京の一枚

京都桜シリーズ 大報恩寺千本釈迦堂のおかめ桜


阿亀(おかめ)桜で知られる千本釈迦堂。


夫の危機を救い、夫の名誉を守るために自ら命を絶った妻のおかめ(阿亀)の伝説にちなんで名づけられた桜です。


ソメイヨシノより一足早く見頃を迎えます。






阿亀(おかめ)伝説


「おかめ」は本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻。


高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎた際、枡組で補えば良いと助言して、窮地を救いながらも「専門家でもない女性の知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」と上棟式を迎える前に自害した愛妻「おかめ」の物語が伝わる、全国のおかめ信仰の発祥となっています。


有名な「おかめ」のふくよかな笑顔は明るい人柄を今に伝えています。


悲話の主人公「おかめ」の“助け合う円満な夫婦であり続けたい”という強い思いがお参りする人を応援してくれるのかも知れません。








■アクセス


市バス「上七軒」下車徒歩約3分


■拝観料


境内無料、本堂・霊宝殿600円


■拝観時間


9:00~17:00


■住所


京都市上京区七本松通今出川上ル  

■電話  075-461-5973


■詳しくは:http://www.daihoonji.com/



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