーカルが素晴らしすぎて
レイギランの歌の方に耳が行ってしまいました。
2ndは「燃えろ!」誌が70点台(78点?)しか付けず酷評だったので
全く触らずしまいでした。レーサーXのボーカルがドラマーとして加入したりでしたが。
ジェイクも、もう60代なんですねぇ。
コレが売れたのが30年以上前という月日に驚いてしまいます。

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10.9さん (太郎)
2018-10-28 20:23:29
私はあまりチェックしていないのですが、
つべでもコピーしてUPしている人多いのですね。
と、残念ながら(恥かしながら)私もその
シャカシャカピッキングというモノを存じないのですよ。
もしかしたら、UPされている人もそういう点に
注視されて無く弾いている方がいらっしゃるかもですね。
私もあるギタリストのトーンやピッキング、押し弦、クセを研究する事が増えましたが
例えば、テクニシャンでも「そこDimスケールなにに!!!」と
音を取れていなかった人とかもいました。
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