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引っ越しました。

浅茅が宿

2009-07-25 02:36:59 | 駅舎

さて、今回行ってみたかった場所のひとつに、天北線の飛行場前駅 (仮乗降場) 跡があります。

小さい頃持っていた、(恐らくは鉄道ファンになるきっかけとなった) コロタン文庫「国鉄駅名全百科」という本のグラビアページに、この飛行場前仮乗降場の写真があり、荒れ野の中にぽつんと小さな待合室があるというその画に大変衝撃を受けたのを覚えています。
いつか行ってみたいと思っているうち、天北線は廃線となってしまったため、鉄道で訪れることは叶わぬ夢となってしまいました。
しかし、飛行場前仮乗降場を含む天北線の浜頓別~猿払間は「北オホーツクサイクリングロード」となっており、同仮乗降場のホームも健在との話を聞き、今回訪れることにしました。

はまなす撮影後、札幌駅からスーパー宗谷 1 号で音威子府へ。音威子府からは、天北線の代替バスで浜頓別へ向かいました。

浜頓別バスターミナル
浜頓別バスターミナル

レンタサイクルを借り、クッチャロ湖畔を経由しサイクリングロードへ・・・するとそこには!

熊出没注意

熊 出 没 注 意 !!

・・・さぁ、盛り上がって参りました (苦笑)。どうやら最近出没したという情報は無いみたいなので、気を取り直してサイクリングロードを進みます。
しばらく進むと、駅のホーム跡らしき物が。錆びた駅名標を目を凝らして見てみると「やまがる」とあり、どうやら山軽駅の跡のようです。

山軽駅跡
山軽駅跡

更に進むと、左側が開け、クッチャロ湖が見えてきました。素晴らしい眺めで、天北線現役の頃のビューポイントの一つだったことでしょう。

クッチャロ湖
クッチャロ湖の眺め (浜頓別方向を向いて撮っています)

そして、浜頓別から走ること 1 時間、とうとう飛行場前駅跡に到着しました!

飛行場前駅跡
飛行場前駅跡

あの待合室は既に無く、ホームも熊笹などに覆われ無惨な姿となっていますが、間違い無くあの、(私を鉄道ファンに引き込んだ憎き (笑)) 飛行場前駅でした。ついにやって来た!と、何とも言えない気分でした・・・!!


ひとしきり感動した後は、現実が襲いかかります。時計を見ると、バスの時間まではあと 1 時間弱、レンタサイクルを返し、バスターミナルまで行く時間を考えるとギリギリ・・・!
帰りは脇目も振らず必死に自転車を漕ぎ、レンタサイクルを返却しバス停まで猛ダッシュ! バス停手前で信号待ちをしていたバスに「待ってくれ~」と合図をしつつ、やっとの思いでバスに乗り込みました。しかし、無理が祟ったか、バスの中では貧血気味になってしまい、景色を見るどころではありませんでした・・・(T_T)。次に来る機会があれば、もう少し余裕を持ったスケジュールにしようと心に誓いつつ、稚内へ向かったのでした。
つづく (?)



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