朝起きたら、SNSを通じて「このレシピ間違っていませんか?」というご指摘をいただいておりました。
こういうことはよくあって、コメントやメッセージで誤植などを教えていただくことがあります。
自分で気づいていなかった箇所を教えていただけるのは、大変ありがたいことなんです。
SNSがない時代だったら、著者が直接、読者の方の声を聞く機会なんて無かったわけで、時代の恩恵ですよ!
さて、今回「間違いでは?」とご指摘いただいたのは、新著「家庭科3だった私が 365日手作り服で暮らしています。」に掲載のテーパードパンツです。
型紙を作ってみたところ、なんだか形がねじれている気がする。このまま縫製したら、歪んだ形になるんじゃないか?
また、自分のサイズでは対応できないレシピなのではないか、というご心配でした。
私以外のサイズでも試作して、「イケる!」と思ったレシピではありますが、体のサイズは人それぞれ。
もしかして、このレシピじゃうまくいかない人もいるのかな、、、と焦りました。
こういう時は、ホント血の気がスーーーっと引いていく。
で、その方のサイズを聞いて、試作してみました。
女性のサイズを聞くなんて、不躾ではありますが、快く教えていただき感謝です!
ご指摘では、脇線の傾斜角度が、前パンツと後ろパンツでちがっているので、実際に縫製したらパンツの形がねじれてしまうのではないか?ということでした。
う〜ん、たしかに。
言われてみればそんな気もします。
でも、いつも私が作っている型紙と大きく違うとは思えない…。
で、作ってみた!
たまたま持っていた布がストライプだったので、よりラインがわかりやすいですね。
さてどうでしょう?
正面から見る限り、ストライプが不自然に歪んだりねじれている感じはしません。
では、横から。
足のラインに対して、脇線はまっすぐ落ちています。
後ろから見ても、ストライプのラインがねじれているということもなく、動いてみても、つっぱったり違和感がある感じもありませんでした。
つまり、その型紙で作っても問題なさそうですよ〜。とお返事いたしました。
しかしながら、「なぜ大丈夫なのか」とか「どのサイズで作っても問題ありません」という具体的かつ論理的な説明ができない。
やっぱり、そこがシロウトなのです。
たくさん試作する中で、理論的な整合性を発見することもあれば、実験の繰り返しでしか辿り着かないレシピもあります。
で、私の場合、後者の方法で作ったレシピの方が多い。
作って着て修正して、を繰り返す、人体実験方式。
そういう、シロウト的な服の作り方をしております。
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家庭科3だった私がワードローブ100%手作り服になりました。 (美人開花シリーズ)
津田 蘭子
ワニブックス
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