偽史倭人伝 ~ Carnea Historia

march madness の次が April Foolなんて小粋ぢゃないか。

テラスハウス、プロレス、依存症、小倉智昭、山里亮太、辛酸なめ子、おのののか、武田砂鉄、幸坂理加、三田友梨佳、三浦瑠璃、坂上忍

2020年05月30日 18時48分07秒 | ◎ツッコミ思案neo

「とくダネ!」でテラスハウス問題を取り上げているのを見て日本も末だと思った。「とくダネ!」は報道番組ではないし小倉智昭氏はジャーナリストではないが、日本のお茶の間にはびこる「ご意見番」という名のオピニオンリーダー制や、後ろの「ノンストップ」のカジュアルさとの対比、そして小倉氏の普段の言動を考えると、みなし報道番組のみなしジャーナリスト的な責任は負っていると思う。
 出演者がみなちっょとずつズレた発言。SNSを主犯説はいわずもがな、小坂大魔王は木村花さんが有望株だったという説明をするのにブシロードがどうこうとか、あの日大アメフト問題の時に自称アメフト通芸能人たちが「サック」というプレイの説明でハナシの流れを止めてしまった光景のデジャブを見たような気になる。 (GIULIAとかご存じの…みたいな調子で語られてもみんな知らねーよ。)
 唯一まともだった三浦瑠璃氏は番組制作側の責任について言及したが、残念ながらテラスハウスを見たことがないようで「現行犯逮捕」的な決定打はなかった。小倉氏ときたらそれを受け「演出」とSNSの誹謗中傷はまったく無関係と言いきった。
 この人がテラハを見ていないのなら(それはそれで断言しちゃいかんが)まだしも、大ファンだという。テラハの最近の洗濯乾燥事件までのエピソードを熱く語るさまは、一般紙でプロレスの試合展開を記事にしているかのような異様さを感じた。
 それでSNSと無関係と言いきれるのは「このひとバカなの?」と真剣に心配になった。この直前に卒業した女子は炎上を苦にして避難しんたぢゃん。あのコが炎上したのは身から出た錆だからいいとでも?そーいえば制作会社のイースト・エンタテインメントは小倉氏の出世作「世界まるごとHOWマッチ」にも関わった会社。まさかお友達バイアス?
 少なくともテラハヒットの源泉はSNSにある。テラハだけぢゃなく、人気ドラマは放送日にはたいていツイッターのトレンド入りする。使用者人口13番目の言語がツイッター上では世界第二位になってしまうというこの国のいびつさを逆用して成り立っていたんだよ。
 炎上上等で「おお、もりあがっとる」なんつって、制作は喜んでたにちがいない。
 テラハファンを自称する著名人は多いようだけど、そうした方々は同時にスタジオトークで出演者めがけて毒を吐く山里亮太のファンでもあるというコメントもよく聞く。
★前回★もふれた女優の永野芽郁がまだ新規の出演者に対して「彼がダメになっていくところがみたい」などというような悪魔発言したのは山里イズムがファンにも浸透していたということだろうか。
 その山里氏、MCをつとめる「土曜はナニする!?」の冒頭で「テラスハウス」が「今週の急上昇ワードTOP10」の2位になってしまった手前、コメントせざるをえず、「木村花さんのお母さんが番組のメンバーに連絡をくれて、元気で笑顔だった頃の花さんを忘れないでくださいとの言葉をいただいた」などとしどろもどろ言っていた。
 山里亮太がフロントマンとして番組演出の中心いたことはたしかで、影響力を家系図に喩えるなら、「各種キャラづけ」について二親等以内の影響力は発揮していた。
 花さんがプロレスの世界に身を置いていたので、母親もある種の演出は仕方ないと受け入れていたのだろうか?このプロレスというものに対する距離感も日本人は独特だ。かつて元レフェリーなどによるプロレスの暴露本ブームがあったが、逆にいうと日本人の多くはプロレスを真剣勝負だと信じていたということだ。暴露がひとしきり終わったあとでも「いや、あの勝負に関してはガチだった」とか勝手に仕分けするファンがいたりした。
 中邑真輔というブロレスラーのアメリカでの成功を熱弁した芸人に対し、非プロレスファンの芸人が「プロレスってやらせなんでしょ」と突っ込んだら、その芸人はいやな顔をしたが、むしろ100%演出の世界で非白人であるシンスケが成功をおさめたという彼のスター性がいかにすごいかということを畳みかければいいのに、エンタテインメントプロレスのファンのくせにへんなガチ論の支配から抜けきれないのが日本人の特殊性で、これはいろんな部分にも波及してるように思う。
 かつて「おしん」という大ヒット朝ドラがあったが、赤貧のヒロインにと放送局に米が送られてきたというハナシがある。
 これは極端な例としても、主人公をいじめる役を演じた女優が商店街でものを売ってもらえなかったなどというエピソードはよくあった。
 そんなことをするのは一部のアタマの悪い人だと一笑に付すかもしれないが、健気なヒロインを演じると簡単に好感度ランキングがあがったりする。理想の上司ランキングもドラマの役に影響されてたりすることが多々。
 プロレスを簡単に信じて、脳内で勝手に真剣勝負化もする。日本はそういう国なのだ。そういう国でSNSだよりの仕掛けがいかに危険かということ。
 精神疾患に対する理解もケアも後進国だというのもまたリアリティ番組の免許とりあげの要件たりうる。
  さっき常見陽平はそもそも今の日本にリアリティ番組なんて必要か?と言っていた。
 とりあえずテラハのファンといっていた著名人に今回の件について真剣座談会をやってほしいものだ。



ワイドナショーの松本人志氏、
誹謗中傷してるやつらが番組に責任転嫁しているのだと
テラハ見たことないのになんで言いきれる?

公式動画にも
「これ煽ってんな」っての
あったけどな

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