ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

ディープパープル 「インロック」

2016年06月30日 | 音楽
このCDも新東名道、浜松SAの500円セールで購入したモノです。
それまではLPからテープにダビングしたモノを聴いていました。

このアルバムは本格派ハードロック(スピード系)の夜明けになった感じのある
歴史的作品ですよね。
ボーカルにイアンギラン、ベースにロジャーグローバーが加入し。

この作品を初めて聞いたのは18歳浪人時代でした。
クラスメートのお父さんがLPを持っていて(リアルタイムでしょうね)
それを借りてテープにダビングしたのですが
最初に聴いた時、驚いたのが音質。
「何て古くさい音質なんだ!」と。
代表曲の「スピードキング」「チャイルドインタイム」は
高校時代、リッチーブラックモア信者の数学教師から沢山貰ったLPの中に
「BBCライブ」「ライブインジャパン」でこの2曲は良く知っていました。
数学教師は「オレがあげたLP、センス良いだろ?」と言っていましたが
ホント、名盤と呼ばれるLPを沢山貰いました。
が、私はデープパープル(以降DP)の入り口が第3期の「BURN」で
作品でいえば「ライブインヨーロッパ」と
トミーボーリンの大失態アルバム「ライブインジャパン(?)」でした。
本格派ハードロックの3大バンド、レッドツェッペリン、DP、ブラックサバスの中では
スピーディーな曲が刺激的なDPを当時好んで聴いていました。

この「インロック」での代表曲、上記2曲は既に知っていたので
「スピードキング」でイアンギランの声の裏返り(爆)
リッチーのES335にも聴こえるキーボードとの掛け合いとフレーズと
FUZZが激しくかかったようなアーミングが印象的でしたが
私が一番ツボにハマったのが2曲目に収録されている
「ブラッドサッカー」でした。この曲に結構ハマりました。

Deep Purple-'Bloodsucker'-from 'In Rock'-1970


リマスター盤では無いCDですが
こう聴くと、LPで初めて聴いた衝撃的な古くさい、イナたいサウンドより
洗練されて聴こえる感じがして、ソコはチト残念な気がします。

この後、2期は「ファイヤーボール」そして名作と呼ばれる
「マシーンヘッド」「ライブインジャパン」と歴史的アルバムを世に出した後
分裂したのは皆さんご存知の事。
こう改めて文にしてみると1期~トミーボーリンがギタリストになった4期まで
ホント色彩豊かなサウンド遍歴ですよね。
あれだけ下手だと思っていたトミーボーリンのギターが
後年あんな名手だと知るのは自分でもビックリ。
(トミーボーリンはJAZZドラマー、ビリーコブハムの「スペクトラム」でぶっ飛びました。)
ただ、リッチーとあまりに違う音楽性と全く違う個性故、
アンチの人の数は半端じゃ無かったですね。
リッチーはこの後レインボーで更なる音楽性を求めて行くのですが
個人的にリッチーのギターサウンドはライブ盤以外のスタジオ盤に限ると
DP時代の方が好みです。
レインボー時代は量産型になりリッチーも異議を唱えた
フェンダーストラトメイプルネックの質の低下
ヴィンテージホワイトのストラトにシェクターやトムアンダーソン、
更にセイモアダンカンのクオーターパウンドPU等、変化もしていくし
通常のストラトとは違う太いアームバーがリッチーの激しいアーミングには
大きなポイントですよね。機材ではアイワのオープンリールテープをブースターにするという
今の時代では無い手法で当時のギタリストはサウンド造りをしていたのに
後になってビックリするのでした。
イアンギランのボーカルは地声とファルセット寄りのミックスボイスで
「チャイルドインタイム」中、特に3回目のハイトーンシャウトは
私でも出ません・・・(汗)
アレをついこの間まで歌っていたイアンギランは凄いですわ。
(と、私はブラックサバス時代のイアンギランの歌に失望したクチなんですが)

お金の為とは云えレインボーを解散させDP復活、
その第一作の「パーフェクトストレンジャー」の完成度の高さに驚きました。
が・・その後の作品はほぼチェックしていないのです・・・。

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2 コメント

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Unknown (ES335TDC)
2016-07-02 20:33:47
太郎 さん


こんばんは、335です。このアルバムが500円はお得ですね~ ^^ 。

以前から思っていたのですが、この作品は音質に限って言えばアマチュアレベルなんですよね。音が録音レベルを超えて割れてる所があったり、フェーダーの下げ方もエラい素人仕事だったり…。多分、本職のプロデューサーやエンジニアのような人を迎えず、自分達で作ったんじゃないかな? と感じます (マシン・ヘッドからはちゃんとプロデューサーがいそうな気が…)。


その反面、この頃のリッチーの怒りを叩き付けるようなギターはやっぱり凄い。技術的な難易度は高くないのに、聴き入ってしまいます。

私がDPで一番好きなアルバムは "Burn" なのですが、タイトル曲のソロなんて鬼気迫る物がありますよね。アーミングを聴いて「怖い…」と感じたのは後にも先にもこのソロだけです。
返信する
ES335TDCさん (太郎)
2016-07-02 22:56:03
確かに名盤なんでお得でしたねぇ。

この頃レコーディング機材にもしも色々変化、進化があったりして(???)
エンジニアがまだ慣れていなかったとか?ZEPの1stは
まあまあ、良いサウンドですが名盤の2ndは
メンバーも未だ納得の行かないモノらしいですし。
サバスの1stはシンバル音が硬質なんで素人耳にはクリアに聴こえますね。
1年後、ビートルズの企画アルバム「レットイットビー」
(ゲットバックセッション)で最新レコーディング卓が導入された
そんな話を聞いた事があるような・・。(8trだったかなぁ?)
そんな勝手な想像をしております(^^;
1期に「HUSH」のヒットとか有ったので予算は無いとは思わないのですが、
私のリアルタイムでは古くさい衝撃的なサウンドで、
私の中で「インロック」はこのサウンドでなければ!なんてイメージが
頭に取り付いてしまいました(笑)

リッチー特有のエレノミーピッキング的な「BURN」のハモリが
コピーでトチります。
そして「スピードキング」はエディーヴァンヘイレンが登場する迄の間
一番、強烈で過激なアーミングと専門誌に書かれていましたね。
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