なんか疲れた

Bullshit, crap, whatever you want to call it.

前島密翁

2005-09-05 | Weblog
 郵政事業を明治4年に創設した前島密翁の墓所が横須賀市芦名の浄楽寺にある。国道134号沿いに石碑が見える。
 皮肉にも横須賀市出身の小泉総理率いる自民党が、郵政民営化を断行しようとしている。私には見かけ上の公務員数を減らすことだけが目的のように見えてならない。実は郵便事業は黒字で税金は投入されていないそうだ。それどころか、郵政事業の利益の半分は国庫に納められているらしい。国の財政を立て直すために郵政民営化が役立つのだろうか?どうもそうは思えない。
 5年ほど前に郵政民営化に失敗したときは、平成12年から国立研究所等の狙いやすい所を独立行政法人化した。金が絡んでないから抵抗勢力が少なくて楽だったのだ。そして国立大学も今年度から独立行政法人化された。是が非でも国家公務員の数を減らしたいのだろう。国立研究所での研究は、たとえ産業に不利益となっても長期的スパンで公的な利益を求めるための物が多い。例えば環境問題に関する研究が良い例だ。エコを売り物にする企業もあるが、基本的に工業的活動は何らかの環境破壊を伴うものだ。こういった事業は公的機関でないと基本的に出来ない。民間企業が自分の首を絞めてまで環境問題に取り組む訳がない。
 そもそも税金の無駄遣いは、国家公務員の給料よりも、公共工事等の大規模な出費の方がよほど問題である。削るべきところを間違っていると思う。これでは、ゼネコン等業界からの圧力があるのでは無かろうかと詮索してしまう。公務員数削減の中身が、どうしても筋が通らない。意味がわからない。
 民間企業は利潤追求が「本業」である。郵便事業の民営化は、国民の利益となるサービスの向上をもたらすのか。前島密翁は今の状況をどう見るだろうか。

そもそも自民党と公明党の連立政権ってなんなんだ?創価学会じゃないか。



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