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人生を楽しく生きるための試行錯誤

おとしぶみ

2009-08-24 21:30:37 | 遺伝

テレビで「おとしぶみ」のことを話していました。もともとは差出人がわかってはまずい時にわざと落としておく手紙を落とし文と言ったのですがここでは昆虫のことです。この昆虫には、卵を隠すためと、幼虫が大きくなるまでの食料とするために卵を葉っぱに巻いて落とすという習性があります。この葉っぱを巻いたものが落とし文に似ているので「おとしぶみ」の名が付いたのです。この巻き方もすごく凝っていて、葉っぱが開かないように一部を裏返しにしたり、差し込んだりします。10mm以下の小さい昆虫がこのような高度な知能を持っていること、そしてそれが代々受け継がれていくことに驚かされます。私は記憶も遺伝するという立場なので行動が受け継がれることに不思議はないのですが、記憶がどのようにして遺伝するのかについてアイデアがありませんでした。ところが「おとしぶみ」のすごい能力を見ていてよいアイデアが浮かんできました。つまり、コンピュータとプログラムとデータの関係と同じということです。プログラムとデータは記号を並べることで記述できます。この記号の並びを遺伝子に書き込めばよいのです。そして脳が作られていく時にこの記号の並びを、脳の決められた位置に書き移せばよいのです。それで記憶が遺伝します。

ブログの題材を探していると常にちょっとした緊張感が存在しますがその緊張感がアイデアを生んだような気がします。ブログの初の功績です。


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