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ちょっとしたメモです。

2006Jリーグ ディビジョン1 第7節 第2日 アビスパ福岡戦

2006年04月23日 | 試合
諦めない男・闘莉王 値千金のゴール


2006Jリーグ ディビジョン1 第7節 第2日 アビスパ福岡戦

日時:2006年4月9日 15:04キックオフ 場所:東平尾公園博多の森球技場


天候:曇り 気温:20 ℃ 観衆:21545人


審判:主審:松尾一 副審:安食 弘幸 犬飼 一郎第4の審判:小川 直仁


アビスパ福岡 Team 浦和レッズ


0 Score 1

4-5-1 Formation 3-5-2

スターティングメンバー

GK (1)水谷 雄一  (23)都築 龍太 GK

DF (22)中村 北斗 (2)坪井 慶介 DF

DF (19)長野 聡 (4)田中 マルクス闘莉王 DF

DF (5)千代反田 充 (20)堀之内 聖 DF

DF (2)宮本 亨 (6)山田 暢久 MF

MF (8)ホベルト (17)長谷部 誠 MF

MF (26)城後 寿 (13)鈴木 啓太 MF

MF (27)田中 佑昌 (8)三都主 アレサンドロ MF

MF (10)久藤 清一 (18)小野 伸二 MF

MF (9)薮田 光教  (10)ポンテ FW

FW (20)林 祐征  (21)ワシントン FW


サブメンバー

GK (16)神山 竜一  (1)山岸 範宏 GK

DF (4)金古 聖司 (19)内舘 秀樹 DF

DF (24)平島 崇 (7)酒井 友之 MF

MF (11)山形 恭平 (14)平川 忠亮 MF

MF (13)松下 裕樹 (12)黒部 光昭 FW

MF (15)吉村 光示 (30)岡野 雅行 FW

FW (18)有光 亮太 (34)エスクデロ FW


≪得点≫
福岡:なし
浦和:後半44分/闘莉王

≪交代≫

福岡:後半21分/FW林→DF平島 後半31分/MF久藤→FW有光 後半44分/MF城後→DF金古
浦和:後半15分/MF小野→DF内舘 後半38分/FWワシントン→MF黒部 後半38分/MFポンテ→FW岡野
 
≪警告≫
福岡:前半16分/千代反田 前半39分/長野 後半41分/薮田
浦和:後半29分/山田 後半33分/ポンテ












J1・第7節。アウェーで行われたアビスパ福岡戦は0対0で迎えた後半ロスタイムに闘莉王が決め、浦和が競り勝った。これで浦和は勝ち点を17に伸ばし、暫定首位となったガンバ大阪を上回って首位を堅持した。なお、浦和レッズは今週水曜日に同じ福岡とナビスコカップ予選第2戦を戦い、15日土曜日は埼玉スタジアム2002でリーグ第8節・京都戦を迎える。ハードな日程は続く。






超満員2100人に膨れ上がった博多の森。遠く福岡へ集結。アウェースタンドを埋め尽くしサポーターの祈りが届いたかのようなドラマチックな試合展開となった。
15時04分、キックオフ。序盤から仕掛ける浦和。前半1分、早くもゴールという場面もあった。
1トップのワシントンにボールを集め、ポンテがボールを裁きながら、攻撃の形を作った。絶好調のアレックスは何度も相手陣内を深くえぐった。
福岡も負けじと、軸になるワシントン、ポンテには人数をかけ、囲んでしまい、ボールを持つとサイドの裏側に向け、ロングボール。カウンターを仕掛けた。
浦和は前半20分を過ぎると、攻撃に拍車がかかる。24分右サイド・山田が中央のワシントン。落としたボールを小野がシュート。25分にも小野→アレックス→右・山田そして中央・ワシントンとゴールに襲い掛かるが、惜しくも決まらなかった。





また前半39分、右斜め45度の位置からアレックスがFKのチャンスを得て、蹴ったが、GK水谷の好セーブで得点ならず。前半だけで10本のシュートを打ちながら、無得点で前半を折り返した。
ハーフタイム中、ブッフバルト監督から「後半は積極的にシュートを打とう」とハーフタイムで指示を受け、ピッチに出た選手たち。序盤は前半同様、攻め立てたが、攻め疲れからか、単純なミスが多くなり、福岡を勢いつかせてしまった。福岡・林、久藤、田中が再三にわたり、浦和陣内を攻め込むも、相手のシュートミスや闘莉王の身体を張った守備で危機を回避。小野を下げ、内舘を投入。長谷部をトップ下に据え、もう一度攻撃の形を作ろうとしたが、福岡の勢いは止まらず、シュートさえ打てなくなっていた。残り少なくなった後半37分。ポンテ・ワシントンを下げて、黒部と岡野を投入。何度もチャンスを作りながらも、あと一歩。





そんな後半ロスタイム。右サイドの岡野がドリブルをしかけ侵入。クロスを上げたところに闘莉王が頭で押し込み、決勝点。誰もが引き分けを覚悟しただけに値千金の一発となった。
博多の空に「WE ARE REDS」コールが轟いた。
打てども打てども、決まらなかったゴール。今日の主役は、守備では身体を張り、何度も相手とぶつかり、攻撃では最後まで諦めなかった男・闘莉王となった。



ブッフバルト監督会見

ロスタイムになってゴールが決まったので、頭の中を整理しなければならない。今日の試合の入り方はよかった、チャンスはあったが、活かせなかった。しかし、ある時間帯では単純なパスミス、また簡単に相手にボールを奪われるミスが続いた。そのため、相手に「いけるぞ」と思わせてしまった。そのことには満足していない。前半の展開を考えれば、得点が入ってもおかしくなかった。後半、福岡は前めにきたので、スペースができ、我々はそのスペースを突けた。また相手の攻撃にもしっかりプレスをかけられた。試合自体を支配できた。総合的に言って、今日の勝利は妥当なものだった。





選手のプレーにも満足している。人間は毎回100%の力を出せるものではないもの。そのなかでも全力を尽くしてくれた。アウェーの試合で1引き分け3勝の成績に満足している。今日は、内舘、大変短い時間だったが、黒部、岡野が動き回ってくれた。また最後まで得点を諦めずなかった闘莉王を今日は特に褒め称えたい。

アビスパ福岡戦を振り返って ~選手コメント~

選手コメント

≪山田 暢久≫
サイドを使おうと意識してやった。あとはフィニッシュだけ。ペナルティエリアからどんどん打とうとした。途中トップ下に入ったが、皆疲れていたし、動いて相手を崩そうとした。相手の守備はなかなか固く、ゴールは難しい。決定機にはしっかり入れないとダメ。時間的にもギリギリのところでの得点。引き分けでもおかしくなかった。

≪闘莉王≫
首位になることを意識せず、福岡に勝つ事を目標にやった、力が出せてよかった。名古屋戦同様、レッズ相手となると引きぎみに来る。大変やりづらいし、これからもこんな試合が続くだろう。しかし、どんな試合にも勝たなくてはいけない。前半、ペース良かったがゴールはなく流れが変ってしまった。トップのワシントンにもボールが届かず、はさまれていた。
今日の結果が勝ちか引き分けで全然違う。選手たちのモチベーションも違ってくる。





≪岡野雅行≫
ずっとベンチから見ていて、簡単に勝負してクロスを上げることを考えた。たまたま今回はうまくいった。福岡は嫌な相手。1対1が強く、体を張ってくる。難しい試合。負けてもおかしくなかった。時計を見たら、あと8分。右サイドが空いていたし、左サイドも疲れていた。とにかく、自分にボールを出してくれと要求した。ペナルティエリア内に3人揃っているのに、センタリングができず、クロスを上げることだけを考えた。名古屋戦では、ベンチからもはずれ、「今のメンバーだと出番が来ないな」と思っていた。今日ので少しは良いアピールになると思う。





≪坪井慶介≫
相手が引いてくるのは予想通りの展開。しかし、全員が集中を切らさなかった結果。引いてきた相手に勝てたことは自信になる。(水曜日のナビスコカップについて)同じ相手との連戦はやりにくい。コンディションを整えてテンポよくボールを動かせばいい。

≪堀之内聖≫
予想通りに相手が引いてきた。なかなか固かった。FW林は高さがあったし、しっかり味方に落として、カウンターにつないだので、やりずらかった。最後は闘莉王が決めてくれてよかった。

≪内舘秀樹≫
両チームともチャンスが作れず、リズムを作れなかった。自分が入った時には、セカンドボールをしっかり拾おうと意識した。0対0のままで終わりたくなかったし、最後まで勝ちを信じていた。これからも同じような試合が続く。次の(今週水曜日の)ナビスコはホームだし、違う雰囲気でプレーできる。





≪アレックス≫
こちらの流れで攻めていたのに、得点が決まらず自分達で難しくしてしまった。諦めない姿勢で戦った結果、今日の勝ち点3は自信につながる。ナビスコもホームに戻って、勝ち点3を獲りたい。引いた相手にはサイド攻撃が有効なことは今日の試合でも証明できた。
ここ6,7試合で一番出来ていることは攻守の切り替え。たとえ、ボールを獲られても全員が戻って体を張って守っている。負ける気はしないし、だから今日は勝てたと思う。前半でチャンスを決めていれば、もっとラクだった。

≪長谷部誠≫
勝ち点3を獲れたことが1番良かった。点が入る雰囲気がなく、セットプレーで決めれたらと思っていた。今日は交代で入ってくれた選手が頑張ってくれ、結果につなげるチャンスを作ってくれた。そして闘莉王もゴールした。今日はチーム全体で勝てた。
























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