皆さまお久しゅうございます。
本日2月22日、わたくしの住まう東京足立区に東武バスの新しい路線が開通いたしました。
しかもこの路線には足立区のくせして贅沢なことに「急行」が設けられるというのです。
どこをどう通るのかというとこちらです(@tobubus_group より)
足立区に文教大学が新校舎を作るとの話は何年も前に区の広報紙に載っておりましたが
まあついにその日がやってきたわけです。
文教大学というと教職すなわち学校の先生になる人が多いことで古来から知られていますね。
思えば中3のとき文教大学卒の新任の先生がわたくしの通う中学にきまして1年生の副担任かなんかになってました。なんの教科担当してたか忘れましたがとにもかくにも若くて顔がすこぶる可愛かった。当時のトップアイドル中山美穂によく似てましたよ。
耳の裏が。
だもので、わたくしは爾来文教大学というと可愛いお姉さんがワンサカいる大学であろうと勝手な固定観念を抱いておりまして今般の開校については衷心よりお祝い申し上げる次第です。
そういう大事な他人のお嬢さん方をですな、わたくしも含めて東京の底辺最下層たる足立区民から遠ざけるためにも大学まで通じるバス路線が欠かせなくなってまいります。
終点の文教大学は正しくは「文教大学東京あだちキャンパス」と言うようです。「東京」だけだと白金とか自由が丘とか清潔感溢れるみやびで高級なイメージを抱きがちですが「あだち」と付けることで学生諸君に「東京は東京でも一番ヤバイとこなんで」と警告を発することができます。
どう考えても最寄駅は東京ではなく埼玉県の「谷塚」ですが件の急行バスはなぜか「竹ノ塚」との往復です。これは学生ではない地元民の輸送も考慮に入れた結果であろうと思われます。竹ノ塚などといえば闇金ウシジマくんにも登場するほど激ヤバな教育水準の低い土地で、だから東武鉄道も車両破壊と痴漢犯罪を恐れて竹ノ塚には鈍行しか停めないようにしているのかは定かではありませんが、このようなバイオレンスと貧困に包まれた底辺の地で教育学を究めたときにこそ優れた教育者がこの地から陸続と送り出されるのではありますまいか。
東京の2大住みたくない駅、北千住と竹ノ塚にやたら大学を誘致してるところに、ひ弱な教員のたまご達へ「俺は今からお前たちを殴る!」というスクールウォーズを体現させたいという足立区長の思いやり溢れる親心が見えてまいります。それにつけてもあの頃の大映ドラマは面白かった。
ごたく並べるのもいい加減にしまして、バスのお話をしたいと思いますがこちらは開通の一週前に見にいったバス停標柱。竹の塚駅~文教大学間の急行は鈍行ともどもこの1番が乗り場になっております。
すでに柱本体には改正後の表を挿入済みで上から古いものを養生テープで貼って隠しています。行先表示は全て花畑団地ゆきですがそのうち「林松寺経由」の竹16と竹16-2はともに文教大学線の新設と同時に廃止されました。
ところがこの日は雨と風が強く、ご覧のように放っておいてもピラピラめくれあがってしまい新しいものを覗き見ることができました。竹16-2は完全に廃絶となりそのかわり「竹16急行」という系統番号が新造されたことがわかります。
文教大学へは同じ足立区のつくばエクスプレス六町駅からもバスが走ることになりました。これも改正前に見に行ったものですが竹ノ塚のと異なりステッカーで隠されています。六町駅からは文教大学循環という循環線が出来ることになっていますが竹の塚のように急行運転するものはありません。
ステッカーにあった行先のうち六19花畑団地循環と六20あいぐみ公園前ゆきの2線も廃止となりました。六19という系統数字は文教大学循環に宛がわれますが六20はどこにも継承されず消滅しました。
六町駅のすぐ隣、南花畑一丁目にあった改正前時刻表。他区のみなさんご覧あれ、必死の思いで「はがさないでください!」と書かれています。こんなものまで金になるんじゃないかと無断で持っていく手くせの悪いのがそこいらへんにゴロゴロしている。足立区特有の不穏で不気味な空気がこの画像からも窺い知ることができるでしょう。
さて、問題の急行バスは竹の塚~文教大学間のみなのですが往復路とも急行運転するわけではありません。竹の塚発の急行は朝の8時台に2本きり。
文教大学発は夕方16時台に2本と18時台1本の合計3本。大学休講期間中でも急行があります。休講だけに急行ということで。
かくして急行バス乗車決行予定の2月22日となりましたがわたくし、寝坊しまして朝の便乗れませんでした。そこで夕方の文教大学16:30発の急行竹の塚駅東口ゆきに乗りたいと思います。
まずは竹の塚から15:25発の文教大学ゆきバスに乗りたいと思います。西新井のはしょっちゅう乗ってますが足立営業所のバスに乗るのはコロナ禍前以来久しぶりです。前方行先表示面が反射光でギラギラして良く見えませんが「【竹16】文教大学(東京あだちキャンパス)BUNKYO UNIVERSITY」と書いてあります。
若いお姉さんが右に2人、左に2人座ってます。うち右側のお二人は随分若く見えたのでてっきり終点まで行く文教の学生さんかと思いきや、発車直前「お待たせしました。文教大学ゆきです。花畑団地には行きません!」という運転士さんの肉声案内を聞いて慌てふためき降りようとしましたが「花畑四丁目で降りれば大丈夫」との説明を受けて安心して引き続きご乗車なられました。
はたらく細胞のポスター。アニメ好きな方なら東武バスとコラボしてるのはご存知でしょう。今わたくしが嵌ってるのは「はたらく細胞ブラック」と「ドクターストーン」。理系要素があって面白いアニメです。ところでわたくしも何と驚いたことに教員免許状を頂いております。でも教育大学やら教育学部やら卒業しておりません。どういうことかと申しますとわたくしの時代には理工系学部出ると勝手に工業高校の教員免許が貰えたんですねえ。今はどうだか知りませんよ。文教大学に再入学して猫じゃらしラーメンでも作るか、猫の日だし。
終点に着きました。ここがバス停としての文教大学。丁寧に整地されたバス折返場の背後には真新しい大学の校舎。手前のスズキのワゴンは現地で案内する役の東武バスのおじさん二人が乗って来た車。バスから降りた直後にありがとうございましたーっとポケット時刻表くれました。
ほどなく六19系統六町駅からの循環線が来ました。六町駅は足立区なのにバスは足立ではなく葛飾の所管です。これは葛飾麾下、花畑営業所の古いタイプのエルガです。
循環線なのですぐ元の道へ帰ってしまいます。マスクのおじいちゃんは花畑団地を経由するものと勘違いして乗ってきてしまったのでしぶしぶここで降りてとぼとぼと歩いて帰るところ。運行初日にはよくあることです。
井戸端会議のよいネタを見つけたとばかりに竹の塚駅行きのバス停に近隣の方が集まってきました。時刻表を見ながら綾瀬にはいかないのか?谷塚にはいかないのか?ベルクスまで歩いていかねばなんねえな、などとにぎわしいディスカッションが始まりました。
綾瀬にはいきませんが谷塚には行きます。のりばは2番の方からで平日1本だけ。わざわざ「運行本数が少ないです」と公式に認められているほどです。しかしこれは見れば見るほど実にマニアックなので大いに興味をそそられますね。都県境を跨ぐので運賃はいかほどか。
定刻4分前、夕日を浴びて颯爽と16時30分発の急行バスがやってきました。
急行!
16時30分56秒、動輪が回り急行は出発と相成りました。
先の東武バスのおじさんに貰った路線図を見ると花畑四丁目、同三丁目、林松寺の3箇所がオミットされ区民事務所入口とやらが次停留所になるようです。オミットされるバス停は通過するのではなく全く異なる道をショートカットして区民事務所入口へ達するのです。大昔乗った境車庫~東武動物公園駅の新道経由と吉田橋経由のようなものか。ローカルな例えで恐縮ですが。
早発するわけにいかないので時速20キロ程度で随分もた~~っと安全運転して
16時34分花畑区民事務所入口でお客さん積み。あまり急行感がありませんでいささか腰砕けの感無きにしも非ず。
実はわたくし、ちゃっかり往路の鈍行に乗った時に急行だとショートカットされる区民事務所入口~文教大学間の時間を計測しておりまして、15:37に通過し終点15:43着だったので実乗6分でした。その間降りる人がいたので停車時間含めてですがそんなもんです。復路の急行は4分なのでまあざっと時短効果は2分強ほどとなりましょうか。
これは大学がお休みの期間のことだからであっていざ授業が始まれば当然にその効果は増大していくことでしょう。
なんで東急とか京急とか茨急のバスは急行と称して急行運転してないんだろうかなどとぼんやり考えておりますうちに16:45竹の塚駅着。ということは実所要15分ですね。
帰り道、西新井のバスのりばの路線図ではまだ文教大学の名がありませんでした。
しかし学生諸君と東武バスのご清栄をお祈りいたしまして本日はこれにて一巻の終わりとさせていただきたいと思います。
ただ「同性愛者を守ると足立区が滅びる」という妄言を繰り返して区民からむしり取った血税で飯を喰っている足立区議会議員のような大人が根絶し、底辺だろうが成金だろうが王侯貴族だろうがいかに他人と異なろうとも互いの価値観や個性の違いを認め合って生きられる社会の実現が若い教育者によってこの足立区の地上に完成されることを区民一同祈って止まないものなのです。
私にとっては、京都女子大行の真っ赤なプリンセスラインでしょうか(#^_^#)
ひところ、学会出張なんかでお世話になっていました。京都行くのが楽しみでしたねぇ(#^_^#)
https://blog.goo.ne.jp/hgn_jp/e/b13b333393c0eab724cc1d71120dde7e
今回の記事も力作でしたね。先日、青井まで足を延ばしましたので、ちょっと親近感あります^^
六町駅をふらついているときに長崎バームクーヘンという店屋を見つけました。行列が出来てたので名店なのでしょう。
北千住に住まっておりますと川向こうの青井やら六町やらなどというとここは地の果てアルジェリアというくらい遠い所に感じるのですがたまに行くにはよいところですね。