

毎日新聞 2005年9月8日
国立病院機構「西埼玉中央病院」(埼玉県所沢市)で出産直後に亡くなった男児の両親が「帝王切開を希望しながら認められなかったのは患者の自己決定権の侵害」などとして病院側に8400万円の賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は8日、両親側敗訴とした2審判決を破棄、審理を東京高裁に差し戻す判決を言い渡した。判決は患者の自己決定権には言及せず、医師に説明義務違反があったと認定。両親側の実質勝訴となり、高裁の差し戻し審で慰謝料額が算定される。



Nikkei health 2005.9.3
納得のいく治療を受けられる医療環境や制度をつくろうと、約10のがん患者団体や医師が3日「がん患者団体支援機構」を発足させ、大阪市で設立総会を開いた。



(2005年9月6日 読売新聞)
がん細胞が他の細胞に侵入したり、転移したりするのに重要な役割を果たす新しいたんぱく質を、名古屋大大学院医学系研究科の高橋雅英教授らの研究チームが発見した。


[2005年8月22日/HealthDayNews]
新しい抗がん薬のヒトでの安全性を検討する第I相臨床試験結果の多くが公表されておらず、公表されてもその多くが試験終了後長期を経過していることが、米テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(ヒューストン)腫瘍内科助教授のLuis H. Camacho博士らの研究で明らかになった。研究は、医学誌「Cancer」オンライン版8月22日号に掲載された。




