練馬の『世界』を読む会、3月例会の報告
練馬の『世界』を読む会、3月例会が、3月21日(木)、午後1時から、光が丘図書館・視聴覚室で開かれました。参加は、8名でした。例によって、甘い物とホットコーヒーが準備されました。桜餅の桜の葉の調達が難しくて、今回は市販の葉で葉は残すようにということでした。江田島のネーブルのお土産つきでした。
今月のテーマは
・沢田大樹「自己保身という政治刷新」
・鈴木康弘「能登半島地震と活断層
・田中洋子「低賃金社会はなぜ続くのか」
・高橋哲哉「ショアーからナクバへ、世界への責任」
以上の4本でした。
第一テーマの沢田大樹「自己保身という政治刷新」では、これら全ての問題が安倍政治に責任がある問題だ、ということ。メディアは、その共犯性を反省しなければならないことの指摘などが、印象に残りました。
第二テーマの鈴木康弘「能登半島地震と活断層」では、地震学者は大事な指摘をしているが、政府などの関連企業や機関への忖度が問題の大元にあるということ。それから題名が斜めに書かれていることの意味が指摘されました。
第三テーマの田中洋子「低賃金社会はなぜ続くのか」では、ドイツとの違いは大いに伝えられるべき事だ。外資系の会社で、日本人が有給休暇を取らないこと、病休に充ててしまうことなどがおかしいと指摘されたことなどが話されました。
ドイツには非正規はいないこと。この低賃金社会は政府の政策で作られたものだということ、など。
第四テーマの高橋哲哉の「ショアーからナクバへ、世界への責任」では、植民地主義という概念が重要で、日本人の中には植民地主義という感覚がないのは問題だ、などと話されました。
◎ 練馬の『世界』を読む会、4月例会 の予定
●日 時 4月18日(木) 午後1時~4時
※ 第三木曜日が定例です。
●場 所 光が丘図書館・会議室
●持ち物 雑誌『世界』4月号
○共通テーマ
・「なぜトランプなのか」 遠藤乾×渡辺将人×三牧聖子
・「「新冷戦」か混沌か」 李鍾元×益尾知佐子
・「人権は「身近で小さな場所」から始まる」 江島晶子
・「なかったことにされてきた声から」清水奈名子×吉田千亜
● 連絡先 須山 suyaman50@gmail.com
