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のんびり便り

2009年3月に退職、
その後の日々をランダムに・・・・

万引き家族

2018年07月17日 | 映画

先週、出掛けたついでに相鉄ムービルで映画「万引き家族」を観てきました。いわずと知れた是枝裕和監督の作品、カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを獲得した評判の作品だ。
       

物語は東京の下町の一軒家に祖母、夫婦、息子に娘と5人で住んでいるが、生計は祖母の年金と夫と息子の万引き暮らし、それぞれが何らかの負い目を背負っている。そんな中、ネグレクトに会っている少女を家族の一員として受け入れる。生活は貧しくやっていることはまともでないが彼らは意に介せず楽しそうに暮らし、海水浴なども行ったりして普通の家族ようだったが、祖母が急逝した時、葬儀をするお金が無いので家の地下に埋め、年金は継続して受け取っていた。また息子が万引きが悪い事だと気付き始め、少女が万引きをしようとしたのを止めようとして捕まり、そこから家族全員が血縁関係の全く無い赤の他人だった事が明らかになって一家がバラバラになる話です。

見終わって感じた事は貧困・DV・ネグレクトなど社会の目が充分に届かない処でも人々は生活している事、本当の幸せとは何なのかと考えさせられる映画でした。

 

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スターウォーズ 最後のジェダイ

2017年12月20日 | 映画

久し振りの映画、と云っても今年初めての鑑賞だ。映画は「スターウォーズ・最後のジェダイ」、前回と前々回のスターウォーズには少なからず失望していたが今回の映画はそれなりに面白く鑑賞出来ました。とくに主役の3人、暗黒面に落ちたレイア姫の息子のカイロ・レン、ルーク・スカイウォーカーの下でフォースを学ぶ孤児のレイは共に自身の孤独と弱みに抗いながら戦いに臨み、ルーク・スカイウォーカーは自身の栄光と決別し隠遁生活の中で何が正義の本質なのか迷いつつもレイの指導をするようになる。ストーリーはファーストオーダーと云う暗黒面を支配する組織がレイア姫が率いる反乱軍を殲滅する戦いを描いたものだがテレパシーを使ったカイロ・レンとレイの激しい会話やテレポートして闘いに参加するルークスカイウォーカーが新鮮だった。ある面では孤独と不安、善と悪のバランスなどを反映していてこれ等の事がずっと続くような現代社会を表している様にも思えた。
         

今回の写真はポケットに入れていたデジカメの撮影設定がずれていたので画面が暗くなってしまいました。あしからず。

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沈黙

2017年01月25日 | 映画

映画を見てきました。作品は遠藤周作が1966年に書下ろした小説「沈黙」で13か国語に翻訳されそれにより世界的に評価された作品です。内容は神と信仰(弱者の神・同伴者イエス)について日本のキリシタン弾圧を通して神に問いかける物語でアメリカのマーティン・スコティッシ監督が28年間温め続けて完成させた映画です。
    

この作品は日本の農民が英語を話しているのが奇妙に感じられていて、内容も決して楽しくは無かったが充分に己の心に問いかけるものが有ったように思った。普段の生活の中で祈りとか願いに身をゆだねる事が有るがその先に有る神の様なものに対して誠実に居られるか作品の中で裏切りを繰り返す吉次郎の弱さがよく判る気がした。

なぜこの映画を見に行ったかと云うと40年以上前に遠藤周作の戯曲「薔薇の館」を上演した関係でこの小説を読み篠田正浩監督による同名の映画も観たからです。当時の事は殆ど忘れてしまっていたので思い出すことが難しかった。ただ、遠藤周作と云う作家が洗礼を受ていてそのことに対する自問からこの小説が生まれたように思う。この作品の一連の流れとして最後に仏教やヒンズー教をも含んだ作品「深い河」に至っている。

かなり重い映画を観たので帰りに「薔薇の館」で共演した友人の処によってしばらく話をした。当時の事はお互いに思い出すことが少なかったが遠藤周作の別の面「狐狸庵先生」としての洒脱な作品が面白かった事などそこで2時間ほどおしゃべりをした。その家には昨年から飼い始めた猫が居て名前は「ルナ」といい少し太った様に思った。私にはなかなか近ずいて呉れなかったが結構癒されて帰りました。
    

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スターウォーズ

2016年12月30日 | 映画

先日、ニュースでスターウォーズのレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーさんが飛行機で移動中に心臓発作を起こしその数日後に亡くなったと報じられた。そういえば今年はこの映画があまり話題にならないと思い調べてみたら上映しているのが判ったので相鉄ムービルへ見に行ってきました。去年の話の続きかと思ったら全く違う筋書きなので驚いたし、カットがやたらに多く話の筋がよく判らず戸惑った。また戦闘場面が多くこれはもうジョージルーカスの映画ではなく抒情性のないディズニーバージョンに切り替わって別物の映画になっていた。なにかとても裏切られた感じだった。余り評判にならない理由が判る様な気がした。
    

暮れが押し迫り慌ただしい中、買い物に行くが鶴見川の景色も冬枯れで色彩が乏しく寂しさが寒さと相まって強く感じられる。
    

そんな中で食料以外の買い物、コーナンで部屋干しの為の洗濯用のロープとハンガーを買いました。これは今までの包装用のテープと違いしっかりと貼る事が出来ハンガーもいっぺんに数が干せるので重宝している。もう一つ探していたものはハイキングで先生から借りたステッキが欲しいとダイクマに行ったが無く、トレッサ、ララポートや横浜にまで探しに行ったが値段が高いので買うのを躊躇していた。しかしエスポットの運動具売り場にノルディックポールが 2,451円で売っていたので買いました。使用頻度と自分の老化速度を考えるとこれで充分と思いました。
    

さて今年もあと僅か、今年を振り返ると異常気象に加え腰痛や膝関節の痛みとやたらに不安に襲われ自信のない年になったと感じている。自転車での遠出は5月の相模川位でその代わりに美術館や橋を見に行った事が印象に残ってる。パソコン教室では音楽DVDと写真の加工に夢中になって作ったのがとても楽しかった。テニスと英語に関しては進歩が見られず落ち込むことが多かったが皆さんの心使いが嬉しかった。

最後にブログです。週一で更新するように心掛けているがこの処ネタが尽きてきた感じだが考えてみればブログの為に色々出掛けたりしているので生活の一部として頑張って行けるのだと思う。これも皆様の暖かいコメントに励まされているお蔭だと感謝してます。皆様には良いお年を迎えられることを祈ります。この一年、拙いブログにお付き合い下さり有難う御座いました。

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かぐや姫

2013年11月30日 | 映画

久振りにララポートで映画を見ました。高畑勲監督の「かぐや姫」です。よく知っている物語ですが映画になるとこんなに素晴らしく表現されるものかと驚かされました。
映像は普通のアニメと全然違い日本画や水彩画のタッチで淡い色使いがとてもとても優しく感じられ、ことさらに自然の美しさを強調されていた。またストーリーもかぐや姫の心情をメインに展開し、それを取り巻くおきな夫婦、乳母、求婚者、子供達などの表情も見事に描かれている。何か見ているだけでとても懐かしい感情が沸き起こり、そうだよナ、そうだよナ、と頷きながら見終わった。とにかく記憶に残る映画の一つになりました。
  

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