ＥＭＧ

８０年代のＬＡのスタジオミュージシャンはこぞって
ＥＭＧをギターに搭載したようですが
写真の私のフェルナンデスの真っ赤なギター・・・・
コレは前オーナーがスティーブルカサーが使用していた
シェクターのモデルを意識したのかな？と思います。

ただ、只でさえ硬質なオールメイプルのストラトシェイプギターに
サウンドの幅が決っている感じのＥＭＧが搭載されているので
とても無機質なサウンドで、まあ、デジタルデコーディングや
ＰＯＤとかのマルチエフェクターには合っていると思います。
が、７年位使ってみてあまり好みではない・・・。
これがマホガニー材に付いていたとかなら別の響きもしているのでしょうが
最近ＥＭＧを搭載したミドルクラスのギターも結構出ていて
私が高校生の時はＥＭＧ１つで２万５千円していたモノが
このギターには3つ（ＥＭＧ８１、ＥＭＧ・ＳＡ×２）が付いていて
単純計算ＥＭＧピックアップ代だけでも７５０００円という
私の結論になります。
それでも、あまり好みでは無かったのかも。
バキバキにメタルだけをやるならまだイメージも違ったのかも知れないです。

ＥＭＧも色んなバリエーションのＰＵをだしてきて
アレキシライホモデルについているＨＺのブースター付き（パッシヴ回路）とか
結構好きでした。


で、今アームを多用する曲（単純にリッチーブラックモア）をやっているので
最近、フロイドローズライセンスドアームの付いた
このフェルナンのギターを引っ張り出しているのですが
このギターをジャンク品状態で購入した時は配線や他の部分の修理を
私のヘタな半田コテ技術で修繕して使えるギターにしたのです。
で、１年半くらい前に９Ｖ電池のソケットが壊れたので
リペア屋さんに持ち込んだのです。
リペア屋さんに「この半田付け、酷いですねぇ・・」と言われたので
半田付けや配線を全てやり直してもらったのです。
そうしたら、音がクリアになったというか、音の分離が良くなった。
キレいに専用の半田で修理して貰うとこうなるんですねぇ。
ただ・・・私のベッタベタな半田付けはサウンドが違うようで
新しく修繕して音の分離が良くはなったのですが
パワーの強いＥＭＧ８１の威力が７０％位に落ちた気がします。
電池も新品のアルカリ電池を入れて、音が良くなったと思っていますが
出ている出力は同じでも、耳に入るサウンドイメージ、
サスティンが落ちた気もします。
まあ、どの部品でも技術が要りますが私のヘタな半田ツケは
意外な副産物があったのかな？とか思ったり・・・。
ただ・・サスティンが、音の減退がチト早くなったのは
悲しい誤算というか・・・何がキッカケで音がいろいろ変わるかは
判りませんしね。