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コブの越え方

昨日のブログに関連した話。

コブの越え方の奥深さ(?)に感動した事と、上手く出来ない悔しさもあって色々考えていた。

ブランコを漕ぐイメージって言われたけど、ブランコを漕ぐ時は、ブランコが大きく揺れるように自然に身体を動かしているよな~。

このポイントで膝を曲げて、このポイントで押し出して、あとは力を抜いて…なんて誰も教えないし、考えなくても身体が自然に動く。(はず?)
でもそれは子供だったからかな?
大人になってから初めてやったら漕げなかったりして。

自転車でコブを上手く超える時に、前に進ます事だけを考えても、ブランコのように自然に動いてくれない。

そこで、色々教えて貰って、ここで伸びてここで縮んでここで押して…と考えながらやっていると、身体が固まって出来なくて、ワケわからなくなってくる。

今回は、言語のイメージ化と、技術を細分化した練習の大切さを改めて感じた。

例えば「脚で押す」というのが解らなかった。

壁を脚で押すとして、普通は曲げた膝を伸ばしながら蹴る感じをイメージするかもしれないけど、なんとなく膝を曲げたまま上体を被せて押す感じをイメージしてしまった。

するとやってる事が全く違ってきてしまう。

考えずに出来てしまっている人にとっては、「脚で押す」は解っても、出来ない人にはそれがどういう事か解らない。

例えば、ベンチプレスが出来ない人に胸に力を入れてとか、胸を意識してといっても、それがどういう事か解らないように。

言葉じゃなくて、イメージが出来るようになって、身体の動きに繋がるし、たまたま身体の動きが出来てしまって、ああこういう事かと解る時もある。

で、コブ越えの奥の深さは、行う動作のタイミングにズレがあるという事。
これがやり易い動作ではない。

動作として、自然に出来るもの(歩くときは左右交互に手足が出る、とか全身を縮める、全身を伸ばすなど)は考えなくても出来る。

それが、上半身は伸ばして下半身は縮めて、とか、右手で三角形△を書きながら左手で四角形□を書くとかなると、初めは考えないと出来なくなる。

動作が複雑になればなる程、反復練習が必要になって、その動きを身体が覚えて、頭で考えなくても出来るようになった時に、自分の物になるのだと思う。

今回も、色んな事を一度にやろうとすると混乱するので、手だけ、脚だけ、という感じで単純な動きをマスターした上で複合していくように教えてもらった。

スポーツの場面では、何でもすぐに出来てしまい人もいれば、時間がかかる人もいる。

個人差はあるにせよ、その習得の仕方(やらせ方)と、やろうとする気持ち(やらせようとする気持ち)が非常に大切な事は確かだと思う。

あ~、何を書きたいのか解らなくなってきたし、難しい話になってゴメンナサイ。

また、コブに挑戦したい!

コブじゃなくても、色んな場面でこういう事が出来てない気がするので、マウンテンバイク選手として、やらなければならない事はまだまだ山積みです。

コメント一覧

山スキー様、正にそのとおりですね。
山スキーさんは、さすが教えのツボを心得ていらっしゃる~。
またお願いします~。

平スポ様、貴重な映像ありがとうございます。
正にこの感じですね。
脚はぺタリングしてないだけで、実はすご~く使ってるんですよね。
スタートの‘振り’は、ちょっとビックリでした!
山スキーヤー
動作を教えたり、習うのは奥深いですね。

ちなみに、スキーのコーチングで感心したことがあります。

①1回で教えるのはひとつの事だけ
②褒める(出来なくても怒らない)
③フェイクで教える

最初のは、スキーに限らず、一度にいろんなことを言われても、習う側はアップアップですね。動作の問題を解きほぐして、ひとつひとつ習うのがよいようです。

二番目の”褒める”もただでさえ習う側の劣等感には必要ですね。

三番目は、足のポジションを直すのに、そこのことを説明するより、「手を振って」と教えたほうが、人間の動作の動きのなかで、足のポジションが直るということです。これは本当に動作に関する観察と考察がないと教えられませんね。

PS 年末の宿泊ではお世話になりました。
  また、滑りましょう!
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