これまでホッカイドウ競馬場外馬券発売所(Aiba)の新設における地域住民説明会での議論を紹介し、ご意見をいただいて参りました。さらに先日は、Aiba札幌琴似の住民説明会に潜伏調査をしたところ、思いのほか好感触を得たのですが、琴似と同時進行で計画中の登別市では、一部住民の強烈な反対運動が勃発し計画が立ち往生しています。
この手の議論は、賛成と反対が対等の立場で議論を交わすのではなく、設置する側(賛成)が反対側を説得するという形が出来上がります。競馬に興味のない人にとっては“迷惑施設”以外の何者でもないということになってしまいがちなのです。更にギャンブル施設がすなわち青少年に悪影響を及ぼすだとか、近隣の風紀が乱れるだとか、わけの分からない偏見がまかり通っているのです。まったく現状を知らない身勝手な風評によって、今年が存続をかけた正念場であるホッカイドウ競馬にとって、生命線とも言える場外発売所新設に大きな障害が立ちはだかっているというのが状況です。
反対運動を展開している人の中には病院関係者がいると聞きます。琴似の説明会でも病院関係者が、競馬ファンを指して“クオリティーの高くない人”との発言があり、その差別的発言に腹を立てましたが、ここでも同じように根底には差別的な発想があるのではないかと思います。かつて私の地元で知的障害者の施設の移転をめぐって住民から反対運動が起こりましたが、このような時は病院関係者ならどう思うのでしょう。きっと偏見だ、差別だと悔しい思いをするはずです。嫌いだからといって一方的に排除するのではなく、相手の立場を思いやる姿勢が欲しいものです。
わずか一握りの反対者がいるだけで、その声はひときわ大きく聞こえてしまいます。商店街などでは賛成者が多いはずなのに、反対派のバッシングを恐れてなのか、賛成の声はいつでもどこでも遠慮がちなのです。
競馬は健全な娯楽です。個人的な好き嫌いは別として、娯楽のない世の中なんてありえるでしょうか。そもそも競馬は優秀な馬の“血”を選別する為に行われました。今でもその名残として、最も権威のあるダービーは子孫を残すことのできない騸馬(去勢した馬)には出走資格はないのです。つまり競馬はギャンブルとしてだけではなく、ブラッドスポーツといわれ“血統”がそのすべてに影響を与えています。世代を超えた血の改良は今でも行われ、そのことが競馬の真の魅力となっているのだと私は思います。
競馬に対する誤解を、何としてもぬぐい去りたいものです。私自身、どうすれば良いのでしょう。皆様のご提案をお待ちしています。
この手の議論は、賛成と反対が対等の立場で議論を交わすのではなく、設置する側(賛成)が反対側を説得するという形が出来上がります。競馬に興味のない人にとっては“迷惑施設”以外の何者でもないということになってしまいがちなのです。更にギャンブル施設がすなわち青少年に悪影響を及ぼすだとか、近隣の風紀が乱れるだとか、わけの分からない偏見がまかり通っているのです。まったく現状を知らない身勝手な風評によって、今年が存続をかけた正念場であるホッカイドウ競馬にとって、生命線とも言える場外発売所新設に大きな障害が立ちはだかっているというのが状況です。
反対運動を展開している人の中には病院関係者がいると聞きます。琴似の説明会でも病院関係者が、競馬ファンを指して“クオリティーの高くない人”との発言があり、その差別的発言に腹を立てましたが、ここでも同じように根底には差別的な発想があるのではないかと思います。かつて私の地元で知的障害者の施設の移転をめぐって住民から反対運動が起こりましたが、このような時は病院関係者ならどう思うのでしょう。きっと偏見だ、差別だと悔しい思いをするはずです。嫌いだからといって一方的に排除するのではなく、相手の立場を思いやる姿勢が欲しいものです。
わずか一握りの反対者がいるだけで、その声はひときわ大きく聞こえてしまいます。商店街などでは賛成者が多いはずなのに、反対派のバッシングを恐れてなのか、賛成の声はいつでもどこでも遠慮がちなのです。
競馬は健全な娯楽です。個人的な好き嫌いは別として、娯楽のない世の中なんてありえるでしょうか。そもそも競馬は優秀な馬の“血”を選別する為に行われました。今でもその名残として、最も権威のあるダービーは子孫を残すことのできない騸馬(去勢した馬)には出走資格はないのです。つまり競馬はギャンブルとしてだけではなく、ブラッドスポーツといわれ“血統”がそのすべてに影響を与えています。世代を超えた血の改良は今でも行われ、そのことが競馬の真の魅力となっているのだと私は思います。
競馬に対する誤解を、何としてもぬぐい去りたいものです。私自身、どうすれば良いのでしょう。皆様のご提案をお待ちしています。
念書を交わして理解してもらうか、法的に粛々と進めていくかだと思います。
前提(ホッカイドウ競馬の必要性・日高を含めた経済性など)をよく説明し(理解させるのは難しい?)進めていくより他はないと思います。
役所の人や住民で理解してもらっている人をより多く集めて説明会を開催しないと声の大きい人の意見がまかり通ります。
メリットはと必ず聞かれると思います。
人が集まることによる経済効果とホッカイドウ競馬がなくなることによる北海道経済のデメリットなどを理解してもらわなければならないと思います。
まあ、反対の人たちは「そんなのオラには関係ない」と言うと思いますが、なんでもそうですが、あなた達だけが良ければいいのなら、回りに誰も居なくなって過疎化がすすみ町も村も支庁もなくなるよと言ってよく考えてもらってください。
登別に温泉がなくなっていいのですか?日高だけではなく胆振にとっても馬の生産が必要なくなったらどれだけのマイナスの経済効果になるのか。
人間一人じゃ生きてはいけないのではないでしょうか。
あなたがいて私がいて世の中が成り立っているのではないでしょうか。
どんなもんでしょうか。
郊外型でパワーセンター・ショッピングセンター・大手スーパー・パチンコ屋の隣接地に建てるほうが話は早いかもしれません。
ごり押しをしてまで遣る事業ですか?元首相が、3分の2を使ってまで遣ること無いと発言したように住民選挙民の反対を押してまで220億の赤字を埋めるために必死だと思うが果たしてどれだけの効果が有るのか?
競馬界は、景気に左右されるのが大なのに。果たして、これだけの不況に天下のトヨタでさえ赤字を出す世の中にごり押しすることが。果たして、赤字の穴埋めにどれだけの効果が有るのだろうか?
どれだけの効果があるのかとの問いですが、道が初期投資をせずに新たな販売ルートを開設できるのですから、悪い方法だとは思いません。また、番組の組み方次第で、スリリングな競馬は可能だと思います。ハンデ戦や多頭数競馬の為の交流やサイマルの導入なども考えられます。ルレーミングレースだっておもしろいでしょう。まだまだやるべきことはいっぱいあって、経営改善の可能性は充分に”あると思います!”
また、場外設置に関しては「ごり押し」はできないことになっています。近隣住民の「同意」を得ることが条件ですが、この「同意」とはひとりでも反対があればだめかとなると、事実上はまったく何もできないことになってしまいますね。とにかく線引きは難しいのです。
毎年同意書を交わし、約束が守られているかを検証しますので、その時点で住民より苦情があれば改善が可能だと思います。パチンコよりもその辺の配慮は徹底しています。
札幌白石は住民の反対で断念せざるおえないとの話を聞きましたが、登別市・札幌琴似の計画は今どのような状況なのですか?
登別の計画も立ち往生気味とのことで、琴似もやはり難航気味なのですか?
現況がわからず、先生のブログにコメントさせていただきました。
進行状況がわかれば教えてください。
お忙しいところ恐縮ですが、宜しくお願い致します。
Aibaの新設に関する現状をご紹介します。
3月1日、登別での住民説明会を行いました。これまで反対の署名運動が行われる等、厳しさが伝えられていましたが、最近になって賛成の声もわき上がり、署名も反対をそれをはるかに上回る数を得ていると聞きました。当日は日高町の三輪町長も軽種馬産業の実態とホッカイドウ競馬のその役割などを説明し必要性を訴えたようです。まだまだ余談は許さないようですが、少し流れが変わりつつあるとの情報を得ています。
次に琴似に関してですが、私はその説明会に参加しましたが、思いのほか賛成意見も多いと感じました。繁華街の真ん中、パチンコ屋の2階という条件であり、これでも開設できないとするなら、どこも無理だろうとさえ思える内容です。
静内に関しては、現在の収益を減らすことがあってはならないとの発想から、民間への移行は現段階では難しいようです。しかし、私なりに運動を続けて参ります。
さらに他地区の新設を検討中ですが、プロポーザル方式をとっているので、提案があれば随時設置に向けた検討に入る予定です。
登別も琴似も良い方向に進みつつあるようで、少しホッとしました。
私は、JRAでアルバイトをしていた経験があり、馬券を買うこともありますが、今まで道営競馬を身近に感じたことがなく、よくわかりませんでした。
北海道の経済等に意見を述べるほどの強い関心は、正直なところあまり持っていないのですが、広く道民に道営競馬を身近に感じて理解してもらうためにも、Aibaの新設が必要だと感じています。
先生も述べられていたように、反対の人たちばかりが声を荒げてもっともらしい理由を述べ、賛成やどちらでも構わない人たちの声はかすんでしまいがちなのだと思います。結局私のような人間も、何もせずにただ状況を見守っているだけです。
また何か進行があれば教えてください。
よろしくお願い致します。