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野鳥に出会えてしあわせ気分

家の近くでカワセミを見かけて始めたバードウォッチング。これまで出会えた野鳥たちの記録です。

渡り終盤はハイタカ!

2006-11-05 20:55:00 | つれづれに
10月中旬から11月上旬にかけて、ハイタカ属も渡っていきます。
ハイタカ属のタカはオオタカ、ハイタカ、ツミ。

撮った写真を手がかりにしてもどの種かは難しいのですが、高いところをとても速いスピードで飛んでいくのを識別するのはそう簡単にできることではありません。
わたしは、いつもわからなくて、ついつい人(タカの先生)頼み。。。


今日紹介するハイタカの写真は、遠く高いところを飛んでいる画像のため全部トリミングしています。

渡っていく様子と言うよりハイタカそれぞれの個体の紹介のような・・・(汗。。)

ハイタカバリエーションをお楽しみ下さい。(またまた汗。。)

さかのぼること10月21日通過B(Aは先日の記事)





               成鳥♀

「西日本で最大規模の風力発電」

2006-09-12 21:08:26 | つれづれに
今日の朝刊、地方欄から目にとびこんで来た見出し。
知らなかった・・・かなりショックである。

ちょうどタカの渡りが始まろうとしている時だが、建設工事が始まっているのはその渡りのコースとそれほどはなれていない所だ。

新聞によると、南の海峡を一望する丘陵地に風力発電の風車が急ピッチで進められているとある。
建設しているのは北海道根室市に本社がある「クリーンエナジーファクトリー」が設立したウインドファーム。
anaganisiroからsitigawaにまたがる丘陵地に出力2500キロワットの風車15基を立てる計画。
タワーの高さは85メートル、羽の長さは44メートル。

工事は8月にすでに着手し6基が完成。今年12月までに運転を開始するそうだ。

風車の位置がその日の風の具合でタカが飛ぶコースとピタリと重なったらどうなるのだ!
ブレード(羽)の回転に巻き込まれず、無事タカたちが渡っていけるのだろうか。
ただでさえ命がけの渡りというのに!

ちょっとどうしてよいのかわからないのだが、とりあえず書いておかねばと。


うるうる目がかわいい!ツチイナゴ

2006-09-05 21:48:52 | つれづれに
朝、車のエンジンをかけようとしたその時、窓に緑色のバッタがしがみついているのに気づきました。

窓の外にいるものだと思い手を伸ばしかけたら、バッタが驚いて跳びました。
窓を少しすかしていたのでその隙間から車内に入り込んでしまったんですね。
車はいつも草地の上に止めてあるので時々こんな侵入者が。


車の中でお亡くなりになっては困るので外に出してやろうと、よく見ると・・・

わずか2センチほどのバッタの目の下に涙が流れたような濃いすじがあるのに気づきました。

なんと!これはお目にかかりたいと思っていたツチイナゴではありませんか!
わりと普通にいるって聞いてはいましたが、まあ!こんな風に会えるとは思っても見ませんでしたよ。


つぶさないように気をつけながらつかまえ、車外に出してやりました。朝は時間がなかったのですが、今度会えたらもう少しゆっくり見られるかな?

鳥にしろ虫にしろ、「これは○○、こっちは○○」とただ名前を教えてもらっても、ちっとも心に残りませんが、なにかふとしたきっかけで知り合いになれた時は、一度で名前を覚えます♪



朝からひとつうれしいことがあり、気持ちよく一日のスタートをきれました。


      →ツチイナゴ



*9月4日夜、アオバズクがまだ鳴いていました。

*今朝(9月5日)この秋初めて高鳴きするモズを見ました。

まだ鳴くアオバズク

2006-08-31 19:59:29 | つれづれに
4月の初鳴き以来、今年は子育てできるのだろうかとずっと気になっていた近所のアオバズクくんですが8月中もずっと、そして8月最終日となった今日現在もまだ「ホッホー」と鳴いています。

都市公園などでは雛が育つと山へ帰るように色々なHPを読むと書いてありますね。
でも、近所に来るアオバズクは以前子育てに成功していた時も9月下旬ぐらいまで雛を連れて時折回って来ていました。

ひょっとして雛が一緒なんだろうかと耳をすましてみますが、雛の声はしません。これまでも雛が巣立った様子は感じられないし。


うまく繁殖できなかったから未だに鳴くのか、それとも渡りで移動中の個体が鳴いているのか・・・。その習性がよくわかりません。

はち合わせ

2006-08-23 21:39:03 | つれづれに
わたしの地元では鳥見人口の少なさや、継続してフィールドに出ている者はごく少数に限られるので、野鳥に関係したちょっとした仕事を依頼されることがあります。

地元自然公園区域内の巡回といったものです。
今日のうちに片づけなければならない用事もあり休みをとったので、朝のうちに山にでかけることに。


投棄されているゴミがないかとか、夏鳥の幼鳥を観察しながら登って行きました。
平日というのもあるのか出会う人はほとんどなし。


と思いきや、せまい林道の真ん中で、でんと一台の大きなRV車が道をふさいでいます。
このままでは通行できないので相手が車を寄せ、すれ違おうとしていたその時、
「ツキ ヒー ホイ!」(サンコウチョウ)に続いてオオルリの高らかな囀りが聞こえるではありませんか!

「いったいどこで鳴いてるの?」ととっさに周りを見たら、いましたね!竹かごに入ったオオルリが(いわゆる囮)。
そしてその横には何かの機械。先ほどの囀りの正体はテープだったのです。


車の男の人は密猟の真っ最中だったというわけです。

車を少し前に進め止めると、すぐ双眼鏡でナンバーを確認、メモ。
立場上、直接「違法行為ですよ。撤去して下さい」と意見することはできるのですが、他にはだれもいない山の奥。
行政のほうからも、「無理をして直接指導はしないで下さい。」と言われています。(何かトラぶった時に、行政側がその責任を追及されてもこまるからでしょう。自分で責任を持てる範囲でという意味だと思います)


一瞬、証拠写真を撮ることがうかびましたが、頑健な男の人との距離は十数メートル。そして向こうも見つかったことに気がついた様子です。「ひとっ走りしてこちらに向かって走って来られたら・・・。。」「いくら車に乗っているから安全といっても狭い林道で追っかけられるサバイバルレースはしたくないよー!」なんて考えだすと、もうパニックであわててその場を立ち去りました。

少しはなれたところまで来たので、「やれやれ。」と、ほっとしていると、


後ろからさっきの人の車が~~。
「このまま車ごと体当たりされて谷底に転落か~~~!」


とドキドキしていると、向こうがあわてて逃げ去っていきました。
やれやれ・・・よかった。


ちょっと想像力がたくましすぎました?
でも、クマなどいない地元では山でコワイのは人なのかもしれません。



その後、野鳥など観察しながら来た道を引き返し先ほどの密猟ポイントにさしかかると



一段とりりしくなったオオルリ青年がいました。

捕獲の難を逃れることができてよかった・・・。

そして、無事家にたどり着いた後、先ほどの顛末を、同じ巡視員や行政の方に報告したのでした。