野田総理の決断を評価すべきだ

　批判だけではどうにもならない。野田総理の決断を評価すべき面があると思う。毎日新聞の社説の一部を引用したい。
「国民注視の中、異例の解散宣言だった。野田佳彦首相は１４日の党首討論で、あす１６日に衆院を解散する考えを表明した。民主党内には依然、早期解散に反対する声が渦巻いているが、首相は年内総選挙に突き進む覚悟とみられる。私たちは首相の決断をまず高く評価したい」。
　読売も次のように評価している。
「内閣支持率が低迷しており、次期衆院選では、民主党の大敗も予想される。首相があえて解散・総選挙を断行することは、見識ある、重い決断と評価できる」
自民党の安倍晋三総裁と野田総理との党首討論を総べ見ていた国民は、安倍晋三総裁より、野田総理の方が格上だと感じた人が多いと思う。少なくともＴＰＰの関連で、財界が今まで通り自民党を全面的に支持することはないだろう。維新の会など第3グル―プの勢力状況で、民主が負ければ自公政権というような単純な構図は無いだろう


資料
社説：衆院、１６日解散へ―「異常な選挙」の自覚もて　朝日
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
社説:「１６日解散」表明　首相の決断を評価する　毎日
http://mainichi.jp/opinion/news/20121115k0000m070111000c.html
社説：衆院解散表明　首相の重い決断を支持する（11月15日付・読売社説）
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20121114-OYT1T01521.htm
社説：国民に信を問うときが来た　日経
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO48440120V11C12A1EA1000/