gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

鬼というと、「泣いた、赤鬼」のお話を思い出します。

2020-02-03 16:06:05 | 日記
今日は節分。
私も、夕方には、豆まきをしようと豆を買って来ました。

厄をもたらす鬼を、家の中から追い払うためなのですが、私にとって、鬼というと、浜田ひろすけさんのお話「泣いた赤鬼」が、思い浮かんでしまいます。



山に住む若い赤鬼が、人間と仲良くなりたいと思っているが、人間たちは、赤鬼を怖がって逃げてしまう。

赤鬼が、しょんぼりしていると、仲良しの青鬼がやって来て、赤鬼が何で元気がないのか知る。

話しを聞いた青鬼は、「自分が、村に行って、暴れるから、君は、後から来て、僕を殴って、追い払うんだ。そしたら、人間たちは、君のことを、優しい鬼だと、友達になってくれるから」、
青鬼は、そういうと、すぐに、村に行き、わざと暴れ回った。

後から来た赤鬼は、暴れている青鬼を、殴って追い払った。
それを見た人間たちは、赤鬼を「いい鬼、優しい鬼」と言って、赤鬼の家に遊びに行くようになった。

赤鬼は、毎日、人間たちと楽しくすごしていたが、ふと、青鬼君は、今頃どうしているかと、気になった。

そこで、夜明けの雲に乗って、青鬼の住む岩穴の家に行って見ると、青鬼はいなくて、岩の扉に、赤鬼あてに、「赤鬼君、人間たちと仲良く、暮らしなさい。僕は、しばらく、この家から離れて暮らします。君と僕が、仲良くしてたら、また、人間たちは、君を怖がるようになったらいけないから」そんな文字が、書かれていた。
それを読んだ、赤鬼は、ポロポロと涙を流して、泣いた。

確か、そんな内容のお話だったと思います。
3年前、孫の誕生日に、泣いた赤鬼の本をプレゼントしました。

何日かして、私が娘の家に行くと孫が、泣いた赤鬼の本を「ばあば、読んで」と言って持って来ました。

2人の孫は、私の両わきに座り、真剣な顔て聞いていました。
ところが、お話の終わりの場面になると、2人共、絵本から目を離し、私の顔をじっと見ていた。

私はというと、感極まって、涙で声は詰まり、文字が読めなくなっていました。

それを見た2人は、「やっぱり、ばあばも泣いたね。ママも、この本読んで、泣いたんだよ」との事でした。

「孫たちもいつか、自分の子どもたちに、「泣いた赤鬼」を読んであげながら、涙を流したりするのかな」なんて、思ったりしています。