偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

平野早矢香と雀鬼・桜井章一

2008年04月18日 04時28分55秒 | ◎ツッコミ思案neo
 フジテレビのすぽるとで卓球の平野早矢香選手がその本を読んで感動して会いに行った人物がいたと言っていた。
誰だろうと思って油断して見ていてひっくり返りそうになった。

 それはあろうことか伝説の雀鬼・桜井章一 氏だった。

 実のところ自分もかつては雀鬼流に惹かれた時期があった。以前だったら「ああ懐かしいな」と思ったかもしれない。
でも今のおいらはなんだかとっても和感を感じたんだ。

つい最近、NHK教育テレビの「NHK知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」で柳美里氏が色川武大(阿佐田哲也)をとりあげてたんだけど、かつての麻雀雑誌の阿佐田哲也へのアプローチってのはなんて薄っぺらだったんだろうと思った。
 まぁ、いいかえればそれは浅はかだった自分への反省ではあるんだけど。

 麻雀雑誌だから仕方ないじゃん…て意見もあるかもしれないけど阿佐田哲也の威光を借りて麻雀というものを高みにひっぱってもらおうというスケベ心はみえみえだったから責任はあるはずなんだ。

 もちろん色川氏は清廉潔白ではないだろう。…というかそもそも文学なんてものがシャバとワイルドサイドを往き来しているような危うい世界なんだから文士なんてジョーシキで捉えようとしたらロクでもない存在のかもしれない。
 それだからこそというべきか氏は麻雀を美化するようなことはなかったし、一方では“一人勝ち”の危うさを知っているというバランス感覚の持ち主だった。

 結局のところ麻雀自体はほろ酔いの小島武夫が深夜に「われめDEポン」の解説をやっているくらいで丁度いいものぢゃねーかっていう。

 麻雀雑誌買ってたころから薄々思ってたけどオープン対局とかでプロがあっさり芸能人とかに負けてるのを見ると、競技として成立してないよなぁ…って。
 「それでも何百回もやればプロとアマの差は歴然だ」っていちいちいってたりするけど、だったら同じメンツで何百回やってみせてくれよ…って。

 キョービ、女を食い物にするカリスマ・ホストが化粧品のセールス・ウーマンを相手に講演会をぶつ時代だ。
とりあえず成功してる人、アタマがいい人だったらどんなどんな世界からでもウェルカムという世相。

 いい人の友達だったら、きっといい人だっていう無防備な思いこみやエクスキューズもあるんだろうけどテレビに出てるヤツらなんて3人くらい介したら胡散臭いヤツに辿り着くんぢゃねーかな

そもそも麻雀なんてギャンブルだ。
賭けないでやってるヤツなんて見たことない。
競技麻雀でさえウラでは握ってるかもしんないしね

でも、まぁ、あれか
亀田戦のスポンサーだってパチンコ屋だし、女子バレーのスポンサーは殺人ガス会社JTだしチームも持ってるし、武田美保は殺し合いは五輪が終わったからにしてね・って言ってるくらいだからスポーツなんてそれでいいのか。

よく江原啓之オカルト論争での擁護側の意見で
「霊視がもしインチキでも的確なアドバイスをしているからカウンセラーとして成立しているから容認されていいだろう」って意見があるけど日本を背負っていくであろう平野早矢香がプロセスはどうあれ強くなればいいってことなのかもね。

 そーいえば麻雀戦術論も最後は“亜空間ポン”とかオカルトだったなぁ。

でも桜井章一が「徹子の部屋」や「いいとも」に出ちゃって、麻雀は脳トレと精神修養に最適なんつって年寄りの年金狙った新手のフリー雀荘が林立したらどうしよう。


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1 コメント

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ありがとうございます (同感ちゃーん)
2008-04-21 11:33:23
前回のカキコ、わざわざ反応いただいてお礼申し上げます。武田美保の発言に関しては、未だただならぬ恐ろしさを感じます。『選民意識』が強いのってどんな世界でも怖いものです。こういう人が「公人」ぶった発言することを許す社会に疑問符を投げる人って、でも実際にはどのくらいいるんでしょうね。。。?

何はともあれ、社会に対し正しい疑問符は小さな声でも投げかけ続けようと思います!
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