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ポジティブな私 ポジ人

お出かけウォーキング

4月1日金曜日、用事があって、またちょっと長めのウォーキングをした。

ミュンヘン大橋を渡るとき、雪のすっかり溶けた橋のバルコニーから、豊平川を見下ろした。
何かいるかな?
白いボディ。カワアイサのオスがすぐ目に入った。メスもいる。
ちょっと遅いお昼ごはんの時間かな。川の中に潜って餌を取っているようだ。時折姿が完全に見えなくなって、やがて川の中から姿を現す。

4月に入ったのにチラチラと雪が降り出し風も強い。ダウンを着てきて良かった。

用事を足し終わって復路。

建物を出ると寒さが身にしみる。
考え事をしながら、黙々と歩いていたら地面に見慣れない奇妙なものが落ちていた。
何だろう?と立ち止まってよくよく見たら、小鳥の足が一本。付け根に茶色っぽい羽毛の塊のようなものが付いていたのでスズメだろうか。可哀想に、カラスの餌食にでもなったのかな。

途中銀行でお金を下ろそうと、すでに3時を過ぎ閉店した銀行へ行った。
ATMのコーナーへ行ってみると4畳半程の閉鎖された空間に3人。3台の機械も入っているので、かなり3人が接近した密な空間。
入るのがためらわれ、自動ドアの外で待った。
万一のことがあったら嫌だからなあー。
出来るだけスピーディーに操作して、店を出た。

あと家まで15分位の所に来た時、杖をついたお婆さんに声をかけられた。
「この辺に吉野家はありませんか」と。

そこら辺りのことは私も不案内だったので、早速スマホで調べてみると、お婆さんの向かっていた逆方向に1件あった。現在地から5条もある。
真っ直ぐ歩いて行けばお店に着くとは思うが、杖をついた足の悪いお婆さんにはかなりの距離だ。

「15分から20分位かかりますよ」と伝えたら、「わかりました」と答えるので、歩く意志がありそうだった。
途中で枝道もありそうだったし、どうせ暇な身だ。お店が見えるところまで、一緒に行こうと思った。

「お忙しいところすみませんねえ」とお婆さんは恐縮していたが「いえいえ、ほんとに暇なので」と真実を伝えておいた。

お話しながら歩いてみると、お婆さんは私と同じ町からやって来ているようだった。
お年を召して、足腰も悪そうで杖も使っていらっしゃるのに、ここまで頑張って来られていることに感服した。

失礼ながら、体格から察すると体重もかなりお有りのご様子。
そのあたりの道は歩道と道路の段差が坂になっており、お婆さんにとっては結構なアップアンドダウンが続き、大変そうだった。できるだけ自分もゆっくり歩き足並みを揃えつつ進んだ。

チラチラ降っていた雪が途中で勢いを増し、4月だというのに一時は吹雪のような状態にまでなった。

一条ずつ目的地に近づいていることを伝えつつ進んでいたら、やはり途中に枝道があった。一瞬自分でもどちらの道へ行ったら良いか迷ったので、つくづく一緒に来て良かったと思った。

あと一条で目的地の住所と言う辺りで、「あのオレンジ色の看板じゃないかしら」とお婆さんが言った。
あまり吉野家を利用したことがない私は確信が持てず、更に一緒に進んで確認した。確かにお婆さんが正しかった。

足元も不安な道だったので、お店にほぼ到着した所でお婆さんとお別れした。

いつの間にか雪は止んで、傾きかけた陽がさし始めた。
来た道をゆっくり引き返しながら、山鼻川橋という橋にさしかかり、橋の下を見てみた。
目を凝らすと、遠くにマガモのカップルが仲良く羽づくろいをしていた。
よく見ようと橋から少し川の近くへ移動し、2羽の様子をこっそり眺めて和ませてもらった。

やがてミュンヘン大橋に差しかかると、川面に一瞬白い翼が見えた。
出発した時とは反対側の橋の南側のバルコニーから下を見下ろすと、鳥の姿は無かった。
けれどもずっと鳴き声が聞こえるので、川面や側の木の枝を見回したがなかなか見つからなかった。
諦め気分で真下に見える川の中洲に目を下ろすと、そこにセキレイがいた。
私が見つけると、それを待っていたかの様にすぐに飛び立って行った。
見つけられて良かった。

すごく長いウォーキングになった。
ちょっと疲れたー。16,823歩。
ダウンを着ていても、すっかり体が冷え切って帰宅した。

大雪の今年、屋根の雪下ろしをしていない建物から、何日間も雪解け水が落ち続けている。通るたびに、滝みたいだ。

桜もまだまだ花芽が出たばかり。

これが北国の春。



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