「JIN-仁」というドラマで緒方洪庵が種痘を行ったと言っていた。ホントかなと調べてみると本当であった。日本で最初に種痘をおこなったのは楢林宗建、本格的に牛痘による種痘を行ったのが緒方洪庵ということであった。ジェンナーが牛痘(牛の天然痘から作るワクチン)による種痘法を開発したのが1796年。宗建が種痘を始めたのが1849年、そして洪庵が本格的に開始した。その頃の技術が伝わる速度を考えると超高速と言えるであろう。驚くのはまだ早い。緒方春朔という医者がいて、1790年には人痘(人の天然痘から作るワクチン)ではあるが種痘を実用化していたのである。それまでも中国やインドで人痘による種痘は行われたが安全なものではなく、種痘で天然痘を引き起こしてしまう危険性があった。春朔はこれを改良して安全なものとして実用化したのである。彼の言葉が残っている。「私が、種痘を施した子供は千数百人いるけれども、まだ一人も死なせた者はなく、顔にみにくい痘痕のあるものは誰もいない」 またすばらしい日本人を見つけた。
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