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ちょっとしたメモです。

浦和、首位堅守 千葉に価値ある一勝

2007年10月07日 | 試合
2006Jリーグディビジョン1 第26節 ジェフ千葉戦

日時:2006年10月07日 15:04キックオフ 場所:埼玉スタジアム2002


天候:晴れ 気温:23℃ 観衆:48378人


審判:主審:岡田 正義 副審:伊藤 力喜雄 犬飼 一郎 第4の審判:長田 和久


浦和レッズ Team ジェフ千葉


2 Score 0

3-5-2 Formation 3-6-1

スターティングメンバー

GK (1)山岸 範宏 (30)岡本 昌弘 GK

DF (20)堀之内 聖 (4)水本 裕貴 DF

DF (4)田中 マルクス闘莉王 (5)ストヤノフ DF

DF (5)ネネ (24)結城 耕造 DF

MF (14)平川 忠亮 (16)山岸 智 MF

MF (13)鈴木 啓太 (7)佐藤 勇人 MF

MF (17)長谷部 誠 (6)阿部 勇樹 MF

MF (8)三都主 アレサンドロ (2)坂本 將貴 MF

MF (6)山田 暢久 (22)羽生 直剛 MF

FW (10)ポンテ (9)クルプニコビッチ MF

FW (21)ワシントン (18)巻 誠一郎 FW


サブメンバー

GK (23)都築 龍太 (40)黒河 貴矢 GK

DF (19)内舘 秀樹 (3)斎藤 大輔 DF

MF (16)相馬 崇人 (8)水野 晃樹 MF

MF (7)酒井 友之 (15)中島 浩司 MF

MF (18)小野 伸二 (20)工藤 浩平 MF

FW (11)田中 達也 (23)楽山 孝志 MF

FW (30)岡野 雅行 (11)要田 勇一 FW


≪得点≫
浦和:前半17分・ワシントン 後半13分・闘莉王
千葉:なし

≪交代≫
浦和:後半14分/FWポンテ→FW田中達也 
   後半18分/DF闘莉王→DF内舘
   後半40分/MF山田→MF小野
千葉:ハーフタイム/MFクルプニコビッチ→MF水野

≪警告≫
浦和:前半12分・ポンテ 後半28分・田中 
千葉:前半16分・ストヤノフ 後半19分・水野 
   試合終了後・ストヤノフ   
    
≪退場≫
千葉:前半16分・ストヤノフ

天高くレッズ肥ゆる秋 

得失点差1で首位のレッズは千葉に2対0で勝利。勝ち点58とし首位堅守。また同じ時刻に行われた磐田対ガンバ大阪は3対2で磐田が勝ったため、浦和は2位・ガンバ大阪と勝ち点3をつけ、頭ひとつ抜け出した。
次節、浦和は駒場スタジアムでアビスパ福岡戦。福岡は残留のため、ひとつも勝たなくてはならない試合。今節、福岡は鹿島に2対1で競り勝っており、油断ならない相手だ。

なお次節、ポンテは累積警告のため、出場停止。



ワシントンのPKで先制!! 

坪井の離脱、闘莉王のケガなどがあり、心配された最終ラインは堀之内、強行出場した闘莉王。そしておよそ1年ぶりにネネが登場。前線にも変化が。ワシントンの1トップにポンテと今、絶好調の山田が控える布陣。田中達也・小野伸二が控え。永井はベンチを外れた。
助っ人外国人選手、今シーズン初のそろい踏みとなった。
さて、試合だが序盤は両者にらみ合いのような展開。中盤でボールを奪うも、ボランチ・最終ラインからの早いチェックで攻撃の芽を摘みあい、決定機が作れなかった。それでも13分には右・ポンテのクロスをゴール前、アレックスがGKと1対1の場面を作った。そしてその4分後、ワシントンがペナルティエリア内で倒され、PKのチャンス。これをワシントンがしっかり決めて先制。
今シーズン18ゴール目を挙げた。またこのPKで千葉・DF結城が退場。千葉は10人での戦いを強いられる。追加点が欲しい浦和。カウンター狙いの千葉の守備に阻まれるも、31分にはドリブルで侵入した山田。続く32分にはポンテのFK、37分にはネネのミドルシュートとたたみ掛け、1点リードで前半折り返し。



魅せた!強行出場の闘莉王

後半、1人少なくなった千葉は水野を投入。この水野を起点として攻撃。立ち上がりから猛攻を仕掛けた。「そうはさせじ」と浦和は後半14分、山田のクロスに、ゴール前で待ち構えた闘莉王がジャンプ一番。ヘディングシュートを決め、待望の2点目を入れた。試合を優勢に進める浦和。25分、平川→中央・達也がシュート。この時、ゴール前で混戦となり、選手同士がもみ合うシーンもあった。意地を見せたい千葉。22分水野→阿部のヘディング。33分、水野→巻とそれぞれ惜しいシュートを放ったが、2本ともゴールマウスに嫌われる。浦和は運も味方となった。
3点目を狙う浦和。ロスタイムになっても手を緩めず、攻め続け、2対0の完封勝利となった。





「お互いを知るチーム同士の対決。それだけに少しのミスも許されなかった試合。しかし、我々は初めの15分で大きなミスを犯してしまった」

これは試合終了後のアマル・オシム監督のコメントだが、今日の試合は「前半のPK」と「退場」で決まってしまった。審判の微妙な判定もあるが、千葉にとっては自滅的な敗戦だった。それでも浦和は貴重な1点を守るのではなく、攻め続け、押し切った。まさに「攻撃は最大の防御」攻撃がうまくいけば、守備だってうまくいくもの。
追加点は闘莉王が挙げたが、ネネ、堀之内もチャンスとみるや積極的な攻撃に参加があるなど、サッカーは好守一体が大事であることを改めて感じた。

およそ1年ぶりの先発フル出場 おめでとうネネ

ブッフバルト監督 ~内容に満足している~

首位に立ったことで、プレッシャーは高くなった。しかし、ホームであるし、いつも以上に勝ちを求められている試合。今日はそんなゲーム運びに心がけた。その結果、15分後にPKと相手選手が1人なるという形となった。その後、リードした状態でボールをキープしチャンスも多くつかめた。もっとゴールが入ってもおかしくなかった。前半は一方的な試合だった。
後半は2点目が獲れてチャンスも増え、3点目、4点目のチャンスがあった。しかし、なかなか入らなかった。そうなると相手は勇気を持って戦ってくる。千葉は時間帯によって10人であることを感じさせないプレーを見せた。特にセットプレーでは大きなチャンスを見せていた。闘莉王が交代した後、空中戦が弱くなったが、それでも勝ち点3を得て、無失点で終われたことには満足している。





Q:失点が少ない理由は?
A:今回は坪井がケガのため欠場し、闘莉王も出場が微妙だった。しかし、そんななかでも選手達は自分達の役割をしっかり理解し、役割を果たしている。DFの選手でも攻撃の機会があれば、攻撃参加する。また上がった時には、啓太、長谷部、平川、アレックスが入れ替わりながら、スペースを埋めている。攻撃同様、守備でも柔軟性をもってプレーできるからだ。


≪キャプテン・山田暢久≫

勝てて良かった。相手が1人少なくなり、落ち着いて試合を運べた。相手は絶対に勝ちたい気持ちを前面に出してくると思っていたので、リードしているとはいえ、我慢も必要だなと感じていた。押し込まれる時間があるのも仕方がないかな、と。アグレッシブだった?今日は前が、ロビー(ポンテ)とワシ(ワシントン)と自分だったから、僕が動くしかないなと思っていた(笑)。今、チームは首位に立っている。この位置は明け渡したくはない。次もしっかりと勝ち点3を重ねる。

≪山岸範宏≫
15分に相手がPKで1人退場になって、そこから数的優位でゲームを運べたと思うが、ただ、前半も後半もチャンスがあったにも関わらず、決めきれなかった。もし、後半の押し込まれた時間でバーに当たったシュートが入っていたら2対1になって相手に勢いが出ていただろう。運にも助けられた部分はある。やっぱり決めるべきところで決めていかないと。次は取ってくれると思う。





≪ワシントン≫
週に数回、練習参加だけだったので、不安を抱えていた。
疲れはあるが、ケガの痛みはない。
今日は(コンディションに不安がある中で)点を取れて良かった。ジェフは強敵。一番そう感じるところは守備がしっかりとしているところ。
難しい試合になると分かっていたが、2対0で勝てて良かった。強いチームに勝って、これで首位キープ。
今週は普通にトレーニングができるだろう。
ホームだし、集中して勝ちたい。福岡は決して弱いチームではない。


ゴール前の集中力にアッパレ!!ワシントン



≪堀之内聖≫
今日は全員、気持ちが入っていた。カウンターで何度かやられたが、前もボールが回っていたので大丈夫だと思っていた。もう少しチャンスを作れれば良かったが。自分の攻撃参加はスカウティングの時から、ヒラ(平川忠亮)と僕の絡みはコンセプトの1つにあった。(鈴木)啓太のパスに反応できなかったのは残念。なかなか追加点が取れなかったが、後ろは失点なしでいこうと耐えた。相手は豊富な運動量を活かしてDFからも上がってきた。リードしているからといって気を抜かないように集中した。こういう場合、人数の多さは如実に出ないと思っていた。闘莉王が抜けて、少し間のびしてしまった。攻守の切り替えも遅れ、ピンチが多かった。誰のせいとかではなく、チーム全体としてもう少し守備の意識をしっかりとしないと。ガンバ大阪が負けたのは聞いた。でも、試合は残っているし、相手は気にせず、勝ち点3を積み重ねるだけ。1戦1戦、しっかりと勝ちたい。





≪田中マルクス闘莉王≫
大事な試合。勝たなくてはならなかったし、どうしても勝ちたかった。決して流れは悪くなかったが、10人で1対0の状態は長かった。ゴールは、ヤマさん(山田暢久)の素晴らしいクロスに合わせるだけだった。(ケガの箇所は)相当、無理をして出場したので、どうなるのかわからない。少し切れているようですし、まずはドクターと相談しながら、決めたい。

≪平川忠亮≫
前半PKで1人多くなり、優位になった。これが大きかった。自分の攻撃参加については、まずはバランスを考えながらチャンスがあればいこうと思っていた。ベンチを含めて、今は誰が出ても違和感なく戦える。そういう意味では90分間を通して、しっかりと戦えた。次もホームなので、浦和レッズらしい攻撃的なサッカーでいきたい。







≪ネネ≫
最初はずっと試合をやっていなかったので、試合のリズムや感覚はどうかなぁと不安はあった。でも、試合が始まってみればうまくいった。相手は強敵・千葉だったので、しっかりと集中しないといけないなと思っていた。勝って良かった。(先制点の場面は)ワシ(ワシントン)が良い形で顔を出しスペースに入ってくれたので、パスを出すだけだった。パス自体も良く、コンビネーションとしては良かったと思う。あとは彼がしっかりと体を使って、相手の前に立ち、シュートへ。相手はどうしようもなくて、引っ張って止めた。それがPKとなり、先制することができた。こうして相手が1人少なくなり、試合のスタートとしては良かった。ただ、先制してからはペースがゆっくりになってしまった。前半もっとチャンスを作れても良かった。後半に入って、再び自分たちのペースでボールが回るようになり、点を取ることができたが、もっと点を取る機会もあった。最後のパスが悪かった。シュートもね。それでも2対0で勝って、首位だし、そういうところから見ればいいと思う。





≪鈴木啓太≫
早い時間帯、相手はPKで1人少なくなり、アドバンテージになって楽に試合が進められた。ボールも動いていたし、メンタル的にも目標を持ってやれたので、疲れはない。千葉は(レッズの)良いところ消してくるので、自分たちからアクションを起こした。それがPKの結果につながった。全部勝てれば優勝できるが、そう簡単にはいかない。先の事は考えず、目の前のひとつひとつの試合を見たい。

≪長谷部誠≫
退場者が出てラッキーだった。やはりジェフは強いチームだし、11人いたら嫌なもの。ただ、数的優位に立ったが、1人1人の運動量は落とさないように意識していた。





≪三都主アレサンドロ≫
千葉はバランスも良いし、良い選手が揃っているチーム。試合中、チャンスは多く作れたが、追加点はもっと獲れたはず。もっと決めなくてはならないが、勝ち点3を獲れたことに満足している。(疲れは)今のところ大丈夫だけど、インドは遠いし、どうでしょうかね…。久しぶりにネネが出場したが、お互いに何をするか分かっているし、やりやすい選手。ネネが出場したということは、さらにポジション争いが激しくなったということ。





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