偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

●北京五輪ボイコットを考えてみる

2007年08月08日 19時35分25秒 | ◎ツッコミ思案0
 北京五輪まであと1年ということで現地はお祭り騒ぎだとか。参加各国・地域代表団の団長会議ではいまだ食品汚染などに懸念の声があがったとか。
 日本でも中国産汚染食品はすでに日常、巨竜の急成長に伴ってマンホールの蓋やら鉄棒などが盗まれてたり、光化学スモッグが押し寄せてきたりと大変なことになっている。

 いっそ北京五輪なんてボイコットしちまえばいいのに。

 まぁヘタレな日本が単独でボイコットをすることはあり得ないだろう。
 そもそもなんで人権問題などでちょこちょこ叩かれていたハズの中国が開催地になれたかという経緯を考えるとやっぱりそうそうボイコットはないだろうと推測できる。

 ボイコットするということも政治的なことなら、ボイコットしないということも政治的なこと。つまり所詮は五輪なんて国家的イベントなのだ。


 ここでふと春の褒章の時に毎日新聞に載ったモントリオール五輪金メダリストであり日本レスリング協会専務理事の高田裕司の記事を思い出した。

「今なら従わぬ、スポーツ界は進歩」

という見だしのその記事は

「今だったら政府が五輪不参加の意向を示しても、JOC(日本オリンピック委員会)もレスリング協会も従わない。それだけスポーツ界も進歩した」

という高田氏の発言でしめられている。
モスクワ五輪を振り返っての言葉だろうが、この記事を読んだ時にすごい違和感を感じた。
 この時期に公の場でこうした発言をあえてするというのは
「北京五輪にはなにがあっても出てやるぞ」
という宣言ともとれる。

 政治とスポーツは無関係だなんてよく声高に叫ぶ筋肉くんがいるけど、政治と人々の生活は無関係ではないはずだ。
 スポーツ選手というのは一般人とは別の世界を生きているのだろうか?
あるいはある種の特権意識があるのかもしれない。

 あんたらがのびのびと競技をする立派な会場を建設するという作業の背景で鉄が盗まれり、汚染した大気が日本に飛んできたりしてそれで子供たちがやられたりしてても
「でも、そんなのかんけーねー!そんなのかんけーねー!オッパッピッ!」
ってなもんなのだろうか。
 ついでに言えば汚染の問題は中国国内でも奇形児が増えるなどの影響が出てるらしい。

 中国は金儲けのためならなりふりかまわない…なんて言い方を最近テレビでよく聞くようになったけどスポーツ選手もなりふりかまわないんだろうなんて思ってしまう。

たしかにモスクワの時は冷戦構造というなんとも割り切れないものが背景にあったりした。
でも
「参加するかどうかは自分たちで判断する」
だったらまだわかるんだけど短絡的に
「従わぬ」
ってのはのはどうなんだろうか。

政治とスポーツは無関係ってひょっとして選挙にも行かないの?
だったらたまに自民党に引っ張り出されて立候補したりするのもやめて欲しいな。
ボイコットの背景に虐殺とかがあっても、
「死んだ人の分まで頑張ります。弔い合戦です」
なんていいそうだ…

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