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Syslog of Sysmin

なんちゃってシステム管理人の仕事をすることになったSysminのmessagesです。
情報セキュアドを受験すっかな。

割込みって?

2005-03-26 22:56:44 | 情報処理試験 午前
アイテックの公開模擬テストの午前とH15年の問1(両方ともシステム管理)にあった用語で割込みと言うのがあったので復習です。

割込みとは、プログラムの実行を中断させて、別のプログラムを実行し、そのプログラムの実行が終了すると、再び元のプログラムの中断していた直後から、実行を再開させるという仕組みです。

割込みの種類として以下があります。

■外部割込み
オペレータによる呼び出し、タイマ割込み

■機械チェック割込み
装置異常、命令や指令の誤動作、電源異常など

■プログラム割込み
0による除算、プログラム領域外へのアクセス、オーバフローなど

■入出力割込み
入出力の終了

■SVC割込み
入出力命令の実行

ウォームスタンバイシステムって?

2005-03-24 01:02:06 | 情報処理試験 午前
アイテックの公開模擬テストの午前(システム管理)にあった用語でウォームスタンバイシステムというのがありました。Sysmin的には、あまり聞きなれない用語でした。その他、問題的に選択肢に含まれそうなものをあげてみました。

■ウォームスタンバイシステム
待機系のシステムはOSを立ち上げているが、オンライン処理のプログラムはロードされていない状態で待機し、現用系に障害が発生した場合は、すみやかに待機系に切り替えて処理を続行する。

■ホットスタンバイシステム
待機系のシステムに現用系のオンライン処理プログラムをロードして待機させておき,現用系に障害が発生した場合は、即時に待機系に切り替えて処理を続行する。

■コールドスタンバイシステム
同じ構成のシステムを二重に用意し、主系を動作させ待機系は動作させずに待機状態にしておき、主系に障害が発生すると待機系が立ち上がり処理を切り替える。

■デュアルシステム
同じ処理を行うシステムを二重に用意し、処理結果を照合することで処理の正しさを確認する。どちらかのシステムに障害が発生した場合は、縮退運転によって処理を継続する。

■デュプレックスシステム
オンライン処理を行う現用系と、バッチ処理などを行いながら待機させる待機系システムを用意し、現用系に障害が発生した場合は、待機系に切り替えオンライン処理を再起動する。

ベンチマークって?

2005-03-23 16:03:01 | 情報処理試験 午前
アイテックの公開模擬テストとH15年の問7(両方ともシステム管理)で出題されたベンチマークテストについて意味や種類を調べてみました。

コンピュータのハードウエアやソフトウエアの処理性能を測定するための試験で、試験用に作成されたソフトウエアを実行して、そのレスポンスタイムを計測し、製品間の比較を行ったりします。

以下、ベンチマークテストと言ってもいろいろありますが、TPC以外はCPUの処理性能を評価するものです。よって問題文にCPU以外のものも評価するようなニュアンスの記述があった場合は、TPCを選択しましょう。

■TPC:Transaction Pricessing Performance Council ティーピーシーと読みます。
業界団体によって策定されたコンピュータシステムの性能評価法で、トランザクション処理システムの性能評価します。
・TPC-x:xについてはA、B、Cなどいろいろあります。

■SPEC:Standard Performance Envaluation Corporation スペックと読みます。
コンピュータシステムの実環境での実行速度を測定、公表する中立の非営利団体です。
・SPECint:intは整数演算を表し、整数演算の性能を評価します。
・SPECfp:fpは浮動小数点演算を表し、浮動小数点演算の性能を評価します。

■Dhrystone
整数演算と文字列処理の性能を評価します。

■Linpack リンパックと読みます。
米テネシー大学のJack J. Dongarra博士らが開発した性能計測法で、浮動少数点演算の性能を評価します。

性能評価に関連する用語として以下があります。

■ギブソンミックスとコマーシャルミックス
プログラムの実行時間を測定してコンピュータの処理性能を調べる際、使用される命令を組み合わせでを命令ミックスと言います。

科学技術演算の性能を調べるののとしてギブソンミックスがあります。
事務、会計などの処理性能を調べるものとしてコマーシャルミックスがあります。

ACID特性って?

2005-03-21 21:19:02 | 情報処理試験 午前
アイテックの公開模試午前(システム管理)の問題にACID特性について出題があったので復習です。

・Atomicity:原子性
トランザクションの全てのタスクを実行するか全く実行しないかのどちらかであることをDBMSが保証すること。一言でいうと、結果が成功か失敗のどちらかになります。

・Consistency:一貫性
トランザクションの開始時と終了時にデータベースの整合性が保たれていること。一言でいうと、矛盾のない状態です。

・Isolation:独立性
アプリケーションが何らかの処理を行う際に他の処理から完全に隔離されるようにすること。一言でいうと、他のトランザクションから影響を受けないことです。

・Durability:永続性
ユーザが一度成功したことの通知をうけるとトランザクションはいつまでも残るものとなり、取り消されないことを保証するということ。一言でいうと、結果を永久に保証することです。

このAtomicity、Consistency、Isolation、Durabilityの頭文字をとってACIDいいます。んー復習になったぞ。


ISO/IEC 15408って?

2005-03-20 22:32:47 | 情報処理試験 午前
アイテックの公開模試午前(システム管理)の出題でIT製品のセキュリティに関する設計や実装を評価するための国際基準についての問題がありました。

これに該当する国際基準がISO 15408です。

IT製品やセキュリティ機器にセキュリティ対策を施す際に、セキュリティ機能を共通化しセキュリティ機能要件を定義します。またそれを実装するための保証要件を定義しなければなりません。

ISO ×××と言う用語がいくつか出題されているので、きちんと区別できないといけませんね。

ISO/UIEC 9126の評価指標について

2005-03-01 11:11:23 | 情報処理試験 午前
テクニカルエンジニア(システム管理)H14の午前問題にあった用語です。
こういう問題はどうも苦手なので、ちゃんと調べて克服するかぁ。

ソフトウエアに関しての国際標準化で製品品質を評価するものがISO/IEC 9126です。
で、以下のような6つの品質特性を定義しています。


■機能性:ユーザ要求を満足する一連の機能
  合目的性:仕事を実現する機能の集合の存在
  正確性:正しい結果、効果が得られる
  相互運用性:特定システムと相互作用する能力
  標準適合性:規格、用法、法律、法規の尊守
  セキュリティ:不正アクセスの排除能力

■信頼性:一定の期間・条件下での所定性能維持能力
  成熟性:潜在障害の低率さ
  障害許容性:障害発生時の所定性能維持能力
  回復性:障害復旧、データ回復の容易性

■使用性:使い勝手によさ
  理解性:論理的概念、適用の分かりやすさ
  習得性:実運用の習得しやすさ
  運用性:実運用、運用管理のしやすさ

■効率性:一定条件下での性能・資源効率
  時間効率性:応答時間、処理時間、処理能力
  資源効率性:資源の量、使用時間

■保守性:変更のしやすさ
  解析性:障害や改訂の対象個所の識別容易性
  変更性:実際の改訂、障害除去のしやすさ
  安定性:改訂時の予期せぬ影響の出にくさ
  試験性:改訂時の妥当性検証のしやすさ

■移植性:別環境への移しやすさ
  環境適応性:想定外作業無しに移植できる可能性
  設置性:設置に必要な労力の小ささ
  規格適合性:移植に関する規約、規格の尊守度
  置換性:他ソフトへの置き換えやすさ