古文書サークルの例会。
「出羽國村山郡臂折村温泉ノ縁起」の読解でした。本日担当のK池氏曰く「初心者にも解り易いよう、かな文字が多く使われている古文書を選んだ」とのこと。いやぁしかし、なかなか難しい。真名文字より假名文字の方が元の字を知らないだけに難しいよね? そう感じた。
肘折温泉の縁起を読みながら、月山登山口だったことから宣伝も巧く、当時は大勢の修験客で賑わっていたこと。宗教上の違い(羽黒山:天台宗、湯殿山:真言宗)から、縁起の解釈が異なる面白さなど、様々な話が聞けたことはなかなか良かった。是非サークルの研修旅行で行きたいものですな。
そういえば、松尾芭蕉が奥の細道で湯殿山を参詣した後、六十里越を通らず、わざわざ月山山頂を行き帰ったのはやはり宗教上のことではなかったか?(庄内のかたち:庄内と芭蕉P71)
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