2019年6月3日 日々の映像(今日からここにアップします)
中高年引きこもり60万人が動機となる事件
内閣府の調査によると、15歳から39歳の若年層の引きこもりが、54万人、40歳以上の引きこもりが61万人とのことである。引きこもりを抱える家庭の緊張感は、ただならぬものがある。15年間のNPO活動で、引きこもりを抱える家庭の悲惨さを何度も遭遇した。
一番強い印象に残っているのは、引きこもりの長男が、両親・妹など暴力で家庭を支配している事例もあった。
以下の事件の通り、引きこもり男が仕事促した母の頭殴り妹を刺すなどの事件が起きている。こんな事件は、いつでも起こり得るのである。
エリート中のエリートの家庭で事件が起こった。
東京・練馬区で44歳の息子が包丁で刺されて死亡し、農林水産省の元事務次官の父親が逮捕された事件。父親が息子から日常的に暴力を受けていたとみられることがわかった。
この事件は、1日午後、東京・練馬区の住宅で熊沢英一郎さんが胸などを包丁で刺されて死亡し、父親で農林水産省の元事務次官・熊沢英昭容疑者が殺人未遂の疑いで逮捕されたもの。警視庁の調べに対し、熊沢容疑者は容疑を認めているという。
引きこもりの当事者に共通していることは、話し合う相手がいないことである。
2003年8月17日から、1000回癒しの森と題する短文エッセイを書いた。当時も引きこもり問題があった。2003年8月25日次のエッセイを記述する。
エッセイ 癒しの森の短歌 語りあう友
語り合える友がいるかどうか、人生にとっては重要なことである。自殺を決行するような人でも、語る友がいれば自殺はしないという。その理由は、話を聞いてやるだけで、その人の心の負担は半分になるのだ。
心が落ち込んでいると、話す友がいないような錯覚に陥るものだ。今は幸いメールという文明の利器がある。心が落ち込んでいる人がいたら、私にメールを送って下さい。お役に立つこともあるかもしれない。
喜びも 悲しみ共に 語り合う 友よ何処と 想う時あり
引きこもり男、仕事促した母の頭殴る…妹を刺す
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190601-OYT1T50155/
逮捕の元事務次官の男「身の危険を感じる」
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20190602-00000255-nnn-soci
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