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ちょっとしたメモです。

Jリーグ第5節 第1日 横浜F・マリノス戦

2006年03月28日 | 試合
2006Jリーグ第5節 第1日 横浜F・マリノス戦
日時:2006年3月25日 15:34キックオフ 場所:日産スタジアム
天候:晴れ 気温:13 ℃ 観衆:50572人
審判:主審:片山 義継 副審:下山 昌昭 金田 大吉 第4の審判:中原 美智雄


横浜F・マリノスVS浦和レッズ
1 VS 3

3-5-2 Formation 3-5-2

スターティングメンバー

(23)都築 龍太 GK
(2)坪井 慶介 DF
(4)田中 マルクス闘莉王 DF
(20)堀之内 聖 DF
(6)山田 暢久 MF
(17)長谷部 誠 MF
(13)鈴木 啓太 MF
(8)三都主 アレサンドロ MF
(18)小野 伸二 MF
(10)ポンテ FW
(21)ワシントン FW


サブメンバー

(1)山岸 範宏 GK
(19)内舘 秀樹DF
(7)酒井 友之 MF
(14)平川 忠亮 MF
(16)相馬 崇人 MF
(9)永井 雄一郎 FW
(30)岡野 雅行 FW
≪得点≫
浦和:前半43分/山田 暢久 後半3分/ワシントン 後半44分/長谷部 誠
横浜:後半44分/大島 秀夫
≪交代≫
浦和:後半23分/MF小野→MF内舘
    後半28分/MF山田→MF平川
横浜:後半8分/MF吉田→MF田中
   後半8分/MF奥→FW清水
   後半28分/MF上野→FW大島
   
≪警告≫
浦和:前半22分/山田
磐田:前半25分/マグロン 前半37分/上野

試合は静かに始まった。攻める浦和。
しかし、横浜の中盤のプレス、ワシントンへの徹底マーク、サイドも2人かがりでボールを奪いにいく厳しさ。

時折、小野と長谷部がポジションチェンジを見せ、打開を図るが攻撃の芽は摘まれ、シュートも打てない。
ワシントン、ポンテが両手を挙げ、苛立ちをみせる場面もあった。
攻めているのか。それとも、あえて攻めさせているのか。
こう着状態が長い間、続いた。

前半、無得点のまま、終了すると思われた43分。コーナーキックの場面。ポンテからのボール。ゴールの前の混戦からこぼれ球を山田が押し込みゴール。
貴重な先制点を決め、1対0で前半を折り返した。


後半に入り、早速ゲームが動き始める。後半3分、相手DFのクリアボールを拾ったポンテがワシントンへスルーパス。
ワシントンが相手DFに囲まれながらもドリブルで運び、しっかりGKを見て、ゴールに流し込み、追加点。

2対0。横浜はFW清水・MF田中を投入。
局面打開を図るも浦和の勢いは止まらず、後半21分ワシントン→ポンテ。22分ポンテ→山田(右)→ゴール中央・小野。。。やっちゃった

24分長谷部(右)→ポンテと決定機を演出。ゴールへの期待が高まった。キーパーとめちゃった

横浜は更にFW大島を投入し3トップへ変更。パワープレーに打って出た。
終盤、押し込まれた浦和。嫌な時間帯が続いたが、闘莉王を中心に身体を張った守備で跳ね返した。

後半44分、横浜FW大島に1点返されるが、浦和もすぐに反撃。
ワシントン→鈴木と渡り、最後は長谷部がドリブルを仕掛け、ゴール。
試合を決定付ける3点目が入り、試合終了。

1点とられて、すぐに
ハセがものすごーく気持ちのいいゴールを決めました。

横浜F・マリノス戦を振り返る ~戦評&選手コメント~

本当に勝負強いとは?

取材ノートを開いてみると、前半についてのメモが非常に少ない。
だからといって凡戦だったと言いたいわけではない。
逆に、中盤での攻防が多く非常に見ごたえのある45分だった。
中盤でしのぎを削る分、やはりゴール前での攻防が少なかったというのが感想だ。そうなれば、決め手はセットプレーしかない。
それは、選手コメントを見てもらえば分かるとおり。
どちらに転ぶか分からない試合は、ほんのわずかなスキを見せただけで動いてしまう。
レッズにとってみれば、前半終了間際のエアポケットを上手くつけた最高の形。
5試合連続の先制点は、相手の気持ちを折るとともに後半の主導権を握るキッカケになった。
追加点はもとより、ロスタイムのダメ押しゴールをあげることができたのも山田のゴールあってこそ。
相手が後半スタートから前にバランスを傾け、レッズが待ち望む相手陣の広大なスペースを作るキッカケになった。
もしかしたら、この展開は逆になっていた可能性もある。
山田本人は「おいしいところに(ボールが)こぼれた」と言った。
運も実力のうち。
勝負強いとは、運も味方につけてしまうものかもしれない。

選手コメント

≪キャプテン・山田暢久≫
難しいゲームになると思っていたし、そこで良い形で点を取ることができたので、その分、うちのペースで試合を運ぶ事ができた。
僕のゴールはおいしい所にボールがきたので、蹴るだけだった。
セットプレーはお互いが欲しい得点だったので、決めることができて良かった。
去年、何試合か(マリノスと)戦ったが、しっかりとしているので難しい試合だった。
このままコンスタントに首位を渡さないように1試合1試合やっていきたい。

≪都築龍太≫
いつも通りの、うちのサッカー。
まずは守備からっていうのを意識した。
うちの右サイド(マリノスの左サイド)からの攻撃が多かったので、そこを注意していた。
前半の流れの中で、点を取るとしたらセットプレーしかないと思っていた。
うちは、特にセットプレーは集中してやっていた。
(失点は)下がりすぎてしまったので、相手もどうしても得点したいという感じで仕掛けていたが、そこで、もう少し全体を押し上げることができれば良かった。
今日は、とりあえず勝つことだけを考えていて勝つことができたのが良かった。
まだ5試合なので、これを継続できるようにやっていきたい。

≪堀之内聖≫
一歩でも二歩でも前に出ようとした。
全体的に守備も連動できて、良い守備ができた。マルケスは動き出しがうまいが、間合いやリズムも試合中につかめたのでうまくいった。
後ろには闘莉王がいたので安心してプレーできたし、試合の流れの中での動きは『うまくポジションを変えていこう』と啓太と話をしていたので、うまくいった。

≪田中マルクス闘莉王≫
いつも通り、両方が堅い試合をしていた。
その中で、セットプレーで点を取れたのは大きい。
(後半は)相手も前に出てくるのが分かっていたし、そこでしっかり守ってカウンターで点が取れると思っていた。
(首位についたが)今まで通り、1戦1戦しっかりとやっていくのが(優勝への)近道になる。
まだ、これから攻撃というところでパスミスが多い。
そこをこれから修正していかないといけない。
ただ、流れが相手の時に、みんなでしっかりと対応できた。
(失点は)ゼロで抑えたかったが、残念ながらできなかった。
それでも、組織的な守備はできていた。

≪坪井慶介≫
結果は非常に満足している。
内容は苦しい時間もあったが、全体での守備をする事ができた。
チームとして、もっと良い内容で出来る。
これで満足しないで、引き締めていきたい。
(相手のフォーメーションチェンジは)ある程度、対応は上手くいった。
今日の試合に関しては、ディフェンスラインだけでなく、前線からしっかりと守備をしてくれたので。
なかなかボールがうまく回せなかったが、みんな、切れずにできていた。
(課題は)奪ったボールを、またすぐに奪われるところ。
良い守備をすれば、良い形で攻撃できるのだから、しっかりつないでいくことを課題としてやっていきたい。

≪鈴木啓太≫
自分たちの戦い方ができた。
前半は、自陣で簡単にボールを取られていたので、そこは修正したい。
相手の左サイド、マグロン、ドゥトラ、マルケス、そこが攻撃の起点になっているという事で、そこに対して組織的な守備を安定して続ける事ができた。
(マルケスと久保の2トップは)2人とも技術は高いし、決定力もある選手なので、とにかくフリーにしないようにした。
もう少し、パスコースをみんなが走って作る事が大切だし、勇気をもって早いパス回しをしたかった。
1人1人がボールを持つ時間がちょっと長かったかな。
やられるという心配はなかったので、こちらもセットプレーが勝負だと思っていた。
ただ、1点で終わらせるつもりはなかったし、後半の早い時間帯にもう1点取れたのは大きかった。
アウェイで勝ち点3をとっても、ホームで負けたらしょうがないので、監督もいつも言っているが1つ1つ大事に戦っていきたい。

≪長谷部誠≫
今日は気持ちの強い方が勝つと考えていた。
その点で、うちが相手に優っていたのだと思う。
前半は相手のプレスが早く、中盤とディフェンスでボールがうまくつなげず、前で落ち着かせる事ができなかった。
横浜はディフェンスが堅く、攻撃もうまい選手が多い。
その守備をこじ開けるのは大変かなと思っていた。
セットプレーから点が取れたのは大きい。
相手が後半になって点を取りにきた。
3バックが開いて、中央があいていた。
ワシントンの決定機も何回かあったし、やっぱり最初に点が取れたのが大きかった。
僕自身の得点はおまけのようなもの。
思い切り打っちゃえと思った。
本当におまけだ。
でも、周りの選手が点を取っていて、自分だけ取れないのは、気持ち的に嫌だった。
(ジーコ監督が観戦していたが)今日は全体的にミスが多かった。
27日からの代表合宿で練習からアピールし、試合に出たい。
課題を挙げるとしたら、小さなミスからボールを失うことが多かった。
もっと早めの判断ができるようにしたい。
あとは、チャンスの中で決め切れない事が課題。
そうやって開幕戦では引き分けてしまった。
今日ももう少し決定的なシュートを打ちたかった。
(最後の失点は)全体的に引き気味になり、プレッシャーにもいけていなかった。
ただ、取られても慌てる事はなかった。

≪三都主アレサンドロ≫
相手の良さを消しながら、自分たちのサッカーをする事に集中していた。
攻守の切り替えを早くして、ボールを持った時には楽しくやろうと考えていた。
ただ、やっぱり、まずは守備だった。
マリノスを相手にする時は守備をしっかりとしないといけないと思っていたから。そういう良い守備の意識の中で、攻撃の気持ちを忘れなかったのが良かったと思う。
得点を取るとしたら、セットプレーだと思っていたが、その通りに取れたのは大きかった。
しかもヤマ(山田)が取れたのがね。
コーナーキックからヤマにボールが出て、入れて。
あそこで先制できたのが良かった。(得点場面につながる)コーナーキックがとれて良かった。
クリアを簡単にさせないプレーはディフェンスにとって嫌なもの。
自分が相手にやられれば、そう思う。
だから動いた。
後半はアウェイだし、そう好きなようにはできない(笑)。
それでもしっかりと守備をして、攻撃になった時はスピードに乗ったプレーを見せる事ができたと思う。
首位に立つのは気持ち良い。
これからも今日のような気持ちのまま、1試合1試合を大事に戦っていきたい。
次にむけて直す点は失点と、3点だけではなく、もっと点が取れたはず。
4点、5点決めてもおかしくはなかった。
そういうところをしっかりと取れるチームが、さらに強いチーム。

≪小野伸二≫
セットプレーで点が入るのは予想通り。
ヤマ(山田)が取れて良かった。最初に点が取れたのは大きかった。
点を取る事で流れが変わったし、チームが生まれ変わった。
前半は相手の出方が良かった。
勝ててよかったけど、自分としては最後のラッキーゴールを外してしまったのがね(苦笑)。
ヤマが持った時には決まった!と思ったんだけど。
イメージするのが早かったかな。
こういう時もある!気持ちを切り替えましょう。
今週2日間寝込んでつらかったが、60分ぐらい?(実際は67分間)出て、ボチボチだったのでは。

≪ワシントン≫
得点の場面はロビーがしっかりとキープしてくれ、かかとのパスを出してくれた。あとはシュートを打つだけだった。
マリノスは守備がしっかりとしていて、スペースを与えてくれなかった。
お互いに最初は守備が良かったと思う。
その中でチャンスをたくさん作り、4点、5点取れたのは良かった。
完璧なゲームはないが、今日は良いサッカーができた。
これからもっと良くなる。
これからも良いサッカーをやって勝ちたい。

≪内舘秀樹≫
むこうは、ロングボールを上げてくる事が多かったので、耐える場面が多かったが、耐えていれば、逆に良い形で点を取れると思っていた。
監督からは「バランスをとって、いつも通りやってくれ」と言われた。
僕が入ってから、攻め込まれるシーンが多くて、しんどかったが、そこは課題として、これからしっかりと修正したい。
(相手のフォーメーションが途中で変わったが)マークに誰がつくかをみんなと話して、その中でバランスもいつもと変わらずできた。
(首位に立ったが)まだ先も長いので、集中して一つ一つ戦っていきたい。













2006Jリーグ 第4節 セレッソ大阪戦

2006年03月24日 | 試合
2006Jリーグディビジョン1 第4節 セレッソ大阪戦

日時:2006年3月21日 15:04キックオフ 場所:埼玉スタジアム2002
天候:晴れ 気温:16℃ 観衆:43815人
審判:松村 和彦 副審:平野 伸一 佐藤 秀明 第4の審判:鍋島 將起

浦和レッズVSセレッソ大阪
3VS0 (完封だー(・ε・)ノ おっー!)

3-5-2

スターティングメンバー

GK (23)都築 龍太
DF (2)坪井 慶介
DF (4)田中 マルクス闘莉王
DF (20)堀之内 聖
MF (6)山田 暢久
MF (17)長谷部 誠
MF (13)鈴木 啓太
MF (8)三都主 アレサンドロ
MF (18)小野 伸二
FW (10)ポンテ
FW (21)ワシントン

サブメンバー

GK (1)山岸 範宏
DF (19)内舘 秀樹
MF (14)平川 忠亮
MF (16)相馬 崇人
FW (12)黒部 光昭
FW (9)永井 雄一郎
FW (30)岡野 雅行

≪得点≫
浦和:47分/小野、57分/ワシントン、79分/闘莉王
C大阪:なし

≪交代≫
浦和:67分/小野→内舘、76分/山田→平川、80分/ワシントン→黒部
C大阪:54分/ゼ カルロス→徳重、58分/河村→山田、82分/森島→柿本

≪警告≫
浦和:なし
C大阪:なし

小野伸二、待ちわびた一発!

>暖かい空気につつまれ始まった試合。
スタートからハイペースで攻め込むレッズが主導権を握る。
開始早々の1分。左サイドを突破した三都主が、速い真っ直ぐなボールを中に供給すると、ワシントンが頭で合わせる。
惜しくもシュートは外れてしまったが、残りの89分が非常に楽しみになる立ち上がりだった。
対するセレッソは、チーム全体が完全に自陣に閉じこもり、守備を固めてカウンターで反撃する形を狙う。
引いた相手に対し、レッズはボールをキープし、早いパス回しで崩しに掛かる。
しかし、スペースがなくパスの出しどころが限定され、思うようにゴール前に進出できない時間帯が続いた。何度かチャンスは作ったが、結果としてフィニッシュまでもう一押しが足りない状態。

39分には、ワシントンが強引に突破し、ファウル気味に倒されながらも、体勢を立て直してキーパーをかわしシュート。これはカバーに入ったディフェンダーにクリアされるが、前半の終盤に徐々に相手のスキを見つけていった。

スコアレスで折り返した後半。
ブッフバルト監督は
「後半開始から、プレスを弱めず、前半以上にかけていけ」
という指示を送る。
これに呼応した選手達は、笛の音と同時に怒とうの攻撃ラッシュを仕掛けた。
両サイドは高い位置に留まり、ボランチの長谷部や鈴木啓太までもがセレッソのバイタルエリア(ペナルティエリア周辺)に侵入する。
ゴール前に釘付けのセレッソはクリアするのが精一杯。
これでもかと、坪井と堀之内を残した全員が攻め込むなか、47分にセレッソ守備陣が三都主のクロスボールを中途半端にクリアする。
ボールの先にいた小野伸二が、ダイレクトにシュートを打ち返すと、強烈なドライブがかかったボールがセレッソゴールに突き刺さった。豪快の一言に尽きる先制点は、嬉しいレッズ復帰後初ゴール。
4試合目にして、小野の笑顔がようやく弾けた。

先制されたセレッソは、さすがに前に進出してくる。
そうすると、レッズにとって持ちわびた広大なスペースが出来上がった。
先制後は、そのスペースを巧みに使い、前半とは違い速攻で攻め込んでいく。
57分には、ポンテとワシントンのワンツーリターンから、相手守備陣が必死にカットしたボールがワシントンの足元へ。
このボールをダイレクトに蹴りこみ、あっという間に追加点を奪い取った。
その後も、得点の香り漂うチャンスが何度も訪れるが、セレッソ必死の守備の前にあと一歩及ばず。こうちゃく状態を打開したのは、闘莉王だった。
79分、堀之内がゴールラインギリギリで、マイナス方向へクロスボールを放り込む。
これに飛び込んだ闘莉王が、ゴールに背を向けて待つワシントンへ頭でパス。
ワシントンは、振り向かずに、このボールをおとし最高のお膳立て。
パスと同時に飛び込んだ闘莉王が迷うことなく右足を振り抜き、ホーム2戦連続ゴールでセレッソにトドメをさした。守備陣も集中し続け、ボランチの鈴木啓太の舵取りも功を奏し、セレッソの3トップ森島、西澤、古橋にまったく仕事をさせない。このままタイムアップとなり、2006シーズン初の完封勝利を成し遂げた。

セレッソ大阪戦を振り返って ~戦評&選手コメント~

ミスを補うコンビネーション

サッカーは失敗を前提とした珍しいスポーツ。
つまり失敗の積み重ねで成り立っている。
失敗を悔やむにしても、消極的になってはいけない。
前半、特にボールが繋がらなかった。
幾度も選手同士が「お見合い」するシーンがあった。
チグハグだった。
それでも、やり続けた。ポンテは何度もパスを送った。
闘莉王も何回もゴール前に上がって、チャンスを待った。
アレックスはサイドから何本もクロスを上げた。
何度もチャレンジをした。
「入らないかもしれない」ではなく「入れるんだ」という姿勢。
そこには迷いはない。
その姿勢が後半2分の小野伸二のゴールに繋がったと思う。

そして、もうひとつ。
試合後、セレッソ大阪の小林監督が敗戦の理由に「個人のミスが続いた」と話している。
それはレッズも同じ。
しかし、そのミスをお互いに補えるだけの「力」が今のレッズにある。
その差が勝敗を分けた。

苦手だったセレッソに3対0の完封勝利。
次の横浜戦に良い形で繋がった。
しかし、ひとつ気がかりなのは、今日の試合はなんとなく勝ってしまった気がする。セレッソのシュート数4本と少ない。
あまり攻めなかったというより、攻めさせなかったとも言えるが、何となくスッキリしない勝ち方。
杞憂ならばいいのだが、とにかく次の横浜戦でその真価が見れるだろう。

選手コメント

≪キャプテン・山田暢久≫
相手がボールを獲ったら1度引こうとチームで決めていた。
セカンドボールを拾えていたら、もっと良かった。
前半は中へ攻めることが多く、外を使ったら更に良かった。
3対0で勝てたが、次に勝てなければ意味はない。
横浜に勝てば、波に乗れる。
(交代について)次の試合を考えての事だと思う。
あのくらいの点差で交代したことはなかったし。

≪都築龍太≫
無失点で終わることができて良かった。
点が入った場面は後半だが、前半からいつ入ってもおかしくはなかった。
点は入らなかったけど、相手は人数をかけて守ってきていたし、こういう点が入らない時間帯でも慌てる必要はないと思っていた。
次、相手がどこであれ、うちのサッカーをすれば結果は出る。

≪坪井慶介≫
(完封勝利について)“ようやく”という感じ。
最後の方は僕自身、その事(完封)ばかり考えていた(笑)。
前半はむこうの守備はしっかりしているから、点が入らない時間帯もあるのでは?と予想していた。
だから落ち着いてプレーできていた。
その中でもボールをうまくつなげている時間があったので、点は取れると思っていた。
自分自身、今、気持ちと体がフィットしている。
思うように体が動く。
連戦の中でも、高いレベルを維持していきたい。
横浜は総合的に良いチーム。
嫌な相手ではあるが、大事な試合。
勝ちにいきたい。

≪闘莉王≫
大事な試合。
勝つつもりで戦った。
点を決めた事よりも無失点に抑えたのが非常に嬉しい。
これまで集中を切らす事もあったが、今日はゼロで抑えた。
セレッソには去年の借りがあったので、絶対に勝ちたかった。
コンビネーションも良くなり、レッズらしいサッカーが徐々にできていると思

≪長谷部誠≫
前半は最後のところ、フィニッシュの部分があと一つ足りなかった。
原因は何かというのは難しいが、人数が足りなかったのが一つにあると思う。
ゴール前まで、良いところまでいくんだけど、中の人数が足りなかったり、そういうところ。
ただ、(小野伸二の)1点が入ってからは変わった。
気持ち的に余裕が出てきて、楽しいサッカーができた。
あとは全体の守備の意識が高くなったと思う。
次は横浜。
今日も勝っているし、良いチームなのは確かなこと。
そういうチームに勝てれば、また僕らの気持ちも上がっていく。
大事な試合だ。

≪鈴木啓太≫
ホームなので勝ちたいと話し合った。
あのようなシュートやゴールを決めることができる選手がいて、流れを返られるのがうちの強み。
相手にいい形でボールを獲られず、カウンターにもDFが集中できた。

≪小野伸二≫
ゴールは嬉しいの一言。
しかもホームで取ることができて嬉しい。
今日は試合前から点を取って相性の悪いセレッソに勝ちたいと思っていた。
ゴールシーンは、トラップしようかと思ったが、ボールが空中にいる時間が長かったので、その間にゴールが見えたし、ふかさないようにゴールを目指して思い切り蹴った。
前半は最後の最後、ゴールにつながるパスが合っていなかった。
今、浦和の強さは良い選手たちが良い守備をやっているということ。
それが全て。点を取られないので、攻撃中心に試合を運ぶことができる。
そこが強さだ。(ポンテたちとの連携は)試合を重ねる毎によくなっている。
(連戦だが)僕は途中交代が多いので。
次の大事な試合に勝って、代表に選ばれて…。
目の前の1試合だけを考えている。
横浜戦、今日のような全員サッカーをすれば、勝てる。

≪ワシントン≫
前半は相手が引いてきたので、スペースがなかった。
その中でもスペースがうまれ、チャンスになった場面があったが、そこではラストパスがつながらなかったり、ミスがあったりで苦しい戦いになった。
ただ、先に点が入ると、相手も前へ出ないといけないのでスペースがうまれる。
そうなれば、我々のペースでやれると確信していた。
そして小野のゴール。
キレイなゴールだったし、時間帯も良かった。
やはり先に点を取り、相手が出てこないといけないようになり、2対0になった。
思った通りに良いところへシュートが入った。
ジャストミートできた。
3点目は打てるかなと思ったが、闘莉王が前を向いていたので。
決めてくれてよかった。
毎試合、調子が上がっている。
体力もコンビネーションも良くなっている。
今度のマリノス戦は大事な試合だ。

≪内舘秀樹≫
ボランチに入って、真ん中を絞って、バランスよくプレーする事に心がけた。
どんな形であれ、勝ち点を重ねなれば優勝はできない。
内容の部分は練習でしっかり補いたい。

≪平川忠亮≫
前半は落ち着かない場面もあったが、決定的なシーンもあった。
後半、伸二のゴールでようやく落ち着いたと思う。
DFも良く頑張ってくれて大崩れしなかった。
こういう試合を続けたい。

≪黒部光昭≫
試合に出られて、とりあえず嬉しい。
今日はそのまま1トップに入った。
セレッソは去年とくらべて、運動量が少なかったような気がする。
スタメンはファビーニョと久藤さんがいないだけで、去年とほぼ同じチームだが、開幕戦の敗戦で悪循環になり、先制してしっかり守るスタイルもできず、後手に回っていたという印象があった。












Jリーグ 第3節 サンフレッチェ広島戦

2006年03月21日 | 試合
2006Jリーグ ディビジョン1 第3節 サンフレッチェ広島戦

日時:2006年3月18日 14:05キックオフ 場所:広島ビックアーチ


天候:雨 気温:8℃ 観衆:16742人


審判:扇谷 健司 副審:柴田 正利 抱山 公彦 第4の審判:松村 和彦


サンフレッチェ広島vs浦和レッズ


1vs4

4-4-2 Formation 3-6-1

スターティングメンバー

(23)都築 龍太 GK

(2)坪井 慶介 DF

(4)田中 マルクス闘莉王 DF

(20)堀之内 聖 DF

(6)山田 暢久 MF

(17)長谷部 誠 MF

(13)鈴木 啓太 MF

(8)三都主 アレサンドロ MF

(18)小野 伸二 MF

(10)ポンテ FW

(21)ワシントン FW


サブメンバー

(1)山岸 範宏 GK

(19)内舘 秀樹 DF

(7)酒井 友之 MF

(14)平川 忠亮 MF

(16)相馬 崇人 MF

(9)永井 雄一郎 FW

(30)岡野 雅行 FW


試合データ
≪得点≫
浦和:28分/三都主アレサンドロ、32分/ポンテ、62分/鈴木啓太、66分/ワシントン
広島:85分/ウェズレイ
≪交代≫
浦和:58分/MF小野→DF内舘、72分/MF三都主→相馬、83分/MF長谷部→FW永井
広島:60分/MF李→FW上野、74分/MFベット→DF吉弘、80分/MF森崎→MF高柳
≪警告≫
浦和:なし
広島:42分/戸田、56分/小村
≪退場≫
浦和:なし
広島:26分/ジニーニョ

広島戦を振り返る ~選手コメント~

選手コメント

≪都築龍太≫
今日はピッチが滑り、やりにくかった。
前半立ち上がりはミスが多く、うちのサッカーができなかった。
ミスが立ち上がりの悪さの原因だ。
芝のせいにはしたくはない。
ただ、予想以上に芝もボールも滑った。
雨の試合が初めてだったので、これが次に生かされればと思う。
2点取って試合が落ち着いた。
最後の失点はやはりいらない。
相手が上手くて取られた点ではなく、自分たちの守備の意識。
前回と同じだった。次こそ、ゼロにおさえたい。ただ、チームとしては勝てばいい。
勝ち点3を取れて良かった。
次からは、今日の後半のように余裕のあるサッカーがしたい。

≪堀之内聖≫
相手が10人になり、1点が入った。これで優位になったが、自分たちでリズムを崩した場面があった。
それも後半立て直すことはできたが。
最後の1失点は悔しさが残る。
次こそ集中して臨みたい。

≪坪井慶介≫
最後の失点は自分も予測していなかった。
完全に遅れてしまった。個人的な問題だ。
僕自身のリスクマネージメントができていなかった。
最初のポジショニングも悪かったし、相手が裏に抜けてくるという動きも予測できていなかった。
集中力をもっと高めたい。
全体を通してはボールもよく動いていたし、守備も悪くなかった。

堀之内、勝利も自己評価は厳しい

≪鈴木啓太≫
内容としてはあまりよくなかった。
1人少なくなると、僕らもそうだが、倍動くようになる。相手の気持ち、モチベーションが高かった。
その中でうまくいっていた時間、連携が良かった時間もあった。
それを差し引いても、もっとやれたと思う。
だから内容はよくない。
ただ、ちゃんと取るべきところで点を取る事ができるようになったのは良かった。最初のFKもそうだが、ちゃんと取れることは非常に大きい。
最後の方にもチャンスがあったから、本当ならそれも取らないといけない。
僕のゴールはたいした事はない(笑)。
アレが良い形で出してくれた。ただ、あそこの位置(ゴール前)までいけた事は良かった。

≪長谷部誠≫
次は自分も決めることができるように頑張りたい。
今日は10人だし、相手もあまりこなかったので参考にはならないと思う。
それでも、勝ち点3取れたことは大きいし、良かった。
こういう試合のあとはさらに集中しないと。
次が大事だ。

≪三都主アレサンドロ≫
得意な場所だったから、しっかりと蹴らないといけないと思った。
点につながり、良かった。
そこからチームも落ち着いたし、サイドにうまく入ってくれた。
こうして点が入るのは、非常に良いこと。
自信になる。
次はホームに戻って試合をする。
また、セットプレーでも流れの中でも点を取っていきたい。
ワールドカップまで時間はない。
1試合1試合を大事にしていきたい。
優勝を口にするのは早いが、こうやって勝ち点3を積み重ねれば、(結果は)ついてくる。
ホームのサポーターの前でまた良い試合をしたい。

≪小野伸二≫
いつもよりも早くボールに触ろうと思っていた。
自分としては今までの2試合より、サッカーをやっている感じがした。
交代は予定通り。
こういう時に色々な選手が出るのはいいこと。
試合前ではないが、決まっていた。
最後、ゼロにおさえられたら、みんなハッピーに終われたが・・・。

≪ポンテ≫
点に相手のミスはつきもの。
今回もミスしそうな時にいった。
タイミング、運があった。みんな僕にチャンスを与えてくれる(ニヤリ)。
前線のコンビネーションは毎試合、良くなっている。
前がキープできれば、攻守に良い面が出てくる。
今日はいい試合ができた。






Jリーグ 第2節 第1日 ジュビロ磐田戦

2006年03月13日 | 試合
Jリーグ 第2節 第1日 ジュビロ磐田戦

日時:2006年3月11日 14:04キックオフ 場所:埼玉スタジアム2002
天候:晴れ 気温:16℃ 観衆:56512人

3対1

GK (23)都築 龍太
DF (2)坪井 慶介
DF (4)田中 マルクス闘莉王
DF (20)堀之内 聖
DF (6)山田 暢久
MF (17)長谷部 誠
MF (13)鈴木 啓太
MF (8)三都主 アレサンドロ
MF (18)小野 伸二
FW (10)ポンテ
FW (21)ワシントン

サブメンバー

GK (1)山岸 範宏
DF (19)内舘 秀樹
MF (14)平川 忠亮
MF (16)相馬 崇人
MF (7)酒井 友之
FW (9)永井 雄一郎
FW (12)黒部 光昭

得点
浦和:前半33分/闘莉王 前半41分/アレックス 後半16分/ポンテ
磐田:後半42分/茶野
≪交代≫
浦和:後半25分/MFアレックス→MF平川
    後半36分/MF山田→MF相馬
    後半38分/MF小野→FW黒部



闘莉王・アレックス・ポンテの3ゴールで磐田を粉砕。試合終了直前、失点したものの浦和は3対1で勝利を飾り、勝ち点3を得た。


お気づきとは思いますが、写真と文章の内容は全然関係ないんです
(夏の#13と他の選手さん。サテライトの練習試合を見学。)

ジュビロ磐田戦を振り返る ~戦評&選手コメント~

収穫は、結果にこだわれること 

まずは、ホーム開幕戦を勝利で飾ったこと。
これは良かった。
ただし、試合のペースは完全にジュビロに握られてしまった。
それは、ブッフバルト監督も認めるところ。
万博での開幕戦と違い、序盤から相手にボールを回され、赤いユニフォームは自陣に缶詰状態。
いざ、ボールを奪っても、前線だけが先走り、ボランチとディフェンスラインのビルドアップが遅い。
一番警戒していたジュビロのカウンターに対しても、ビルドアップの遅れが響き、マーキングの先手をうてなかった。
チームが課題としていた『中盤ポッカリ症候群』は、まだまだ完治してはくれないようだ。
課題だらけでも、サイド攻撃という強烈なインパクトは残した。
特に、左サイドの三都主。
開幕戦の汚名返上とばかりに、スピードにモノを言わせ、鈴木秀人を完璧に手玉に取った。
長谷部やポンテ、小野伸二までがサイドに顔を出したことで、両サイドに厚みができたのも大きい。
例えば、中盤のパス回しに頼るしかないチームだったら、今日の結果はなかったはず。
しかし、レッズの武器は、セットプレーにサイド攻撃に個人技に・・・、挙げていたらキリがないほど揃っている。
戦略として、今日はセットプレーが効果を発揮した。
試合の中身はまだまだだが、あくまで結果にこだわるサッカーはできている。
去年の悪癖―『内容悪ければ、結果も悪い』―からは、脱却できている。
それが今日の収穫だ。

選手コメント

≪田中マルクス闘莉王≫
まだ修正するところはあるが、ホームだし、勝つことができてよかった。
あれだけサポーターが来てくれたら、こちらもやるしかないですし、(その存在は)ありがたい。
ちょっと苦しい時間が続いていて、流れが悪い中で点をとる事ができた。
ガンバ戦では1回、決定的なチャンスを外していたので、借りを返すことができてよかった。
やっぱり無失点でいきたかったが、マーキングのズレがあった。
よくない失点の形だった。
相手の中盤に回されていたので、伸二を下げて、前を向いてプレーするように指示をした(長谷部を前に上げたのは)ハセ(長谷部)の良い所を、もっと出していきたいと、後ろで見ている立場からは思っていたので、タイミングをはかりながら(長谷部と小野のポジションチェンジの)指示を出した。
リーグ戦の中断前は、かなり厳しい試合が続くので、そこで勝てれば優勝も近くなると思う。
僕らは、毎試合勝つことを望んで、これからもやっていく。

(長谷部を前に上げたのは)ハセ(長谷部)の良い所を、もっと出していきたいと、後ろで見ている立場からは思っていたので、タイミングをはかりながら(長谷部と小野のポジションチェンジの)指示を出した。
リーグ戦の中断前は、かなり厳しい試合が続くので、そこで勝てれば優勝も近くなると思う。僕らは、毎試合勝つことを望んで、これからもやっていく。

≪キャプテン・山田暢久≫
最初は、ジュビロ磐田のペースだった。
マークがうまく確認できなかったし、むこうの外国人(ファブリシオ)が引いていて、そこに、なかなかマークをつける事ができなかった。
ウチがツーボランチだったので、前にいけず、引いた時に、もうちょっと上手くやれればよかった。
(好転した)キッカケは、ちょっと長谷部を前目にして、伸二を引き気味にして、アプローチを深くした事。
あとは悪い流れの中で、セットプレーで得点できたのは、非常に大きい。
セットプレーでは、狙える選手が多いし、やりやすい。
ホームで勝つ事は非常に大事だし、いい形で勝つ事もできたので良かった。
(課題としては)とにかく毎試合コンパクトにできれば。
間延びしてしまうことに関しては(上がりすぎる)前線にストップをかけるためにも、(鈴木)啓太や長谷部とかが、真ん中で指示を出してコントロールできれば良い形になってくると思う。

≪都築龍太≫
最後のシーン(失点場面)以外は良かったと思う。
前半の最初は少し前線と最終ラインの間隔があいていたが、そこを前半のうちに修正し、前半のうちに良いサッカーに戻せたのが良かった。
前回と比べると、3点リードという違い、試合の運び方に違いはあるが、リードしていても慌てず、打ち合いにもならずに出来たのが良かった。
最後の場面、あれはいらない。
ああいうことをやっていると勝てない。
集中したい。

≪坪井慶介≫
まずは勝利、良かった。
ただ、最後の失点は良くなかった。
それまでは全体の守備も良い具合に出来た。
それが前回からの収穫だ。前半の立ち上がりはなかなかリズムが作れなかったが、後ろとしてはそれは仕方ない事と、しっかりとした守備を考えていた。
そこから流れを変えることが出来て良かった。
マークの面など、コミュニケーションはよく取れていたと思う。
今日は悪い時間帯に点をとれたので、あとは最後の集中力の問題。
誰がどうこうではなく、チーム全体として、あの一瞬、集中力が欠けていた。
今日はたまたま3点取れたが、こういうところで勝敗が決まるもの。
集中し直したい。

≪堀之内聖≫
最初から終盤まで、ディフェンスがなかなか機能しなかった。
もっと寄せを厳しくしないといけない。
いい奪い方をできれば、いい攻撃ができるので。
ボールを支配されていたし、前半はジュビロが試合を支配していた、その中で、前線と中盤とディフェンスラインの3つが、間延びしてしまった。
コンパクトにしたかったが、ジュビロのボール回しが上手く、なかなか思うようにできなかった。
(セットプレーのチャンスは)決めるか、折り返してアシストするか、そのどちらかはしたかった。
1点目を取ることができて、ホッとした部分はある。
どうしても、後半の失点が悔やまれる。
単純に、集中が切れてしまった。

≪長谷部誠≫
最後の決定的な場面は作らせなかったが、前半は相手にパスをつながれ、マイボールでゆっくりと中盤を支配できなかった。
試合の入り方が悪いと監督に言われても仕方がない。
ただ、今日は攻守の切り替えを早くしようとやってきたが、それは出来た部分だ。(闘莉王へのアシストは)闘莉王、ワシントンがあの位置に入ってくれたのが良かった。
途中、自分のポジションが替わった。
伸二さんが後ろでキープし、自分が前へいった。
これは自分たちの判断。(それまでは)前が動いていなかったので、自分はサイドに流れたり、ボールを受けたり、またはファーストディフェンダーとしてボールを追いかける動きなど基本をやろうと思った。

≪鈴木啓太≫
縦パスは意識して入れていた。
ああいう形が増えれば良いと思っていた。もっとワシントンにボールが渡れば、その間にその他の選手が上がることもでき、もっと厚みのある形ができる。
中盤のポジションチェンジは問題なし。
ハセ(長谷部)の攻撃力、(小野)伸二さんのパスワークが活きた。
クオリティの高い選手たちなので、ポジションチェンジをする事でバリエーションが増えると思う。
今日は自分たちのやりたいサッカーが出来た。
ガンバ戦よりもできた。
特に後半は落ち着くところで落ち着いたサッカーが出来た。
安定したサッカーを見せることができたと思う。
最後の失点はいらない。
もう一度ビデオで確認したい。
途中出場の選手とのやりにくさはなかった。
彼らの存在は心強い。
途中から入ってきても先発の選手と変わらないパフォーマンスをやってくれる。
もう少し「俺はこうしたいんだ」など、コミュニケーションがとれれば、お互いに活きてくると思う。

≪三都主アレサンドロ≫
(痛めた部分は)ちょっと寝違えたような感じ。
そんなにひどくはない。
相手と接触した時ではなくて、その前から痛かった。
(交代は)痛かったのもあるし、体力的に結構きつくなっていた。
ベンチを見たら、平川がアップしていたので、そこで(交代までの)時間を稼ごうと思っていたら、自分じゃなくてヤマ(山田)との交代だった(笑)
(フリーキックは)「自分に蹴らしてくれ」と言った。
自分のゾーンだと思っていたし、その前に伸二とかロビーとかが、ボールのところに来てたけど、俺のゾーンだとみんなが理解してくれた。
ワシ(ワシントン)がそばにいてくれたので、キーパーは誰が蹴るのか分かりづらかったと思う。
去年は点が少なかったので、今年はこれからもっとセットプレーを生かして点を取っていきたい。
(鈴木秀人とのマッチアップは)エスパルスの頃からよくやっていたし、1対1が強いことは知っていた。
なので、体ではなく、スピードで勝負しようと思っていた。
ホームで勝ち点3をとれたことは大きい。
連勝を目指して、これからやっていきたい。

≪小野伸二≫
始めのうちは良くない部分があった。
途中で僕が後ろに入り、ハセ(長谷部)を前に出した。
僕自身、もっとボールに触りたかったし、良い形でできたと思う。
前半は厳しいものがあったが、何とかセットプレーなどでゴールが生まれていた。ムードは良かった。
ボールをつないでいこうという意識でやっていた。
スムーズだったと思う。僕はボールに触る回数が多くなる事でリズムが生まれてくるし、(長谷部とのポジションチェンジは)今後もこうやっていくのでは。闘莉王も「これで行こう」と言っていた(笑)。

≪ポンテ≫
最初の20分以外は我々のペースで攻撃的にできた。
点も入り、その他にも得点のチャンスがあった。
次は広島戦だが、優勝を狙うチームはアウェイで厳しい試合になっても勝たないと。
そのつもりで(広島へ)行ってくる。
(セットプレーは堀之内を狙った?)堀之内は、いつも顔を出してくれるので、出せば結果を残してくれると思っている。
色々なことを修正していかないといけないが、毎試合よくなっている。
試合の感覚やリズムが少しずつもどっているので。
(シーズン最初からチームに入っていることは大きい?)去年よりはよくなっているし、チームの戦術も分かるし、監督の考え方も分かっている。

≪ワシントン≫
良い試合だった。
最初のサポーターが作った文字は感動的だったし、声援はチームに力を与えてくれる。
前半はポジショニングで苦労したが、徐々に良くなった。
(小野と長谷部の)ポジションチェンジで変わった。

≪相馬崇人≫
まず、楽しかった。
(イメージとしては)前から仕掛けていこうと思っていた。
自分の良さを出すことを心がけていた。
もう少しやりたかったけど、多少なりとも自分らしさを出せたと思う。
リードしている時の方が入りやすいし、あの時間に入れてよかった。
次はもっと時間をもらえるように頑張りたい。
ホームでデビューできて幸せだった。

≪黒部光昭≫
途中でピッチに立ったが、楽しかった。
監督の信頼を得て、もっと長く試合に出たいと思った。
大勢のサポーターがいる中でプレーするのは凄いこと。
FWとしては結果がアピールにつながる。
得点を決めるチャンスをもらえるようにしたい。
まずは試合に出ることが出来てホッとした。
もっとアピールしたい。












2006Jリーグ 第1節 ガンバ大阪戦

2006年03月11日 | 試合
2006Jリーグ ディビジョン1 第1節 第1日 ガンバ大阪戦
日時:2006年3月4日 16:04キックオフ 場所:万博記念競技場
天候:晴れ 気温:8℃
ガンバ大阪1対1浦和レッズ ひきわけ


都築 龍太 GK
坪井 慶介 DF
田中 マルクス闘莉王 DF
堀之内 聖 DF
山田 暢久 MF
長谷部 誠 MF
鈴木 啓太 MF
三都主 アレサンドロ MF
小野 伸二 MF
ポンテ FW
ワシントン FW

得点
浦和:2分/ワシントン
G大阪:67分/加地亮
交代
浦和:73分/FWワシントン→FW永井、89分/MFポンテ→DF内舘
警告
浦和:13分/小野、21分/ポンテ

前半2分、右サイド・山田暢久からのクロスにゴール中央・FWワシントンが頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。今季リーグ初ゴールは得点王候補のワシントンが決めた。
先制した浦和レッズは、幸先の良いスタートを切ったかに見えたが、やはり連携面はゼロックス杯同様、今ひとつ。
攻撃は個人技を中心にチャンスを作るもフィニッシュまで持っていくことができない。
ワシントン、小野、ポンテ、ボランチからは長谷部、両サイドと手を休めることなく攻撃を仕掛けるが、シュートの数は5本。少々さびしい数字となった。
守備は連携で相手を抑えるというよりも、全員が必死に体を張って守っていたと表現した方が正しい。
ゼロックス杯後のコメントにあった課題は「ボールの取りどころ」。
だが、代表戦が入り、日本代表選手を含めた全体練習は木曜のみ。修正する時間はなかった。今日も意思統一がはかれていないためか、中央を簡単に破られるシーンが目立った。
ただ、今の浦和レッズの選手層から言えば、勝ちながら修正することが重要。焦りはなかっただろう。
だが、得点機があるにも関わらず、点が決まらないとなると、流れは一気に変わる。前半の終わりからガンバ大阪ペースで試合が展開された。

そして迎えた後半22分、スピードに乗った攻撃を仕掛けるガンバ大阪に対し、後手後手にまわった浦和レッズはゴール前を崩され、最後は新加入の加地による同点弾を許した。
それでも勝てない試合だったわけではない。後半34分、シュートが左ポストにあたり、跳ね返えりを長谷部がフリーでシュートに持ち込んだが、気持ちが先走ったのか、大きく枠を外れた。
その他にもゴールチャンスはあった。得点に対して運がなかったのは、ガンバ大阪も一緒。長谷部のシュートミスにお付き合いをする場面もあった。こうしてお互いに持ち味を出せぬまま、開幕戦は1対1の引き分けに終わった。