真夏のお台場メタルフェス‥お客ガラガラ

こんなメタルフェスが有ったなんて、存じませんでした。

8/12開催の『CRASH CRISIS』フェスの第2弾出演アーティスト発表！ ANTHEM、人間椅子、Damian Hamada

殺人的猛暑が続く日本列島(世界的にもか)
毎日35℃超え、毎日熱中症アラートが届く
そんな中、中年層がターゲットの真夏メタルフェスにお客ガラガラという
ニュースを先程知りました。
いやぁ‥現実的過ぎて、思わず笑ってしまった(-_-;)
そして、あるメタルバンドのメンバーがこんな発言をしていたと。
東スポからの記事引用です。


「ビジュアル系ヘビーメタル「NoGoD」のボーカル・団長はXに
「メンツ的におじさんしかこないんだから熱の炎天下の中でスタンディングは無理よ！死んじゃうよ！演者も客も！
メタルフェスしたいなら若い面子もガンガン入れて若いオーディエンスにもアプローチしないと
興行的にも体力的に無理よ！」と投稿した。

「若いメタルバンドは沢山居るし、若いメタルファンも居るんだよ。
だけど未だに日本のメタル原理主義者達が80年代の脳ミソのまま業界を仕切っているから
シーンが死んだってのがまだ分からないのかね！俺はそんなシーンに嫌気がさした結果、
こんなに白くなっちまったんだ！！」と持論を展開。

「あのフェスは会場と形態を変えて続けてほしい。本当に素晴らしいメンツだもの。
そして次は我々も呼んでほしい！！」と記した。」

今のバンドを知らない80年代メタル原理主義の私。
でもコレ、私が聞いても「正論」に思ってしまいます。
プライドの高過ぎ的メタル原理主義の人が多過ぎた事も有り
私はあえてシーンと距離を取って好きな音楽を聴き、造り、カバーし
演奏していますが、日本のメタルシーンが衰退し過ぎたリアルを
この団長さんが述べておりますね。この発言に心底納得しながら
ホント笑ってしまう！いや笑うしかない悲しいメタルシーンの現実だと思います。
私の感覚では「暗黒の90年代」という80年代のロックシーンからガラリと変わった現象
特にメタル業界はグランジ、オルタナティブ、ラウドロック、そしてV系に
ウンザリし、離れた人は多いんではないかな？と。
私自身はメタル魂は持ちつつオールドミュージック、ブラックミュージックに傾倒し
歌い、演奏し、踊っていました。
そんな自分もシーンを衰退させた1人なのかな？
こんな酷暑の中、ドリンク代含めて一万円のチケットを買い
観に行こうとは思えませんな。魅力の問題も勿論ですが
いやぁ、無理です‥真夏の夏フェス。
スリップノットが初登場で話題となった2001年の
「サマーソニック」日本でも3大夏フェスですよね。
その頃でも幕張メッセ‥近いけど行く元気無かった‥。
スティービーワンダーとメタリカがトリの時は行っておけば良かったけど
スケジュール的に無理。

真夏の夏フェスで思い浮かぶのが個人的にはサンタナ、ジェフベック、スティーブルカサーの
ギタリストフェス、後スーパーロック84、そしてフェスでは無いけど
高中正義(ゲストがサンタナ)
この頃はレコードも売れまくり、観客動員数も多かったでしょう。

病気で亡くなる方も増えてくる中年層の音楽ファン。
そしてプロを目指したバンドマン達。
持病が色々増えて行く私も一万円払って、災害級の猛暑の中
想像してみる、お台場のメタルフェスは壮絶というか‥。
開催するならホント屋内でやって欲しいです。
出来れば椅子席も有るもっとキャパが広く無い会場で。
コスト問題や好みや意見も分かれる筈ですが、
シーン全体で80年代メタル原理主義という日本の現実を直視せねばなりません。