清華亭は明治13(1880)年に、開拓使の貴賓接待所として建てられた。
翌年、明治天皇行幸の際に休憩所として使用された由緒ある建物。
一見洋風建築に見えますが、内部は洋室と和室がある和洋折衷様式となっている。
玄関入口の上部には、十字形の妻飾りがついている。
外壁は、「下板見張」(したいたみばり)と言って、壁の一枚一枚がはめ込み式に
なっていて隙間風が入らず、寒冷地様式になっている。
創建時の清華亭 所蔵 北大付属図書館
窓には当時の日本建築にはなかった出窓が付いている約16畳の洋間。
天井が非常に高く中央にシャンデリアが付いていますが、当時札幌には
まだ電気がなくローソクでした。
電燈が灯るのは明治24(1891)年のことです。
和室は、15畳の広さがあり日本の伝統的な書院造り。
天皇がお休みになられた記念碑が入口に向かって左側の庭に建っています。
所在地 札幌市北区7条7丁目
電話 011-746-1088
休館日 年末年始(12月29日~1月3日)
観覧時間 9:00~16:00