
暮れてゆく春の名残りを惜しむ間もなく、季節はすでにはつ夏へと急ぎ足です。今年は例年より少し藤の開花が早かったようです。もう、急な階段を上る吉祥寺はもちろんのこと、浄光寺の藤も無理なので、以前の写真で藤の甘い香りを懐かしみ、揺れる花房を眺めています。
牡丹の妖艶もいささか圧倒される思いがしていますが、何とか形にと試行錯誤しています。蕪村の句を抱いて、まだイメージしている姿とは違っていますので、落款も押せずにいます。


曾孫の初節句で、愛らしい姿に元気をもらっています。何枚か描いた中からどれを送ろうかと迷っています。賛も何としたものかと。


金の色ははじくようで、地塗りした臙脂との重なりも、さなきだに迷いの筆が見苦しくなっています。ご寛容のほどを。
ふじの花房に春を惜しみつつ、 さいたまは晴天つづきで鯉のぼりが元気に泳ぎました。愛らしい曾孫さんへのプレゼントすてきですね。
妖艶な牡丹の、花弁の重なりがきれいで、品があります。 例会の作品とはひと味ちがいました。 はずむ心が載っているからですね。
2枚目は シルクのように光沢のある花びらで、家の牡丹とおなじです。 全く雰囲気が変わりました。挑戦し続ける雀さんに勇気をいただきます。
夫が管理する家の牡丹は、ことしは貧弱なものしか咲きませんでした。こちらで花王に出会えて幸せです。 ありがとうございます。
挑戦したくなる牡丹ですが何年たっても満足できないでいます。
富貴な花の気品とどう折り合いをつけるかは、素人にも格好の勉強素材ですね。とっくに花は散ってしまったのにしつこくまだ描いています。