11月29日は楽しみにしていたパソコン教室の鎌倉ハイキングの日でいつもよりずっと早く朝5時に目が覚めた。朝食後まだ時間がたっぷりあったので般若心経を筆で書き取る。
それからハイキングの支度、持ち物はアクエリアスゼロ・チーズ菓子・飴・タオルを揃え、前日の買い物で少し膝と腰に違和感が有ったので湿布を貼りサポーターとコルセットと付け寒さ対策でヒートテックを着る。靴はトレッキングシューズ、買ってから2回目の使用だ。
家を7時半過ぎに出て8時1分発の電車に乗り北鎌倉へは8時44分に着く。駅に着くと改札口が2つになっている、さてどちらの改札か迷ったのでそこを出ずに待っていると他のクラスの人が現れ二人で時間まで待つことにしたが時間になってっも先生や他のメンバーが現れない、携帯で先生に掛けてみると駅の外から返事が有り合流できた。残念なことに来る筈の二人が事情が有って来ることが出来ず先生と各クラスから一人ずつの4人で出発した。
まず円覚寺の山門をチョット見て中に入らず、そこから建長寺に向かう、お寺までの道になぜか洋食屋さんが眼につきこれが鎌倉?と云う感じを受けた。建長寺に着き入館料を払い大きな山門と鐘楼を眺めつつくぐり新日本名木百選に選ばれている巨大な柏槇(びゃくしん)の樹齢760年に圧倒された。
それから仏殿に入り地蔵菩薩を拝観、仏殿に移りパキスタンから送られた釈迦苦行像を拝む。仏殿の天井には5本指の龍が描かれていた。
この時期に建長寺は円覚寺、浄智寺と共に鎌倉展「円相」が開催されていて幾つかのアート作品を見る事が出来た。そこを出ていよいよ天園ハイキングコースに入るわけだがその前に先生がトレッキング用のステッキを準備して呉れた。これが後になってとても心強い道具だと気付く事になる。まずは半僧坊まではよく整備された道を行くわけだが途中に不思議なオブジェが有り後で調べたら養老孟司氏が中心となって作った虫塚を見つけた。6月4日に毎年虫供養がここで行われてようです。半僧坊までの道は木々の間に色付いたモミジやイチョウが点在しステッキでリズムを取りながらの登りは楽しかった。
半僧坊に近ずくと天狗の群れに出くわす、ここは急坂だがあまり苦にならずに上ることが出来た。
此処からの眺めは天気さえ良ければ富士山も大島も眺めることが出来るのだが生憎の雲り空、十分な展望では無かったものの鎌倉と云う処は緑の丘陵が大部分を占めているのだと改めて思った。
半僧坊を過ぎ大平山までは多少のアップダウンは有るものの普通に歩け、そこから六国峠までは何事もなく到達できた。ここは横浜市金沢区との境だ。
六国峠から鎌倉宮までの道は獅子舞と云う谷筋の道になる、そこを登ってきたハイカーによると「トテモ歩ける所じゃない」と云ってたが彼の靴を見るとそんな風には見えなかったのでそのまま行く事にした。下り初めて直ぐにぬかるみの泥んこ急坂に出くわす、歩いているうちにトレッキングシューズの底の溝に泥が埋まりより滑りやすくなり歩きにくい事限りなし、その道を延々一時間近く歩かされ2度こけそうになった。考えてみると2日ほど前に降った雨の所為で谷筋の道はそう簡単には乾かないものだと再認識した。それでも上を向くと木々の間からカラフルな紅葉を見る事が出来た。中には春先の緑を思わせるようなカエデの葉が美しく輝いて見えた。
やっとの思いで鎌倉宮に到着、バスに乗ろうと時間を調べてる間にバスが出て行ってしまったので鎌倉宮を一巡り、それなりの紅葉でした。
見終わってからバスで鎌倉駅へ、仕立屋と云う和食料理店で新たに3人と合流、そして会食、シラス丼を中心とした季節のおすすめ御膳を頂く、話題は泥んこ道の奮戦記「面白かったよー!」などと話し泥だらけの靴を見せたりして楽しく過ごす。
それから腹ごなしに鶴岡八幡宮へ新しくなった若宮通りを歩いて行く、若宮通りは舗装され広く感じ見通しが良くなっていた。八幡宮の紅葉も素敵でした。
八幡宮を出ようとしたら人だかりがしていて見てみると台湾リスが2匹、人を恐れる様子もなく柵や木の間を飛び回っていた。きっと誰かが餌をやって味を占めたのだろう。
八幡宮を出てから再び若宮通を戻り横浜スフレで有名な豊島屋の洋菓子店舗でお茶をしてから中町通を散策、鎌倉駅で乗車、帰路に着きました。今回のハイキングではステッキがとても重要な役割を果たしてくれて先生には感謝してます。いい経験になりました。またどこかに行きたいです。