スズログ

すずのおでかけ日記
おいしいものも食べに行くよ!

シャンボールのパンの秘密 コゲパン

2009-10-16 22:30:00 | 北陸
ボクはコゲパン
でもね、まえはくずパンでした。
「くずパンください。いぬにあげるのよ。」
そうボクはくずパンです。
でもボクもパンです。
こむぎことみずでできたパンです。

サンドイッチさんは、きょうもにんきもの。
「しろくて、やわらかくって、しっとり。
どんなぐにもあうし、おいしいー。」
それにくらべてボクったら。
「おかあさん。みみはかたいからきらい。たべてよ~~。」



でもね、ときどきボクをだいすきといってくれるこもいる。
しろいみをたべたあと、のこったボクをぐるぐるまきにして
「かたつむりさんだー」
といってたべてくれる。
ちょっぴりめがまわるけど
ボクはうれしい。

(いつかボクもパンやさんのたなにならびたいなー。)

ボクはいつもこころのなかでそうおもっていました。
でもね、なまえからして「くずパン」
ボクはくずなのかなー。
ボクはいらないパンなのかなー。
ボクは、なんでうまれてきたのかな。

ボクがおみせのそとでないてると
「くずパン、いまにおまえをおいしくて、りっぱなしょうひんにしてやるからな。だからなくなよー。」
いちろうさんがいいました。
いちろうさんは古川パンのてんちょうさん。いつもおいしいパンをやいています。



「くずパン、おまえがいるからおいしいサンドイッチができるんだよ。」
「そうよ。わたしは、あなたのかりかりとしたしょくかんがスキだなぁー。それにこうばいしいしね。」
とおくさんのまみさんもいってくれました。

ボクはうれしい。
ボクは、ちょっとだけじぶんがスキなりました。
こんなきもちははじめてでした。
そのひのよるボクはゆめをみました。
こどもも、おとなもみんなボクをおいしい!といってたべているゆめ。

あさ、めをさますと、ボクはくろざとうとバターのふくをきていました。ボクが
「黒糖コゲパン」になったしゅんかんでした。
「うまい!!」
かまのそとでいちろうさんとまみさんがボクをたべていました。



ボクはもうくずパンではないのです。
「黒糖コゲパンはあなたじゃなきゃね。」
まみさんがにっこりわらいながらやさしくボクをつつんでくれました。
ボクはみみだよ。でもくずじゃないよ。
「黒糖コゲパン」だよ。

くずパンくんは、いまでは
黒糖コゲパンそしてしっかりおみせにならべられ
ほうらね、すこしてれくさそうにわらっています。



ラウンジでゆっくりしてたら、シャンボールの秘密がわかったよ!

店長とまみさんがパンの気持ちをわかってるからなんだね~!!


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2 コメント

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黒糖コゲパン (jun)
2009-10-17 07:24:09
黒糖コゲパンくんのお話、じ~んとしましたよ。
すずちゃん、ご紹介ありがとう。
店長さんとまみさん、すてきな方なんですね。
食べてみたいな、黒糖コゲパン。
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Unknown (すず)
2009-10-17 21:45:04
junさん、こんにちは!

いい話でしょ~

店長ファミリーは元気いっぱい、素敵なファミリーだよ!

それにひとつひとつ、パンへの愛情もいっぱい。

黒糖コゲパン、おいしいよ~
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