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ちょっとしたメモです。

ワシ&永井が決めた!さいたまダービー制す!

2007年09月10日 | 試合
2006J1リーグ 第22節 大宮アルディージャ

日時:2006年9月10日 19:04キックオフ 場所:埼玉スタジアム2002


天候:晴れ 気温28度   観衆:23386人


審判:主審:吉田 寿光  副審: 相良 亨 木島 栄  第4の審判:西尾 英朗


大宮アルディージャ Team 浦和レッズ


0 Score 2

4-4-2 Formation 3-5-2

スターティングメンバー

GK (20)荒谷弘樹 (1)山岸 範宏 GK

DF (18)西村 卓朗 (20)堀之内 聖  DF

DF (13)平岡 靖成 (4)田中 マルクス闘莉王 DF

DF (4)トニーニョ (2)坪井 慶介 DF

DF (5)冨田 大介 (14)平川 忠亮 MF

MF (6)ディビッドソン 純マーカス (17)長谷部 誠 MF

MF (19)片岡 洋介 (7)酒井 友之 MF

MF (32)小林 慶行 (8)三都主アレサンドロ MF

MF (16)久永 辰徳 (6)山田 暢久 MF

FW (9)吉原 宏太 (21)ワシントン FW

FW (14)森田 浩史 (9)永井 雄一郎 FW


サブメンバー

GK (21)江角 浩司 (23)都築 龍太 GK

DF (3)三上 和良 (5)ネネ DF

DF (22)波戸 康広 (19)内舘 秀樹 DF

MF (15)斉藤 雅人 (16)相馬 崇人 MF

MF (24)橋本 早十 (10)ポンテ MF

MF (29)アリソン (11)田中 達也 FW

FW (30)桜井 直人 (30)岡野 雅行 FW


≪得点≫ 
浦和:浦和:前半44分・ワシントン 後半44分・永井雄一郎
大宮:なし 

≪交代≫
浦和:後半17分/MF山田→MFポンテ 
   後半26分/MFアレックス→MF相馬
   後半36分/FWワシントン→DF内舘

大宮:後半14分/FW森田→FW桜井
   後半26分/FW吉原→FWアリソン
   後半30分/MF久永→MF橋本

≪警告≫
浦和:前半29分/永井
大宮:前半9分/久永 後半17分/ トニーニョ 後半36分/橋本

日中の最高気温が34度と真夏を思わせる暑さ。キックオフの時間になっても、暑さはひかない。大宮・ホームで行われた今回のさいたまダービー。チケット完売と言うこともあり、3万5000人のサポーター詰めかけた。
注目のメンバーは今日31歳の誕生日を迎えた山田が5試合ぶりに先発。ポンテはリーグ戦第12節・鹿島戦以来、4ヶ月ぶりの帯同。ネネは昨年のアウェーのセレッソ大阪戦以来、実に11ヶ月ぶりの帯同。気になる代表組は山岸・闘莉王・坪井・長谷部・アレックスの5人が先発。田中達也はベンチスタート。酒井がリーグ戦今年初先発となった。
一方、大宮だが、日本代表の小林大悟はベンチ入りしていないものの、元・浦和所属のGK荒谷、DF西村、そして曲者・桜井。また新加入のFWアリソンの名前が並んだ。
ダービーへの意気込みはサポーターも高く、レッズ側スタンドには選手入場時に赤に白地の「URAWA」の文字が浮かび上がり、選手の士気を高めた。



ロスタイム ワシと永井のアベック弾 

さて、前半、大宮が最終ラインと中盤を狭くしたため、レッズは攻撃させてもらえなかった。最終ライン・闘莉王からのロングフィードも相手の出足の早さで攻撃の芽を摘まれ、中盤では大宮の身体を張った守備で攻めのリズムを作れずにいた。また3人がかりでのワシントン封じに手を焼いた。
それでも前半17分に、距離20mのアレックス・FKは惜しくもポストを叩き、30分には右サイド・永井から中央ワシントンがヘディングシュート。これを大宮GK荒谷が片手一本でセーブされた。膠着状態が続いた両チームだが、43分、44分には大宮・FW吉原に決定的な場面を許してしまった。
しかし、ロスタイム。オーバーラップした酒井のシュートをGK荒谷がブロック。このこぼれ球をワシントンが押し込んで、先制。1対0で折り返した。

攻守にわたって活躍の酒井



後半、1点を追う大宮が攻勢に出た。5分に小林慶行のミドルシュート。6分にはコーナーからディビッドソン・純マーカスのヘッド。13分には左・森田→中央・吉原のシュート。レッズキラーの桜井と26分、スピードでかき回す新加入・アリソンが投入。大宮が畳み掛けた。だが4試合、失点が続いたレッズ守備陣はひと味違った。代表組の坪井はスピードで闘莉王は高さとパワーで相手を圧倒。特に今シーズン初先発の酒井は「まだまだ満足できない」と話したが、要所要所で顔を出し、攻撃の芽を粘り強く摘んだ。
これに応えて、後半ロスタイム、相馬→ポンテとつないで、最後は永井が個人技で抜け出し、ゴール。大宮の息の根を止め、2対0の完封勝利。順位は3位をキープ。首位ガンバ大阪と勝ち点3でピッタリ追尾している。攻撃サッカーの売りのレッズだが、今日は守備の粘り勝ちといった試合だった。



「なんとなく」という落とし穴

しかし、今日もなんとなく勝ってしまった試合であった。合流したばかりの代表組。小野・鈴木の出場停止があった。前後半それぞれロスタイムでのゴールは戦う姿勢の現われであり評価できる。だが、最終的にワシントン任せは否めず、スッキリとしない勝ち方だった。
先日、相馬は「今のレッズは強いチームになりきれない。安定さがない」と苦言を呈した。この不安定さは「なんとなく勝っている」はつながっているように思える。勝ち点3を取ることは大事。しかし、結果オーライの雰囲気は非常に危うい。




今後はシュートの精度を高めたい ~ブッフバルト監督~

我々は大分戦で負けて、今節を迎えた。そして昨日、上位チームが勝ったことで、我々は勝つしかなかった。
前半、プレスがかかっていたし、いいサッカーができた。残念なのは1点しか取れなかったことだが、選手達の動きには満足している。
後半、前半同様ゴールを狙っていたが、大宮は前半以上にアグレッシブに攻めてきた。我々のミスもあるが簡単にマイボールを渡してしまった。
あの時点で試合がどうなるかわからなくなった。今日は勝ち点3が取れたことに満足しなければならない。あと、失点0で終わったのも大きい。今後はチャンスをしっかり決められるようにシュートの精度を高めたい。





酒井について:
非常によかった。ワシントンのアシストと言ってもいい。積極的に打ったおかげだ。守備に関しても1対1で勝ち、相手にはしっかり寄せることもできた。酒井は練習でも非常に良いパフォーマンスを見せたので、そのままの成果が出た。



選手コメント

≪山岸範宏≫
大宮は前半から守備のブロックを作り、浦和のパスの出どころを抑えてきた。僕らとしては厳しかった。(守備では)後半、大宮に攻められた時によりコンパクトな守備が出来れば良かった。大宮の新加入のアリソンはすき間に入ってくるのがうまい選手で、形によってはPKになってしまう可能性もあった。今日は完封できたが、それは後からついてくるもの。勝ち点3取れたことが大事。ゴールは2点ともロスタイムだが、良い時間に決まった。

≪田中マルクス闘莉王≫
前半は選手も動き、ボールも動き、理想的なビルドアップから、相手のセンターバックの前でボールを持つことができた。





ラストパスの精度の悪さやドリブルが伸びてしまうなどのことはあったが、前半は良かった。守備でもピンチは1回だけだと思う。ただ、(日本代表との連戦で)いっぱいいっぱいだった(苦笑)。時差の影響であまり寝ることができなかったから、体が動かなかった。(鈴木)啓太の出場停止の影響?それはない。酒井が啓太の出場停止を感じさせない動きをしてくれたから。後半は後ろも前も動いていなくて、中盤も苦しかったと思う。酒井は今日のMVPと言ってもいい。(先制点につながる酒井の)シュートは良かった。酒井は本当にゴール前までの動きが良い選手だ。いけると思った。後半はクリアしても拾われる状況だったが、1点取られる気はしなかった。攻められても大丈夫だ、と。もっと全体でキープできれば良かった。課題になりましたね。(自分にとっては)久々に次の試合まで1週間の時間があるので、しっかりと修正したい。理想的なビルドアップ?それは今日で言えば、ヤマ(山田)と永井が前を向いて攻撃できるようなボールを出すこと。それが大事だと思っていた。そこから外にさばいてくれれば、もっと攻撃の幅が広がると思う。久々の無失点。(身体的な疲れがあったので)今日は失点されたら落ち込んでいたと思う。ツボ(坪井)もホリ(堀之内)も最後まで集中していた。本当に良かった。





≪堀之内聖≫
後半は奪っても前でボールを回すことができなくて、流れをきることができなかった。もっとボールを奪ってから自分たちのリズムで組み立てられれば良かった。ラインについては引いて守る時もあるから、終始、引きすぎたことが悪いとは思わない。だけど、もっとシュートで終われていれば、しっかりと態勢を整えることもできたのではないか。とにかく守備としては無失点で勝てて良かった。上位チームの結果は関係ない。僕らはとにかく勝ち続けるだけなんだから。そういう意味で、今日は勝てて良かった。

≪坪井慶介≫
厳しい試合だったが、結果的に良かった。調整時間は短かったが、しっかりとコンディションを整えることができた。代表でのプレーもレッズに生かされると思う。(今日は)体を張った守備もできたし、チームとしてのディフェンスもできて、良かった。





≪酒井友之≫
前線に残っていたら、闘莉王がうまい具合に裏へパスを出してくれた。試合前から積極的に打っていこうと思っていたので、結果的にゴールに繋がったのだと思う。守備で意識した点はディフェンスラインの前、バイタルエリアにスペースを与えない事。相手は流動的に動いてきたが、もっとスペースを埋めることができたはず。自分の出来には満足していない。先発も途中出場もほとんどなかったので、90分出ることができて良かった。久々の先発なので、1番にチームに迷惑をかけないようにプレーしようと考えていた。そこからここ数試合、最初に点を入れられていたので、そこだけは与えないように守備面で意識していた。

≪永井雄一郎≫
もう少し決めるところを決めていれば、楽に戦えていた。自分も含めて大きなチャンスを外してしまい、試合を苦しくさせていた。でも、シュートを外した悔しさを忘れずにプレーできたのが、最後につながったと思う。今日はワシントンとの2トップだったので、彼の近いところでプレーしたいと思っていた。前半は攻撃のリズムが良かったと思う。もっとシュートを打って終われていれば良かったが。今の浦和レッズは個性の強い選手が多く、それぞれに武器を持っている。今日のように多少、メンバーが代わっても問題はない。





≪ワシントン≫
ゴールの場面は闘莉王からのロングボールを酒井が受けてシュートを打った。それをGKが弾いて、そのこぼれ球を自分が拾い、あとはGKの動きをよく見て決めるだけだった。前半はヤマ(山田)と永井がサポートしてくれたおかげでチャンスが多かったが、それをモノにできなかった。本来ならば、2、3点取れて良かったと思う。後半は全体が下がりすぎた。プレッシャーをかけられて苦しかった。

≪相馬崇人≫
ベンチを見れば豪華メンバーだったので、自分は出れないと思っていた。実際は出場することが出来たんだけど、ピッチに立ったのが、おしこまれていた時間帯だったので、リズムがつかめないまま、引いて守備に時間を割くことが多くなってしまった。前半はシュートで終われれば、何か起こりそうな感じがあった。友ちゃん(酒井友之)みたいな形で。そう思っていたので、守備に時間を割く中でも攻撃参加した時にはラストパスをしっかりと送ろう、そうすれば入ると考えていた。それは前の試合などでロビーと話していたこと。ただ出来なくて…、まだまだ課題ですね。





≪ポンテ≫
久しぶりの試合で入りづらかった。こういったことは試合をこなすうちに解消されるもの。今日、大事なのはチームが勝ったこと。自分も2得点に絡めたし、チームにも貢献できたが、最後のは永井の個人技でのゴールだ。僕のプレーはちょっとしたスパイスのようなもの。それにしても、今日はゲームに出た達成感があった。

≪内舘秀樹≫
全体に疲れが出ていたが、失点せずに終わること、そして最後にダメ押しゴールを決めることができて良かった。前半は動きを見て「すぐに点を取れるだろうな」と思って見ていたが、なかなか入らず、終わり間際に取れたので、まぁまぁの出来という感じ。自分が入ることでゲーム全体を落ち着かせられればと思っていた。でも、自分のところにボールが入ってこなくて、(落ち着かせることは)なかなか出来なかった。厳しい試合になったが、2対0で勝てて良かった。代表選手は連戦の中、大変だったと思う。その中でトップの2チームに離されないよう、今は内容よりも結果だ。



(´・▽・`) ホッ
よかった。勝ったー


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