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人生を楽しく生きるための試行錯誤

ベルリンの壁崩壊から20年

2009-11-09 22:28:27 | 社会・経済

ベルリンの壁が崩壊して20年を迎えた。20年前の11月9日、東ドイツ政府は旅行自由化法案を通し、国境ゲートを開放した。これによって東西ベルリンを隔てていた壁が無意味になった。このことをベルリンの壁の崩壊という。因みに物理的な解体は10日から始まる。冷戦の終焉に伴なって東欧の民主化運動の圧力は大きくなり、ベルリンの壁崩壊、ドイツの再統一とつながっていった。ドイツにとって歴史的な出来事であった。しかし当時、ドイツ再統一に対して、英、仏、米、ポーランド、ロシアは裏では反対の立場を取っていたことが旧ソ連の機密文書に記されていたらしい。それぞれの国が強大なドイツの誕生に脅威を感じると共に損得の計算もしていたのであろう。外交とはそういうものである。各国のエゴとエゴがぶつかり合いで、ある意味分かりやすい。鳩山首相は「友愛」という言葉を使うが他国にとってこんなに分かりにくい話はない。世界が「友愛」のもとに互いに譲り合って世界全体の利益最大となるように動くという概念は非常に良い概念ではある。特に日本人にとっては比較的分かりやすい。しかし世界の他の諸国はそんなことは信じていない。俺はこれが欲しい、お前は何がほしいんだ?という世界に住んでいるのだから。日本人は世界で一番の文明人である。野蛮人を見習う必要はない。世界益を国益に優先させる外交を行おう。それが日本人の真髄だ。


アンチエージング、訪れるか美容革命

2009-11-08 15:59:11 | 遺伝

血管や肌など人体の組織の弾力性は弾性繊維というもので維持されているそうだ。弾性繊維が豊富に作られている間は人体の組織のしなやかさが維持される。この弾性繊維を作るために「ファイブリン4」というたんぱく質が必要であることを関西医大の中村智之教授、京都大医学研究科の堀口真仁准教授が発見した。「ファイブリン4」は弾性繊維を作る、別のたんぱく質同士の結合を促進する酵素をアシストする働きがあるらしい。さらに面白いことに遺伝子操作をして「ファイブリン4」を通常の8%しか作れないマウスを作ったことである。これは遺伝子を操作することで人体のミクロな損傷や劣化を極力遅らせる可能性を示している。このマウスを調べたところ動脈瘤を発生しており、動脈の伸縮性も悪かったということである。新しい医療技術、美容技術の分野が開かれそうである。


食欲を抑えるたんぱく質

2009-11-04 17:08:01 | 健康・病気

メタボリックから抜け出すのが非常に難しいのは多くの人が経験的に知っている。体重を絞ることは比較的簡単である。難しいのはその維持である。運動と食事のバランスを取ってやっと落とした体重が気を抜くとすぐにリバウンドしてしまう。そんな人たちに朗報である。自治医大の矢田俊彦教授と前島裕子准教授ららが以前から食欲を抑制する働きのある「ネスファチン」の作用を明らかにした。ラットを使った実験ではあるが、この「ネスファチン」が視床下部にある摂食中枢に作用すると「オキシトシン」というホルモンが出され、それが食欲を支配する神経に働き食欲が抑制されるそうである。なかなか頼もしい薬となりそうであるが、一方では薬に頼らないと生きていけないような人間を作り出す危険性についても考えていかなければならないであろう。