近年、海水の温度上昇のためか東シナ海で大量発生したエチゼンクラゲが成長し、日本海へ押し寄せてきて漁業に打撃を与えることが多くなってきている。このエチゼンクラゲを有効利用しようという研究が行われている。その中でエチゼンクラゲからクニウムチンという物質を抽出し、それを利用する研究がある。人間の体内には抗菌作用や保湿作用があるムチン(糖たんぱく質)が12種類存在するが、その中の一つMUC5ACというムチンがクラゲから取れるクニウムチンと非常によく似ている。このクニウムチンを変形性関節症のウサギにヒアルロン酸と一緒に注射したところ非常に大きな治療効果があることが分かった。人間に適用するにはもう少し時間がかかるそうである。しかし迷惑なエチゼンクラゲが多くの人を悩ましている変形性関節症の治癒に役立つとは、何か天の配財というような気もする。それを利用する日本人の知恵、創造性も十分自慢できるものである。
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