2011 俳句（「亀甲羽熊」）

『信じてる』亀甲羽熊咲きにけり　 　　　(平成25年10月)

《キッコウハグマ》

　　　　　　　

2010 俳句（「吊花」）

吊花や少女の頃の味噌つ滓　　　　　 　　　(平成25年10月)

《ツリバナ》

2009 俳句（ペガサス）

ペガサスを独り見ながら吸ふ煙草　 　　　(平成25年10月)

2008 俳句（吾亦紅）

道端に山と苅られし吾亦紅　　　　 　　　(平成25年10月)

2007 俳句（梅擬）

たわわなり向こう三軒梅擬　　　　 　　　(平成25年10月)

2006 俳句（紅葉狩）

年老いし参加者のみの紅葉狩　　　 　　　(平成25年10月)

2005 俳句（すずろ寒む）

ためにする議論の果てのすずろ寒む　　(平成25年10月)

2004 俳句（「枯れ始む」）

枯れ始めても直立の名無し草　　　　　　　(平成25年10月)

2003 俳句（身に入む）

カトリックにあらねどチャント身に沁む　　(平成25年10月)

2002 俳句（山粧ふ）

粧ふ山蝦夷の末裔睥睨す　　　　 　　　(平成25年10月)

2001 俳句（秋嶺）

しゅうれい　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　や　　　ま
秋嶺やかつて東洋一の鉱山　　　 　　　(平成25年10月)

2000 俳句（黄葉）

午後四時の日射しの中の黄葉かな　 　　　(平成25年10月)

1999 俳句（あららぎの実）

あららぎの実をもう一つ口の中　　　　　　　　(平成25年9月)

1998 俳句（秋）

秋に死す死んでみせると言いもせで　 　　(平成25年10月)

1997 俳句（吾亦紅）

吾亦紅いつしか消えて夕明かり　 　　　(平成25年10月)