京の一枚

京都 松尾大社・中酉(ちゅうゆう)祭 14日


酒造りの祭で、社務所の裏を御手洗川という渓流が流れておりこの近くに霊泉があります。


酒造家はこの水を酒の水として造り水に混ぜて使います。


一般には延命長寿、よみがえりの水として有名です(松風苑内)。


酒造りの神にちなみ楼門前南側にお酒の資料館もあります。





中酉祭は、「醸造感謝祭」とも呼ばれ、古来より卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に終えるという習わしから生まれた祭りです。






〔酒神の由来〕


松尾大神がなぜ“醸造祖神”として普く世の人々に仰がれ給うのか、諸説有る中、当社の故事によれば…、「神代の昔、八百萬神々が分土山(松尾山)に集い給いて神議りをなされた。


しかし、当時はまだお酒と言うものがなく、そこで松尾大神が付近一帯の山田の米を蒸し、御手洗の泉より涌き出る清らかな水を汲み、一夜にしてお酒をお造りになり、大杉谷の杉の木でこしらえた器で、諸神を饗応せられると、『盡せしな甕の酒を汲上て豊の圓居をするそたのしき』と、諸神等はうたわれ大いに喜ばれ給うた。」とあることに由来するものと言われています。




「曲水の庭」


平安貴族が、雅な遊びを楽しんだ庭を、現代風に表現。


当社は平安期に、東の「賀茂の厳神」に対して西の「松尾の猛霊」と呼ばれ、人々の信仰を集めていました。


どこから眺めても見応えのあるお庭です。




「上古の庭」


この松尾山の北大杉谷という渓谷の頂上近くには、社殿が作られる以前の古代から、当社の神を祀っていたと言われる巨大な岩石磐座(いわくら)があり、この庭は、その磐座を模しています。


庭の奥中央にある二つの巨石が、当社の祭神である男神と女神、周囲の多数の石群がそれに使える諸神達を表しています。


そして一面の丹波笹が、高山の趣を演出しています。


他の庭園に比べてストイックな印象がある分、神秘的です。




「蓬莱の庭」


「蓬莱」とは、不老不死の仙界の事で、その思想は鎌倉時代に最も流行しました。


全体が、羽根を広げた鶴の姿をしているのだとか。










■場 所: 松尾大社


■アクセス: 市バス28「松尾大社前」


阪急「松尾大社」駅


■期 間: 2022年4月14日(木)(※予定)


■時 間: 11時~

■お問合せ: 075-871-5016


■詳細ページ:http://www.matsunoo.or.jp/


*主催者の都合により、予定・内容が変更される場合がありますので事前にご確認お願いいたします。








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