長野の実構造物調査

2017-02-06 11:11:59 | 研究のこと

先週の木曜日から金曜日にかけて、研究室に所属されている社会人の方の実構造物の調査に同行させていただきました。

論文を読むだけで理解した気になっていた事象を実際に自分の目で見るだけでなく、測定もさせていただいた。

現場の方々にはお忙しい中、測定方法や実務の内容についてもご教授していただき本当にありがたい限りです。 お昼には美味しいキタナシュランの食堂もご紹介していただきました。

Yさん、M科長、親方、調査への参加率100%の職人、社会人時代の同期、現場の方々、本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

少しでも現場にてお世話になった方々の役に立てるような研究結果が出せるよう頑張りたいと思います。

 

さらに、修士のときにお世話になった恩師の元上司のMさんが、偶然にも同じ構造物を視察されるタイミングとも重なるという幸運に恵まれました。

夜の懇親会では現場の方々と楽しくお話しさせていただくと同時に、今日の構造物を見て感じたことや自分が判断した劣化の種類などをMさんに話しました。

しかし、Mさんが考えられていた劣化と自分が予想していたものが全く違うことが判明。

さらに、今まではコンクリートの品質が極めて高い現場に数多く触れる機会をいただき、現場の雰囲気が直接コンクリートにも反映されることを薄々気が付いていたのですが、今回のMさんのお話を聞き、「施工時の人の心理状況を考えて構造物を見る」ことの大切さを知りました。

まだコンクリートの打込み時の状況を理解しきれていないこともあり、どこで人は楽をしたがるのか、施工不良を隠したがるのかまでは理解しきれていないのですが、これを機会に人の心理にも着目して現場を見るよう心がけます。

「学」という立場を活かした現場の見方というのも鍛えていきたいと思います。 

 

下の写真は数年間に長野に来た時とは全く違う風景になっていた長野駅前の様子と、夕飯のお蕎麦です。

懇親会で長野ではざるそばを食べるときにつゆではなく、そばそのものに七味をかけることを教えてもらいました。

ちなみに写真は一人で行った蕎麦屋さんなので、かけそばです。

 


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