ここはやはり鬼門だった… 2ヶ月ぶりの敗戦
2006J1リーグ 第29節 ジュビロ磐田
日時:2006年10月28日 14:05キックオフ 場所:ヤマハスタジアム
天候: 晴れ 気温22度 観衆:16162人
審判:主審:高山 啓義 副審:山口 博司 中込 均 第4の審判:村上 伸次
ジュビロ磐田 Team 浦和レッズ
3 Score 2
4-4-2 Formation 3-5-2
スターティングメンバー
GK (1)川口能活 (1)山岸 範宏 GK
DF (33)犬塚 友輔 (2)坪井 慶介 DF
DF (5)田中 誠 (20)堀之内 聖 DF
DF (2)鈴木秀人 (5)ネネ DF
DF (27)上田 康太 (14)平川 忠亮 MF
MF (17)太田 吉彰 (13)鈴木 啓太 MF
MF (8)菊地 直哉 (17)長谷部 誠 MF
MF (25)ファブリシオ (8)三都主アレサンドロ MF
MF (23)福西 崇史 (6)山田 暢久 MF
FW (18)前田 遼一 (18)小野 伸二 FW
FW (22)カレン ロバート (21)ワシントン FW
サブメンバー
GK (31)松井 謙弥 (23)都築 龍太 GK
DF (4)茶野 隆行 (19)内舘 秀樹 DF
DF (20)金 珍圭 (16)相馬 崇人 MF
MF (6)服部 年宏 (7)酒井 友之 MF
MF (28)船谷 圭祐 (30)岡野 雅行 FW
MF (11)西 紀寛 (9)永井 雄一郎 FW
FW (9)中山 雅史 (11)田中 達也 FW
≪得点≫
浦和:後半3分 25分・ワシントン
磐田:前半2分・犬塚友輔 前半6分・カレン ロバート 後半7分・福西 崇史
≪交代≫
浦和:ハーフタイム/DF坪井→MF相馬
後半29分/FW小野→FW永井
後半29分/MFアレックス→FW田中
磐田:後半21分/FWカレンロバート→DF金
後半31分/MF福西→DF服部
後半43分/DF犬塚→DF茶野
≪警告≫
浦和:前半39分/ワシントン 前半18分/ネネ
磐田:前半8分/福西 前半44分/菊池 後半14分/ファブリシオ
後半41分/服部 後半44分/金
出鼻くじかれた序盤
出場停止の闘莉王に代わり、堀之内が中央センターバックに。ケガから復帰の坪井とネネが最終ライン。ケガのポンテに代わり、現在、絶好調の山田。そして広島戦以来7戦ぶりの先発となった小野とのダブル司令塔。ワントップにワシントンが入った。田中達也はベンチスタートとなった。
浦和は出鼻をくじかれた。前半2分、磐田のコーナーキックのチャンス。ニアに飛び込んだDF犬塚が決め、浦和失点。その4分後、6分。磐田・太田がペナルティエリア内に侵入し、シュート。GK山岸がはじいたボールをカレン・ロバートが押し込み、浦和、またも失点。チームに動揺が走る。勢いを増す磐田。特に磐田の太田と犬塚を抑えきれず、後手後手に回り、立て直せない。加えてワシントンへのマークが厳しく攻撃も手詰まり。それでも平川のドリブル突破。山田のシュート、山岸のファインセーブで状況打開を図る。
4-3-3の猛攻実らず
時間の経過とともにファールからのフリーキックでチャンスを広げるレッズ。徐々にシュート数も増え、前半37分には山田のヘディングシュートが決まったと思われたが、惜しくもオフサイド。また序盤の失点が尾を引いているのか、守備陣は相手に簡単にシュートを許してしまう場面もあり、ピリッとしない。
後半、監督は打って出る。坪井に代えて相馬を投入しシステムを4バック。中盤は鈴木・長谷部・小野の3枚。ワシントン・山田・アレックスの3トップにとした4-3-3へシフトチェンジ。攻撃態勢を整えた。後半3分、レッズが反撃ののろしを上げた。ゴール前混戦でワシントンが押し込み、1点差としたが、どうも締まらない。そのわずか4分後、福西にゴールを許し、3失点目。
もう後がないレッズ。山田が、アレックスが、ワシントンが猛襲を仕掛けた。更に、田中達也、永井を投入し、総攻撃態勢に入った。交代直後、後半25分。山田のコーナーキックにワシントンが頭で押し込んで1点差。残り15分。「まだまだいける」レッズ・イレブン、サポーターにそんな雰囲気がみなぎった。しかし、打てども打てども入らない。またレフリーの微妙な判定に集中力を乱された。加えて試合巧者の磐田。DFの選手を投入し、守りを固めてから、カウンター1本の戦術に変更。川口の好セーブも光った。
結果、2対3でレッズ敗戦。大分戦以来、2ヶ月ぶりの黒星となった。やはり、ヤマハスタジアムは鬼門だった…。
2つの敗因 ~ブッフバルト監督~
今日の試合は分析しずらい試合だ。まず敗因だが前半30分、我々にミスが多すぎた。取られてはいけない場所で取られ、セットプレーでは捕まえなくてはいけない選手を捕まえられなかった。これは次の試合までに修正すればよい点である。そしてもうひとつ。
これは我々にはどうにもならない部分である。(前半37分)後ろから飛び出した山田が何故、オフサイドになったのか。また暴力行為が行われても何故、警告のみだったのか。ワールドカップの決勝でさえ、暴力行為にはレッドカードが出たのにも関わらずにだ。
ただ2点リードされ、多くのチャンスを逃したが、我々はファイトし2点取ることができた。引き分けでもよかった試合。見ているサポーターも、監督の私としても非常に良い試合だった。いずれにせよ、首位であることには変りはない。残り5試合、首位を維持したい。
Q:坪井について
A:軽い痛みだったが、怖さはあった。しかし、ひどくはないし楽観視している。
磐田戦を振り返って ~選手コメント~
選手コメント
≪山田暢久≫
2点は自分達のミス。しかし、3点目はリスクを背負っての結果なので、仕方がない。課題の置く残る試合だった。試合の開始から集中する試合をしたい。
≪ワシントン≫
2点取られて難しい試合となった。後半、2得点決めることが出来たが、負けて残念だ。
≪坪井慶介≫
結果についても、自分自身、チームに迷惑をかけたことでも悔しい。痛みは相手と接触する前からあった。練習以上に痛みはでると思っていたが、立ち上がりで思う以上にヒザに負担が掛かった。これ以上、チームの足を引っ張るわけにはいかなかった。残念としか言いようがない。
坪井、無念の前半での交代
≪堀之内聖≫
今日の試合は最初の2失点がすべて。相手の変則的な布陣にマークがズレた。そのズレを相手にうまく突かれた。後半4バックになったが、監督の指示。点を取るしかなかった。今日はDFの出来がすべて。負けは負け。川崎が勝っても首位には変わりない。落ち込んでも仕方がない。気持ちを切り替えて、次の試合へ臨みたい。
≪アレックス≫
相手のやり方に対応するのに時間が掛かりすぎた。誰が誰にどのようにマークするなど、ハッキリできなかった。点は取れたのに、あのような形で3点目を取られたくなかった。
≪小野伸二≫
仕方がない。不運な判定もあった。立ち上がり、バランスが悪くなった。右サイドに入ったが、ゴールに結びつかなかった。
「対応までの時間がかかりすぎた」とアレックス
≪長谷部誠≫
1対2になった時、いける!!と思った。勢いもよかった。けど、3失点目は痛かった。
≪相馬崇人≫
ターゲットが闘莉王だったら、クロスが合わせやすかった。(クロスを)上げるまではうまくいっていたが…。点差に関わらず、自分が入ったら、パスは出さずにドリブルを仕掛けて勝負しようと決めていた。最後、点にならなかったのは残念。シュートを打ったけど、もう少し、縦に勝負してもよかったかもしれない。下との差が詰まってきて、変なプレッシャーがかかると、集中力の欠如で今日のような試合になってしまう。
≪鈴木啓太≫
2失点がすべてだった。DFの仕方で誰がスペースを埋めるのか、もっと周りを良く見て埋める作業をしなければならなかった。
厳しいマークにあった長谷部
2006J1リーグ 第29節 ジュビロ磐田
日時:2006年10月28日 14:05キックオフ 場所:ヤマハスタジアム
天候: 晴れ 気温22度 観衆:16162人
審判:主審:高山 啓義 副審:山口 博司 中込 均 第4の審判:村上 伸次
ジュビロ磐田 Team 浦和レッズ
3 Score 2
4-4-2 Formation 3-5-2
スターティングメンバー
GK (1)川口能活 (1)山岸 範宏 GK
DF (33)犬塚 友輔 (2)坪井 慶介 DF
DF (5)田中 誠 (20)堀之内 聖 DF
DF (2)鈴木秀人 (5)ネネ DF
DF (27)上田 康太 (14)平川 忠亮 MF
MF (17)太田 吉彰 (13)鈴木 啓太 MF
MF (8)菊地 直哉 (17)長谷部 誠 MF
MF (25)ファブリシオ (8)三都主アレサンドロ MF
MF (23)福西 崇史 (6)山田 暢久 MF
FW (18)前田 遼一 (18)小野 伸二 FW
FW (22)カレン ロバート (21)ワシントン FW
サブメンバー
GK (31)松井 謙弥 (23)都築 龍太 GK
DF (4)茶野 隆行 (19)内舘 秀樹 DF
DF (20)金 珍圭 (16)相馬 崇人 MF
MF (6)服部 年宏 (7)酒井 友之 MF
MF (28)船谷 圭祐 (30)岡野 雅行 FW
MF (11)西 紀寛 (9)永井 雄一郎 FW
FW (9)中山 雅史 (11)田中 達也 FW
≪得点≫
浦和:後半3分 25分・ワシントン
磐田:前半2分・犬塚友輔 前半6分・カレン ロバート 後半7分・福西 崇史
≪交代≫
浦和:ハーフタイム/DF坪井→MF相馬
後半29分/FW小野→FW永井
後半29分/MFアレックス→FW田中
磐田:後半21分/FWカレンロバート→DF金
後半31分/MF福西→DF服部
後半43分/DF犬塚→DF茶野
≪警告≫
浦和:前半39分/ワシントン 前半18分/ネネ
磐田:前半8分/福西 前半44分/菊池 後半14分/ファブリシオ
後半41分/服部 後半44分/金
出鼻くじかれた序盤
出場停止の闘莉王に代わり、堀之内が中央センターバックに。ケガから復帰の坪井とネネが最終ライン。ケガのポンテに代わり、現在、絶好調の山田。そして広島戦以来7戦ぶりの先発となった小野とのダブル司令塔。ワントップにワシントンが入った。田中達也はベンチスタートとなった。
浦和は出鼻をくじかれた。前半2分、磐田のコーナーキックのチャンス。ニアに飛び込んだDF犬塚が決め、浦和失点。その4分後、6分。磐田・太田がペナルティエリア内に侵入し、シュート。GK山岸がはじいたボールをカレン・ロバートが押し込み、浦和、またも失点。チームに動揺が走る。勢いを増す磐田。特に磐田の太田と犬塚を抑えきれず、後手後手に回り、立て直せない。加えてワシントンへのマークが厳しく攻撃も手詰まり。それでも平川のドリブル突破。山田のシュート、山岸のファインセーブで状況打開を図る。
4-3-3の猛攻実らず
時間の経過とともにファールからのフリーキックでチャンスを広げるレッズ。徐々にシュート数も増え、前半37分には山田のヘディングシュートが決まったと思われたが、惜しくもオフサイド。また序盤の失点が尾を引いているのか、守備陣は相手に簡単にシュートを許してしまう場面もあり、ピリッとしない。
後半、監督は打って出る。坪井に代えて相馬を投入しシステムを4バック。中盤は鈴木・長谷部・小野の3枚。ワシントン・山田・アレックスの3トップにとした4-3-3へシフトチェンジ。攻撃態勢を整えた。後半3分、レッズが反撃ののろしを上げた。ゴール前混戦でワシントンが押し込み、1点差としたが、どうも締まらない。そのわずか4分後、福西にゴールを許し、3失点目。
もう後がないレッズ。山田が、アレックスが、ワシントンが猛襲を仕掛けた。更に、田中達也、永井を投入し、総攻撃態勢に入った。交代直後、後半25分。山田のコーナーキックにワシントンが頭で押し込んで1点差。残り15分。「まだまだいける」レッズ・イレブン、サポーターにそんな雰囲気がみなぎった。しかし、打てども打てども入らない。またレフリーの微妙な判定に集中力を乱された。加えて試合巧者の磐田。DFの選手を投入し、守りを固めてから、カウンター1本の戦術に変更。川口の好セーブも光った。
結果、2対3でレッズ敗戦。大分戦以来、2ヶ月ぶりの黒星となった。やはり、ヤマハスタジアムは鬼門だった…。
2つの敗因 ~ブッフバルト監督~
今日の試合は分析しずらい試合だ。まず敗因だが前半30分、我々にミスが多すぎた。取られてはいけない場所で取られ、セットプレーでは捕まえなくてはいけない選手を捕まえられなかった。これは次の試合までに修正すればよい点である。そしてもうひとつ。
これは我々にはどうにもならない部分である。(前半37分)後ろから飛び出した山田が何故、オフサイドになったのか。また暴力行為が行われても何故、警告のみだったのか。ワールドカップの決勝でさえ、暴力行為にはレッドカードが出たのにも関わらずにだ。
ただ2点リードされ、多くのチャンスを逃したが、我々はファイトし2点取ることができた。引き分けでもよかった試合。見ているサポーターも、監督の私としても非常に良い試合だった。いずれにせよ、首位であることには変りはない。残り5試合、首位を維持したい。
Q:坪井について
A:軽い痛みだったが、怖さはあった。しかし、ひどくはないし楽観視している。
磐田戦を振り返って ~選手コメント~
選手コメント
≪山田暢久≫
2点は自分達のミス。しかし、3点目はリスクを背負っての結果なので、仕方がない。課題の置く残る試合だった。試合の開始から集中する試合をしたい。
≪ワシントン≫
2点取られて難しい試合となった。後半、2得点決めることが出来たが、負けて残念だ。
≪坪井慶介≫
結果についても、自分自身、チームに迷惑をかけたことでも悔しい。痛みは相手と接触する前からあった。練習以上に痛みはでると思っていたが、立ち上がりで思う以上にヒザに負担が掛かった。これ以上、チームの足を引っ張るわけにはいかなかった。残念としか言いようがない。
坪井、無念の前半での交代
≪堀之内聖≫
今日の試合は最初の2失点がすべて。相手の変則的な布陣にマークがズレた。そのズレを相手にうまく突かれた。後半4バックになったが、監督の指示。点を取るしかなかった。今日はDFの出来がすべて。負けは負け。川崎が勝っても首位には変わりない。落ち込んでも仕方がない。気持ちを切り替えて、次の試合へ臨みたい。
≪アレックス≫
相手のやり方に対応するのに時間が掛かりすぎた。誰が誰にどのようにマークするなど、ハッキリできなかった。点は取れたのに、あのような形で3点目を取られたくなかった。
≪小野伸二≫
仕方がない。不運な判定もあった。立ち上がり、バランスが悪くなった。右サイドに入ったが、ゴールに結びつかなかった。
「対応までの時間がかかりすぎた」とアレックス
≪長谷部誠≫
1対2になった時、いける!!と思った。勢いもよかった。けど、3失点目は痛かった。
≪相馬崇人≫
ターゲットが闘莉王だったら、クロスが合わせやすかった。(クロスを)上げるまではうまくいっていたが…。点差に関わらず、自分が入ったら、パスは出さずにドリブルを仕掛けて勝負しようと決めていた。最後、点にならなかったのは残念。シュートを打ったけど、もう少し、縦に勝負してもよかったかもしれない。下との差が詰まってきて、変なプレッシャーがかかると、集中力の欠如で今日のような試合になってしまう。
≪鈴木啓太≫
2失点がすべてだった。DFの仕方で誰がスペースを埋めるのか、もっと周りを良く見て埋める作業をしなければならなかった。
厳しいマークにあった長谷部