2006Jリーグ第5節 第1日 横浜F・マリノス戦
日時:2006年3月25日 15:34キックオフ 場所:日産スタジアム
天候:晴れ 気温:13 ℃ 観衆:50572人
審判:主審:片山 義継 副審:下山 昌昭 金田 大吉 第4の審判:中原 美智雄
横浜F・マリノスVS浦和レッズ
1 VS 3
3-5-2 Formation 3-5-2
スターティングメンバー
(23)都築 龍太 GK
(2)坪井 慶介 DF
(4)田中 マルクス闘莉王 DF
(20)堀之内 聖 DF
(6)山田 暢久 MF
(17)長谷部 誠 MF
(13)鈴木 啓太 MF
(8)三都主 アレサンドロ MF
(18)小野 伸二 MF
(10)ポンテ FW
(21)ワシントン FW
サブメンバー
(1)山岸 範宏 GK
(19)内舘 秀樹DF
(7)酒井 友之 MF
(14)平川 忠亮 MF
(16)相馬 崇人 MF
(9)永井 雄一郎 FW
(30)岡野 雅行 FW
≪得点≫
浦和:前半43分/山田 暢久 後半3分/ワシントン 後半44分/長谷部 誠
横浜:後半44分/大島 秀夫
≪交代≫
浦和:後半23分/MF小野→MF内舘
後半28分/MF山田→MF平川
横浜:後半8分/MF吉田→MF田中
後半8分/MF奥→FW清水
後半28分/MF上野→FW大島
≪警告≫
浦和:前半22分/山田
磐田:前半25分/マグロン 前半37分/上野
試合は静かに始まった。攻める浦和。
しかし、横浜の中盤のプレス、ワシントンへの徹底マーク、サイドも2人かがりでボールを奪いにいく厳しさ。
時折、小野と長谷部がポジションチェンジを見せ、打開を図るが攻撃の芽は摘まれ、シュートも打てない。
ワシントン、ポンテが両手を挙げ、苛立ちをみせる場面もあった。
攻めているのか。それとも、あえて攻めさせているのか。
こう着状態が長い間、続いた。
前半、無得点のまま、終了すると思われた43分。コーナーキックの場面。ポンテからのボール。ゴールの前の混戦からこぼれ球を山田が押し込みゴール。
貴重な先制点を決め、1対0で前半を折り返した。
後半に入り、早速ゲームが動き始める。後半3分、相手DFのクリアボールを拾ったポンテがワシントンへスルーパス。
ワシントンが相手DFに囲まれながらもドリブルで運び、しっかりGKを見て、ゴールに流し込み、追加点。
2対0。横浜はFW清水・MF田中を投入。
局面打開を図るも浦和の勢いは止まらず、後半21分ワシントン→ポンテ。22分ポンテ→山田(右)→ゴール中央・小野。。。やっちゃった
24分長谷部(右)→ポンテと決定機を演出。ゴールへの期待が高まった。キーパーとめちゃった
横浜は更にFW大島を投入し3トップへ変更。パワープレーに打って出た。
終盤、押し込まれた浦和。嫌な時間帯が続いたが、闘莉王を中心に身体を張った守備で跳ね返した。
後半44分、横浜FW大島に1点返されるが、浦和もすぐに反撃。
ワシントン→鈴木と渡り、最後は長谷部がドリブルを仕掛け、ゴール。
試合を決定付ける3点目が入り、試合終了。
1点とられて、すぐに
ハセがものすごーく気持ちのいいゴールを決めました。
横浜F・マリノス戦を振り返る ~戦評&選手コメント~
本当に勝負強いとは?
取材ノートを開いてみると、前半についてのメモが非常に少ない。
だからといって凡戦だったと言いたいわけではない。
逆に、中盤での攻防が多く非常に見ごたえのある45分だった。
中盤でしのぎを削る分、やはりゴール前での攻防が少なかったというのが感想だ。そうなれば、決め手はセットプレーしかない。
それは、選手コメントを見てもらえば分かるとおり。
どちらに転ぶか分からない試合は、ほんのわずかなスキを見せただけで動いてしまう。
レッズにとってみれば、前半終了間際のエアポケットを上手くつけた最高の形。
5試合連続の先制点は、相手の気持ちを折るとともに後半の主導権を握るキッカケになった。
追加点はもとより、ロスタイムのダメ押しゴールをあげることができたのも山田のゴールあってこそ。
相手が後半スタートから前にバランスを傾け、レッズが待ち望む相手陣の広大なスペースを作るキッカケになった。
もしかしたら、この展開は逆になっていた可能性もある。
山田本人は「おいしいところに(ボールが)こぼれた」と言った。
運も実力のうち。
勝負強いとは、運も味方につけてしまうものかもしれない。
選手コメント
≪キャプテン・山田暢久≫
難しいゲームになると思っていたし、そこで良い形で点を取ることができたので、その分、うちのペースで試合を運ぶ事ができた。
僕のゴールはおいしい所にボールがきたので、蹴るだけだった。
セットプレーはお互いが欲しい得点だったので、決めることができて良かった。
去年、何試合か(マリノスと)戦ったが、しっかりとしているので難しい試合だった。
このままコンスタントに首位を渡さないように1試合1試合やっていきたい。
≪都築龍太≫
いつも通りの、うちのサッカー。
まずは守備からっていうのを意識した。
うちの右サイド(マリノスの左サイド)からの攻撃が多かったので、そこを注意していた。
前半の流れの中で、点を取るとしたらセットプレーしかないと思っていた。
うちは、特にセットプレーは集中してやっていた。
(失点は)下がりすぎてしまったので、相手もどうしても得点したいという感じで仕掛けていたが、そこで、もう少し全体を押し上げることができれば良かった。
今日は、とりあえず勝つことだけを考えていて勝つことができたのが良かった。
まだ5試合なので、これを継続できるようにやっていきたい。
≪堀之内聖≫
一歩でも二歩でも前に出ようとした。
全体的に守備も連動できて、良い守備ができた。マルケスは動き出しがうまいが、間合いやリズムも試合中につかめたのでうまくいった。
後ろには闘莉王がいたので安心してプレーできたし、試合の流れの中での動きは『うまくポジションを変えていこう』と啓太と話をしていたので、うまくいった。
≪田中マルクス闘莉王≫
いつも通り、両方が堅い試合をしていた。
その中で、セットプレーで点を取れたのは大きい。
(後半は)相手も前に出てくるのが分かっていたし、そこでしっかり守ってカウンターで点が取れると思っていた。
(首位についたが)今まで通り、1戦1戦しっかりとやっていくのが(優勝への)近道になる。
まだ、これから攻撃というところでパスミスが多い。
そこをこれから修正していかないといけない。
ただ、流れが相手の時に、みんなでしっかりと対応できた。
(失点は)ゼロで抑えたかったが、残念ながらできなかった。
それでも、組織的な守備はできていた。
≪坪井慶介≫
結果は非常に満足している。
内容は苦しい時間もあったが、全体での守備をする事ができた。
チームとして、もっと良い内容で出来る。
これで満足しないで、引き締めていきたい。
(相手のフォーメーションチェンジは)ある程度、対応は上手くいった。
今日の試合に関しては、ディフェンスラインだけでなく、前線からしっかりと守備をしてくれたので。
なかなかボールがうまく回せなかったが、みんな、切れずにできていた。
(課題は)奪ったボールを、またすぐに奪われるところ。
良い守備をすれば、良い形で攻撃できるのだから、しっかりつないでいくことを課題としてやっていきたい。
≪鈴木啓太≫
自分たちの戦い方ができた。
前半は、自陣で簡単にボールを取られていたので、そこは修正したい。
相手の左サイド、マグロン、ドゥトラ、マルケス、そこが攻撃の起点になっているという事で、そこに対して組織的な守備を安定して続ける事ができた。
(マルケスと久保の2トップは)2人とも技術は高いし、決定力もある選手なので、とにかくフリーにしないようにした。
もう少し、パスコースをみんなが走って作る事が大切だし、勇気をもって早いパス回しをしたかった。
1人1人がボールを持つ時間がちょっと長かったかな。
やられるという心配はなかったので、こちらもセットプレーが勝負だと思っていた。
ただ、1点で終わらせるつもりはなかったし、後半の早い時間帯にもう1点取れたのは大きかった。
アウェイで勝ち点3をとっても、ホームで負けたらしょうがないので、監督もいつも言っているが1つ1つ大事に戦っていきたい。
≪長谷部誠≫
今日は気持ちの強い方が勝つと考えていた。
その点で、うちが相手に優っていたのだと思う。
前半は相手のプレスが早く、中盤とディフェンスでボールがうまくつなげず、前で落ち着かせる事ができなかった。
横浜はディフェンスが堅く、攻撃もうまい選手が多い。
その守備をこじ開けるのは大変かなと思っていた。
セットプレーから点が取れたのは大きい。
相手が後半になって点を取りにきた。
3バックが開いて、中央があいていた。
ワシントンの決定機も何回かあったし、やっぱり最初に点が取れたのが大きかった。
僕自身の得点はおまけのようなもの。
思い切り打っちゃえと思った。
本当におまけだ。
でも、周りの選手が点を取っていて、自分だけ取れないのは、気持ち的に嫌だった。
(ジーコ監督が観戦していたが)今日は全体的にミスが多かった。
27日からの代表合宿で練習からアピールし、試合に出たい。
課題を挙げるとしたら、小さなミスからボールを失うことが多かった。
もっと早めの判断ができるようにしたい。
あとは、チャンスの中で決め切れない事が課題。
そうやって開幕戦では引き分けてしまった。
今日ももう少し決定的なシュートを打ちたかった。
(最後の失点は)全体的に引き気味になり、プレッシャーにもいけていなかった。
ただ、取られても慌てる事はなかった。
≪三都主アレサンドロ≫
相手の良さを消しながら、自分たちのサッカーをする事に集中していた。
攻守の切り替えを早くして、ボールを持った時には楽しくやろうと考えていた。
ただ、やっぱり、まずは守備だった。
マリノスを相手にする時は守備をしっかりとしないといけないと思っていたから。そういう良い守備の意識の中で、攻撃の気持ちを忘れなかったのが良かったと思う。
得点を取るとしたら、セットプレーだと思っていたが、その通りに取れたのは大きかった。
しかもヤマ(山田)が取れたのがね。
コーナーキックからヤマにボールが出て、入れて。
あそこで先制できたのが良かった。(得点場面につながる)コーナーキックがとれて良かった。
クリアを簡単にさせないプレーはディフェンスにとって嫌なもの。
自分が相手にやられれば、そう思う。
だから動いた。
後半はアウェイだし、そう好きなようにはできない(笑)。
それでもしっかりと守備をして、攻撃になった時はスピードに乗ったプレーを見せる事ができたと思う。
首位に立つのは気持ち良い。
これからも今日のような気持ちのまま、1試合1試合を大事に戦っていきたい。
次にむけて直す点は失点と、3点だけではなく、もっと点が取れたはず。
4点、5点決めてもおかしくはなかった。
そういうところをしっかりと取れるチームが、さらに強いチーム。
≪小野伸二≫
セットプレーで点が入るのは予想通り。
ヤマ(山田)が取れて良かった。最初に点が取れたのは大きかった。
点を取る事で流れが変わったし、チームが生まれ変わった。
前半は相手の出方が良かった。
勝ててよかったけど、自分としては最後のラッキーゴールを外してしまったのがね(苦笑)。
ヤマが持った時には決まった!と思ったんだけど。
イメージするのが早かったかな。
こういう時もある!気持ちを切り替えましょう。
今週2日間寝込んでつらかったが、60分ぐらい?(実際は67分間)出て、ボチボチだったのでは。
≪ワシントン≫
得点の場面はロビーがしっかりとキープしてくれ、かかとのパスを出してくれた。あとはシュートを打つだけだった。
マリノスは守備がしっかりとしていて、スペースを与えてくれなかった。
お互いに最初は守備が良かったと思う。
その中でチャンスをたくさん作り、4点、5点取れたのは良かった。
完璧なゲームはないが、今日は良いサッカーができた。
これからもっと良くなる。
これからも良いサッカーをやって勝ちたい。
≪内舘秀樹≫
むこうは、ロングボールを上げてくる事が多かったので、耐える場面が多かったが、耐えていれば、逆に良い形で点を取れると思っていた。
監督からは「バランスをとって、いつも通りやってくれ」と言われた。
僕が入ってから、攻め込まれるシーンが多くて、しんどかったが、そこは課題として、これからしっかりと修正したい。
(相手のフォーメーションが途中で変わったが)マークに誰がつくかをみんなと話して、その中でバランスもいつもと変わらずできた。
(首位に立ったが)まだ先も長いので、集中して一つ一つ戦っていきたい。
日時:2006年3月25日 15:34キックオフ 場所:日産スタジアム
天候:晴れ 気温:13 ℃ 観衆:50572人
審判:主審:片山 義継 副審:下山 昌昭 金田 大吉 第4の審判:中原 美智雄
横浜F・マリノスVS浦和レッズ
1 VS 3
3-5-2 Formation 3-5-2
スターティングメンバー
(23)都築 龍太 GK
(2)坪井 慶介 DF
(4)田中 マルクス闘莉王 DF
(20)堀之内 聖 DF
(6)山田 暢久 MF
(17)長谷部 誠 MF
(13)鈴木 啓太 MF
(8)三都主 アレサンドロ MF
(18)小野 伸二 MF
(10)ポンテ FW
(21)ワシントン FW
サブメンバー
(1)山岸 範宏 GK
(19)内舘 秀樹DF
(7)酒井 友之 MF
(14)平川 忠亮 MF
(16)相馬 崇人 MF
(9)永井 雄一郎 FW
(30)岡野 雅行 FW
≪得点≫
浦和:前半43分/山田 暢久 後半3分/ワシントン 後半44分/長谷部 誠
横浜:後半44分/大島 秀夫
≪交代≫
浦和:後半23分/MF小野→MF内舘
後半28分/MF山田→MF平川
横浜:後半8分/MF吉田→MF田中
後半8分/MF奥→FW清水
後半28分/MF上野→FW大島
≪警告≫
浦和:前半22分/山田
磐田:前半25分/マグロン 前半37分/上野
試合は静かに始まった。攻める浦和。
しかし、横浜の中盤のプレス、ワシントンへの徹底マーク、サイドも2人かがりでボールを奪いにいく厳しさ。
時折、小野と長谷部がポジションチェンジを見せ、打開を図るが攻撃の芽は摘まれ、シュートも打てない。
ワシントン、ポンテが両手を挙げ、苛立ちをみせる場面もあった。
攻めているのか。それとも、あえて攻めさせているのか。
こう着状態が長い間、続いた。
前半、無得点のまま、終了すると思われた43分。コーナーキックの場面。ポンテからのボール。ゴールの前の混戦からこぼれ球を山田が押し込みゴール。
貴重な先制点を決め、1対0で前半を折り返した。
後半に入り、早速ゲームが動き始める。後半3分、相手DFのクリアボールを拾ったポンテがワシントンへスルーパス。
ワシントンが相手DFに囲まれながらもドリブルで運び、しっかりGKを見て、ゴールに流し込み、追加点。
2対0。横浜はFW清水・MF田中を投入。
局面打開を図るも浦和の勢いは止まらず、後半21分ワシントン→ポンテ。22分ポンテ→山田(右)→ゴール中央・小野。。。やっちゃった
24分長谷部(右)→ポンテと決定機を演出。ゴールへの期待が高まった。キーパーとめちゃった
横浜は更にFW大島を投入し3トップへ変更。パワープレーに打って出た。
終盤、押し込まれた浦和。嫌な時間帯が続いたが、闘莉王を中心に身体を張った守備で跳ね返した。
後半44分、横浜FW大島に1点返されるが、浦和もすぐに反撃。
ワシントン→鈴木と渡り、最後は長谷部がドリブルを仕掛け、ゴール。
試合を決定付ける3点目が入り、試合終了。
1点とられて、すぐに
ハセがものすごーく気持ちのいいゴールを決めました。
横浜F・マリノス戦を振り返る ~戦評&選手コメント~
本当に勝負強いとは?
取材ノートを開いてみると、前半についてのメモが非常に少ない。
だからといって凡戦だったと言いたいわけではない。
逆に、中盤での攻防が多く非常に見ごたえのある45分だった。
中盤でしのぎを削る分、やはりゴール前での攻防が少なかったというのが感想だ。そうなれば、決め手はセットプレーしかない。
それは、選手コメントを見てもらえば分かるとおり。
どちらに転ぶか分からない試合は、ほんのわずかなスキを見せただけで動いてしまう。
レッズにとってみれば、前半終了間際のエアポケットを上手くつけた最高の形。
5試合連続の先制点は、相手の気持ちを折るとともに後半の主導権を握るキッカケになった。
追加点はもとより、ロスタイムのダメ押しゴールをあげることができたのも山田のゴールあってこそ。
相手が後半スタートから前にバランスを傾け、レッズが待ち望む相手陣の広大なスペースを作るキッカケになった。
もしかしたら、この展開は逆になっていた可能性もある。
山田本人は「おいしいところに(ボールが)こぼれた」と言った。
運も実力のうち。
勝負強いとは、運も味方につけてしまうものかもしれない。
選手コメント
≪キャプテン・山田暢久≫
難しいゲームになると思っていたし、そこで良い形で点を取ることができたので、その分、うちのペースで試合を運ぶ事ができた。
僕のゴールはおいしい所にボールがきたので、蹴るだけだった。
セットプレーはお互いが欲しい得点だったので、決めることができて良かった。
去年、何試合か(マリノスと)戦ったが、しっかりとしているので難しい試合だった。
このままコンスタントに首位を渡さないように1試合1試合やっていきたい。
≪都築龍太≫
いつも通りの、うちのサッカー。
まずは守備からっていうのを意識した。
うちの右サイド(マリノスの左サイド)からの攻撃が多かったので、そこを注意していた。
前半の流れの中で、点を取るとしたらセットプレーしかないと思っていた。
うちは、特にセットプレーは集中してやっていた。
(失点は)下がりすぎてしまったので、相手もどうしても得点したいという感じで仕掛けていたが、そこで、もう少し全体を押し上げることができれば良かった。
今日は、とりあえず勝つことだけを考えていて勝つことができたのが良かった。
まだ5試合なので、これを継続できるようにやっていきたい。
≪堀之内聖≫
一歩でも二歩でも前に出ようとした。
全体的に守備も連動できて、良い守備ができた。マルケスは動き出しがうまいが、間合いやリズムも試合中につかめたのでうまくいった。
後ろには闘莉王がいたので安心してプレーできたし、試合の流れの中での動きは『うまくポジションを変えていこう』と啓太と話をしていたので、うまくいった。
≪田中マルクス闘莉王≫
いつも通り、両方が堅い試合をしていた。
その中で、セットプレーで点を取れたのは大きい。
(後半は)相手も前に出てくるのが分かっていたし、そこでしっかり守ってカウンターで点が取れると思っていた。
(首位についたが)今まで通り、1戦1戦しっかりとやっていくのが(優勝への)近道になる。
まだ、これから攻撃というところでパスミスが多い。
そこをこれから修正していかないといけない。
ただ、流れが相手の時に、みんなでしっかりと対応できた。
(失点は)ゼロで抑えたかったが、残念ながらできなかった。
それでも、組織的な守備はできていた。
≪坪井慶介≫
結果は非常に満足している。
内容は苦しい時間もあったが、全体での守備をする事ができた。
チームとして、もっと良い内容で出来る。
これで満足しないで、引き締めていきたい。
(相手のフォーメーションチェンジは)ある程度、対応は上手くいった。
今日の試合に関しては、ディフェンスラインだけでなく、前線からしっかりと守備をしてくれたので。
なかなかボールがうまく回せなかったが、みんな、切れずにできていた。
(課題は)奪ったボールを、またすぐに奪われるところ。
良い守備をすれば、良い形で攻撃できるのだから、しっかりつないでいくことを課題としてやっていきたい。
≪鈴木啓太≫
自分たちの戦い方ができた。
前半は、自陣で簡単にボールを取られていたので、そこは修正したい。
相手の左サイド、マグロン、ドゥトラ、マルケス、そこが攻撃の起点になっているという事で、そこに対して組織的な守備を安定して続ける事ができた。
(マルケスと久保の2トップは)2人とも技術は高いし、決定力もある選手なので、とにかくフリーにしないようにした。
もう少し、パスコースをみんなが走って作る事が大切だし、勇気をもって早いパス回しをしたかった。
1人1人がボールを持つ時間がちょっと長かったかな。
やられるという心配はなかったので、こちらもセットプレーが勝負だと思っていた。
ただ、1点で終わらせるつもりはなかったし、後半の早い時間帯にもう1点取れたのは大きかった。
アウェイで勝ち点3をとっても、ホームで負けたらしょうがないので、監督もいつも言っているが1つ1つ大事に戦っていきたい。
≪長谷部誠≫
今日は気持ちの強い方が勝つと考えていた。
その点で、うちが相手に優っていたのだと思う。
前半は相手のプレスが早く、中盤とディフェンスでボールがうまくつなげず、前で落ち着かせる事ができなかった。
横浜はディフェンスが堅く、攻撃もうまい選手が多い。
その守備をこじ開けるのは大変かなと思っていた。
セットプレーから点が取れたのは大きい。
相手が後半になって点を取りにきた。
3バックが開いて、中央があいていた。
ワシントンの決定機も何回かあったし、やっぱり最初に点が取れたのが大きかった。
僕自身の得点はおまけのようなもの。
思い切り打っちゃえと思った。
本当におまけだ。
でも、周りの選手が点を取っていて、自分だけ取れないのは、気持ち的に嫌だった。
(ジーコ監督が観戦していたが)今日は全体的にミスが多かった。
27日からの代表合宿で練習からアピールし、試合に出たい。
課題を挙げるとしたら、小さなミスからボールを失うことが多かった。
もっと早めの判断ができるようにしたい。
あとは、チャンスの中で決め切れない事が課題。
そうやって開幕戦では引き分けてしまった。
今日ももう少し決定的なシュートを打ちたかった。
(最後の失点は)全体的に引き気味になり、プレッシャーにもいけていなかった。
ただ、取られても慌てる事はなかった。
≪三都主アレサンドロ≫
相手の良さを消しながら、自分たちのサッカーをする事に集中していた。
攻守の切り替えを早くして、ボールを持った時には楽しくやろうと考えていた。
ただ、やっぱり、まずは守備だった。
マリノスを相手にする時は守備をしっかりとしないといけないと思っていたから。そういう良い守備の意識の中で、攻撃の気持ちを忘れなかったのが良かったと思う。
得点を取るとしたら、セットプレーだと思っていたが、その通りに取れたのは大きかった。
しかもヤマ(山田)が取れたのがね。
コーナーキックからヤマにボールが出て、入れて。
あそこで先制できたのが良かった。(得点場面につながる)コーナーキックがとれて良かった。
クリアを簡単にさせないプレーはディフェンスにとって嫌なもの。
自分が相手にやられれば、そう思う。
だから動いた。
後半はアウェイだし、そう好きなようにはできない(笑)。
それでもしっかりと守備をして、攻撃になった時はスピードに乗ったプレーを見せる事ができたと思う。
首位に立つのは気持ち良い。
これからも今日のような気持ちのまま、1試合1試合を大事に戦っていきたい。
次にむけて直す点は失点と、3点だけではなく、もっと点が取れたはず。
4点、5点決めてもおかしくはなかった。
そういうところをしっかりと取れるチームが、さらに強いチーム。
≪小野伸二≫
セットプレーで点が入るのは予想通り。
ヤマ(山田)が取れて良かった。最初に点が取れたのは大きかった。
点を取る事で流れが変わったし、チームが生まれ変わった。
前半は相手の出方が良かった。
勝ててよかったけど、自分としては最後のラッキーゴールを外してしまったのがね(苦笑)。
ヤマが持った時には決まった!と思ったんだけど。
イメージするのが早かったかな。
こういう時もある!気持ちを切り替えましょう。
今週2日間寝込んでつらかったが、60分ぐらい?(実際は67分間)出て、ボチボチだったのでは。
≪ワシントン≫
得点の場面はロビーがしっかりとキープしてくれ、かかとのパスを出してくれた。あとはシュートを打つだけだった。
マリノスは守備がしっかりとしていて、スペースを与えてくれなかった。
お互いに最初は守備が良かったと思う。
その中でチャンスをたくさん作り、4点、5点取れたのは良かった。
完璧なゲームはないが、今日は良いサッカーができた。
これからもっと良くなる。
これからも良いサッカーをやって勝ちたい。
≪内舘秀樹≫
むこうは、ロングボールを上げてくる事が多かったので、耐える場面が多かったが、耐えていれば、逆に良い形で点を取れると思っていた。
監督からは「バランスをとって、いつも通りやってくれ」と言われた。
僕が入ってから、攻め込まれるシーンが多くて、しんどかったが、そこは課題として、これからしっかりと修正したい。
(相手のフォーメーションが途中で変わったが)マークに誰がつくかをみんなと話して、その中でバランスもいつもと変わらずできた。
(首位に立ったが)まだ先も長いので、集中して一つ一つ戦っていきたい。