今年も目黒雅叙園の「和のあかり+百段階段」を見てきました。今年の特徴は昨年と違い光を利用した匠の技やお祭りが多く見られた。
先ずチケットを購入して最初に「柳井きんぎょ提灯」のアーチを抜けエレベーターで3階の入り口へ、靴を脱いで最初の展示室は龍の墨絵だ。龍の絵は迫力が有り、美人画は艶かしさが漂っていた。
次の階は青森ねぶたが3体、見事な作りでした。右側の3枚は6番目の部屋に飾ってある神話の世界の人形と石見神楽のヤマタノオロチ退治です。
3番目の部屋は百鬼夜行図からとったもので何となく親しみやすい妖怪たちがユーモラスに描かれていた。
4番目の部屋は匠の技が光る盛り沢山の展示で最初は可愛らしい人形達です。
その隣は江戸切子やキセル、クリスタルの下駄とガラス工芸の花で目を楽しませてくれた。
さらに日本刀の展示が有りその深い輝きに魅せられた。ずっと昔の若い頃、知り合いの家で匕首を持たせて呉れたました。その時その重さと何とも言えぬスピリテュアルな気持に襲われたことを思い出しました。
この部屋には古い時代の服装と伊達政宗の甲冑(レプリカ)に能衣装が展示されていてその精緻な柄と作りに魅了されました。
5番目の部屋は昨年と同様の和のあかりが展示されて、人気のスポットになっていました。
最後の7番目の部屋には切り絵が壁一面に影絵になって展示され、天井からは沢山の切り絵が吊り下げれれていて最も賑やかな感じで懐かしさを感じました。
階段の部屋を全て観終わって入口に戻るとそこに線香花火が綺麗に並べられていたしビデオで線香花火が映し出されていた。エレベーターを降りて雅叙園のロビーに行ってみるとそこには立佞武多、和紙で作った灯りや秋田の竿灯、仙台の七夕飾り等も見る事が出来た。
最後にロビーから眺めた庭園に出て涼しげな滝を眺めてから帰りました。
この日は日差しも余り強く無く湿気はあるものの会場は思ったほど混み合う事もなく充分に楽しめました。