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白の作戦と黒の有力な対策。

2012-12-01 12:08:24 | 新布石等

みなさんこんにちは。

「新布石・新手法」のカテゴリーの更新が遅れて申し訳ありませんでした。 


 やっとの更新です。今回はやや長めなので 分割で連載します。



1図

2・4の布石は白の立場で有力な戦略です。進行が想定しやすいので
うまく白の勝ちパターンに持って行くという意識を感じます。

白の作戦はゆっくりした展開を望んでいるので、
黒は白の意図と逆の進行を狙います。

白6では他にも色々ありますが、この場合は高ガカリが多く見られる形なので
この型を徹底研究する事にします。



2図 中国流対策

白の意図は中国流対策です。 6のシマリが黒の模様をけん制にもなっているので
これは白の注文です。なので黒は1図のように黒5とかかるのが自然と思います。



3図 上ツケが有力。

黒1の上ツケが面白いです。 白2のハネなら黒5~9。途中で黒は二段バネもありますが
難しくなるので7のノビがオススメ。

白は焼きもちを焼いて10と殴りこむかもしれませんが、
11までこの戦いは白が好ましくないです。



4図 

なので白は2とツケてきます。黒は7までと打ちます。



5図 黒活発

白1の切りには 黒2とサガリます。3と押さえた時に4と飛ぶのが手筋で5と取れば
以下黒11まで黒優勢。




6図


黒4の時に白5とカケてくれば6のアテを決めた後に出て切る。
以下黒16まで黒良し。



7図

他にも白3のノビの抵抗も考えられます。
白はこの方がマシですが、14まで黒が打ちやすいです。





8図

5~7図では白が好ましくありませんでした。
なので白1と滑ります。

黒は手を抜いて2と連打。ここで白3と切るのは良くないです。

以下黒10まで捨てられて 白1が無駄な手になっています。




9図 新型

白3が狙いの一着でした。

黒は4~8と処理する。
下辺の黒模様がこのくらいの幅なら有力な手法です。

以下黒14まで全体的に互角の進行。

 (黒太田初段 白中国棋士、heibeil氏)







今回はここまでです。

次回もありますので閲覧よろしくお願い致します。











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