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ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

クリーター(クリエーター)「 Coma of Souls」第一絶頂期

2018年08月13日 | 音楽
初期クリーターのフルアルバム、5作目で一度絶頂を迎えた
総括的アルバムでしょうね。このアルバムはワールドワイドで
流通し、日本の燃えろ!誌とかからもインタビュー受ける事になりました。
あれだけボロクソに叩いた燃えろ誌からですね。
ミレは影響受けたギタリストとしてジューダスプリーストのグレンとKKを挙げています。
(もう雑誌は棄てていまいましたが)

再び、ミレのAHhhhhh-!!!!スクリーミングからスタート
ミレの歌もハイトーンスクリームというか、血管ブチ切れ裏返ってますね。
メインギターリフもスケールに外れるか外れないか
ギリギリ的なお得意技フレーズでカッコ良いですね。
爆走リズム隊もかなりタイトにレコーディングされ
セカンドギタリストに元ソドムのフランクにチェンジした事がかなり
楽曲の色彩を豊かにしていますね。
何だかクリーターのセカンドギタリストは元ソドムが多い気がしますが
今までで一番センスとテクニックを備えたギタリストですね。
プロデューサーは前回同様、LAでランディーバーンズを起用。

各アルバムで変化して行き、バンドのサウンド、そして演奏技術が
どんどん向上していくのが判ります。
この作品は初期クリーターではジューダスプリーストの「ステンドクラス」や
「殺人機械」等、スタイルを一度確立し、頂点を築いた名作ですね。
日本のアウトレイジ的には「ファイナルデイ」の様な立ち位置かしら?


KREATOR - Coma of Souls


此処までのクリーターを聴いて、
ブラック・デスメタル的な3人編成の直線一本なバンドから
見事な起承転結な展開を含み、スラッシュメタルバンドとして
世界的にエクソダス/スレーヤーのゲーリーホルトが言う
「BIG4」では無く「BIG・10」のバンドとして
活躍する事になりますね。
この後、時代背景もあり、シーン全体が大変化しメタル的には
「暗黒の90年代」と言われる様になりクリーターのミレも
ゴシックメタル路線となりますが、21世紀では
しっかり原点復帰の様にドイツを代表するスラッシュメタルバンドとして
君臨しておりますしね。

現在も全く勢いが衰えず、最新作「ゴッドオブバイオレンス」は
ドイツのチャートで1位にランクされ、日本のオリコンランキングになも
6位にチャートインする程ピークを維持しています。
オリジナルメンバーのミレ、ヴェンターと
現ギタリストのサミやベースのクリスチャンと微妙な年齢差があり
それも良いエッセンスとして取り込んで現在のクリーターには
無くてはならない存在となってますしね。
私が初めてクリーターを観た時のドラマーは超一流ドラマー
マルコミンネマンが叩いてヴェンターはモメて離脱していましたが
元サヤに納まっていますし、特にオリジナルメンバー二人の
テンションの高さは何歳迄続くのでしょうねぇ?
最近は同じクリーターと同じテンションなエクソダスも
ライブ後、疲れて寝るそうですが・・・。
ミレはミート&グリートを疲れて欠席したそうですしね。
本番前はジムで鍛えていると。
この年齢になると、こういうエクストリームなサウンドはテンション維持するのが
大変ですし、本当にミュージシャンは体力が無くてはいけません。
最近、もうライブ度ヘロヘロになっている私は見習わなければです。

この「コマオブソウルズ」は初期のブラック・デスメタル路線から
大きく飛躍し、多彩な音楽要素、知識を取り入れ、
ストイックながらも自身のバンドサウンドを追及した
集大成的なアルバムと私は感じますね。

5回連載したクリーター/スラッシュメタルは
一先ず一区切りして、他のアーティストのアルバムチェックに行きたいと思います。
(と言っても、同じジャンルとなりますが)

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お疲れ様でした!! (ぶりぶりざえもん)
2018-08-14 05:26:42
渡した5枚のアルバムコメントありがとうございます!!
1st~2ndまでの、恐ろしいまでのヤケクソ振り、
3rdからの少しは建設的になった音。
4th~5thからは、エピック契約による日本デビュー作。
彼らの遍歴を聴くと段階的にステップUpしてます。
自分は、4th~5thから聴き出したので、
実はKreatorにそれ程入れ込んでる方では
ありません。

ただ、太郎さんの知り合いの方が
今のKreatorは好きじゃないと云った気持ちも
分からないわけでもありません。
メロデスの後追いみたいな感じになってる時が
あるので、そこにもどかしさが感じてしまいます。
(良い作品を出してるのは理解できるけど…)

本音、云いますね。実は最近、CD漁りに
情熱が持てなくなりました。
Sepulturaの3rd~4thを改めて聴いてから、
収集がバカらしく思えるようになり、
その代わり、筋トレに励む時間が多くなりました。

一時的な状態だと思いますが、
正直「これっ!!」と云うアルバムが新譜/中古にも
無いのが現状です。
でも、9月にVoivodの新譜が出るので、
大人しくしています(苦笑)

ダラダラ、書き込んですいません(汗)
熱中症に気をつけてください!!
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2018-08-15 19:59:16
色々ありがとうございました。
ライブでもやる曲多いので予想はしていましたが
初期はまあ、素晴らしいヤケクソ感でしたね。
今のクリーターはサミのセンスをかなり前に出している感じはしますね。
前作はモロにメロデス感を感じました。

そのジャーマンスラッシュメタルバンドのパッチGジャン着ていた人は
かなりコアなスラッシュファンに感じました。

頂いたスラッシュメタル本を田舎に今持ってきて来ていますが
特にスラッシュメタルはパワーメタルやLAメタルと違って、もの凄い復活をしたと思います。
VOIVODの新作が出るんですね!期待できそうですね。

はい、熱中症気味な毎日です。頭痛、吐き気、貧血です。

返信する
キャァァァァ~ッ!!(うれしい悲鳴) (ぶりぶりざえもん)
2018-08-19 01:22:00
スラッシュ「倦怠期」脱出出来そうです!!(笑)

とんでもないモノを見つけてしまいました!!
多分、全国のスラッシュメタル愛好家も
見逃してしまってる存在で、
太郎さんも思わず「ブッたまげて」しまう代物です!!
少し、時間が掛かりますが、
当、ご期待!!
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2018-08-19 12:35:15
あらま、スラッシュ倦怠期脱出ですか。
そんなドンピシャなモノ出会ったのですね。

私、メタルバンド組みましたが、バンド進まず既に倦怠期で
ドラマーのタイプがブラストしたり走りなタイプなので
トラディショナルなHR/HMにするか
スラッシュメタル寄りにするか?曲作りで試行錯誤です。
(メガデスの1st的とか)
スラッシュメタル寄りにするならチューニング下げるの大変ですしで。
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