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雀の手箱

折々の記録と墨彩画

はつ夏のころ

2015年04月28日 | すずめの百踊り


 暮れてゆく春の名残りを惜しむ間もなく、季節はすでにはつ夏へと急ぎ足です。今年は例年より少し藤の開花が早かったようです。もう、急な階段を上る吉祥寺はもちろんのこと、浄光寺の藤も無理なので、以前の写真で藤の甘い香りを懐かしみ、揺れる花房を眺めています。

 牡丹の妖艶もいささか圧倒される思いがしていますが、何とか形にと試行錯誤しています。蕪村の句を抱いて、まだイメージしている姿とは違っていますので、落款も押せずにいます。








 曾孫の初節句で、愛らしい姿に元気をもらっています。何枚か描いた中からどれを送ろうかと迷っています。賛も何としたものかと。






  金の色ははじくようで、地塗りした臙脂との重なりも、さなきだに迷いの筆が見苦しくなっています。ご寛容のほどを。





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2 コメント

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立夏 ()
2015-05-06 10:51:42
ふくら雀さん こんにちは
 ふじの花房に春を惜しみつつ、 さいたまは晴天つづきで鯉のぼりが元気に泳ぎました。愛らしい曾孫さんへのプレゼントすてきですね。
 妖艶な牡丹の、花弁の重なりがきれいで、品があります。 例会の作品とはひと味ちがいました。 はずむ心が載っているからですね。
2枚目は シルクのように光沢のある花びらで、家の牡丹とおなじです。 全く雰囲気が変わりました。挑戦し続ける雀さんに勇気をいただきます。
 夫が管理する家の牡丹は、ことしは貧弱なものしか咲きませんでした。こちらで花王に出会えて幸せです。 ありがとうございます。
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牡丹 (ふくら雀)
2015-05-06 14:45:25
閻魔大王の口から吐き出されたかのような激しくも悲しい牡丹に憧れますが、憧れはやはり憧れのようです。
挑戦したくなる牡丹ですが何年たっても満足できないでいます。

富貴な花の気品とどう折り合いをつけるかは、素人にも格好の勉強素材ですね。とっくに花は散ってしまったのにしつこくまだ描いています。
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