春になってプロスポーツが盛んになる。
うちはケーブルテレビなのでゴルフも野球もチャンネルが多い。
夫はテレビを占領している間、スポーツ嫌いの私がジャマなんで
「 早よ２階へ行って写経しておいで。写経が読んでるよ」と言う。
写経って・・・・
私のブログをからかってそう言ってるのだけど、あまりにドンピシャの言葉で驚いた。
そのとうりだなあ、そうだなあ、ブログって現代の写経ともいえるなあ・・・。
書き続けることで自分の心を癒したり静めたり、祀(まつ)ったり鎮魂したいものが
あるのかな。
本来は人に見せない日記を書き続け、人の目にさらしているのは、自分の日常を何か
誰かに差し出して、そうして共感や助けを呼んでるのかな。
毎日のお弁当だったり、ペットだったり、手作り作品だったり、老親や障がいを持つ
子供の介護や成長だったり、美しいもの可愛いもの落涙したり怒ったりするブログが
いっぱいあるけれど、みんなみんな自分のがんばらずにはおれない執着心をネットの
世界に解き放ってナムアミダとかって言ってるのと同じなのだ。
ところで、以前たぬさんがコメントに書かれていた、佐村河内守(さむらごうちまもる)
さんが先日テレビで紹介されていた。
この人は音楽家でありながら中途で失聴者になられベートーベンになぞらえて語られ
ている事は知識としてあったけれど、ここまで病魔に害されているとは。
大量の薬を飲み続けていないと立って歩くこともできず、部屋を四つん這いで異動さ
れる姿は気の毒などという程度のものではない。生殺しみたいな世界だ。
交響曲hiroshimaや震災レクイエムを作曲されているけど、この人の仕事ぶりは自分の
墓石に自分で名を刻んでいるようにさえ見える。
この人の作品を評価賞賛する時、この人の運命全体も肯定しなくてはいけないのかな。
深い精神世界に生きて人々の魂の救済や浄化の音楽を作っていると言えるのだろうが、
この人自身は全然救われていないように思われてしかたない。
魚座海王星時代ってこの人みたいな、またこれまで以上の犠牲者を差し出さなくては
許されないのかな。
その上でないと私達の幸せや喜びが成り立たないのかなってちょっと考えさせられた。
写経もいろいろある。
ほんとの写経はやったことがないけど。
追記
今２０１４年３月です。上の記事について、まあ・・・詐欺師だったわけですね。
私は何人か障害のある人や難病の人を知っていますが、みなさんとても明るくて、
それに反してこの人は気持悪～っと思った次第。でも差別みたいではっきりと書けないし。
でも、今度から思った通りに書くことにしましたよっ！！
今日も訪れて下さってありがとうございます。
