Do! 議会 で Go!

北海道議会議員・藤沢すみお日記

政務調査費

2008年11月27日 | Weblog
 本日より北海道議会第4回定例会が開かれました。議会改革検討委員会において最近何かと話題になっている政務調査費に関し、マスコミ各社が取材を行っています。
 道議会では、1万円以上の支出に関して領収書の添付を義務づけるべきだとの考えにまとまるようです。さらに厳しい批判を浴びそうです。わたしは、以前から主張しているように、使途基準をはっきりとさせることを前提に1円から義務づけても良いと思います。また、領収書をもらいにくいケースを想定し、例えば交通費として一定金額を領収書なしで認めるなどの方法を考えればよいのではないかと考えます。
 現在は総額で516万円を支給されており、たとえそれ以上の支出があっても支給総額を上限としての報告をしなければなりません。私の場合は総額800万円あまりの関連経費を政務とそれ以外に案分し、さらに516万円の限度額に一致させ報告しました。持ち出しが多く、決して個人に流用できるほどの余裕はありません。もともと領収書をもとに報告書を作成しましたので、その添付には反対しません。
 議員が有権者の信頼を得るには、議員の行動を積極的に公開し、どのような仕事をしてるのかを知ってもらう必要があるのだとおもいます。そして、議員がより仕事のしやすい環境を作るべきです。私は以前公開を約束しましたので、何らかの形で(第三者のプライバシー等を考慮しつつ)公開する方法を考えています。

不適格な教職員

2008年11月27日 | Weblog
コメントでのやり取りをご紹介します。

Unknown (30代教員)

2008-11-22 12:25:37

現在教員をしています、30代の男です。11月14日の藤沢先生の日記について少し質問がしたいと思い、書き込み致しました。


「世の中には、もっと不適格な公務員があふれていると思う。規則で決まっているにもかかわらず、国旗や国歌に敬意を持って接することができない教師は不適格といえないだろうか。」

と先生は書かれていました。確かに国旗掲揚、国家斉唱は法律でも認められ、それを遂行しないことは、国家からお金をもらい活動している公務員の前提に反しますし、またこの法律は現在の日本人の問題ともされる「自らの国に対する誇りを取り戻す」ということが大前提とされているという点で評価できると思います。確かに日本人は投票率のことを考えると、あまりに自分の住む国に対して無関心すぎると思います。

しかし「規則で決まっているにもかかわらず、国旗や国家を敬意を持って接することができない教師は不適格とはいえないだろうか」というのは本当にそうなのでしょうか?

私は、「国旗や国家に敬意を持つこと」が即、「軍国主義の復活だ」などという短絡的な論理をここで振りかざすつもりもありませんし、そのような論理は全く意味がないと考えています。そうした意味で藤沢先生の意見に疑問を持っているわけではありません。

では私が何に対して疑問を持っているのかといいますと、それは


「規則できまっていることを守ることができないものは不適格」

という藤沢先生の論理は、「そもそもさまざまな意見を持っている人たちによって為される言論の場の否定」ではないのかということです。

藤沢先生の論理から言えば、以前先生が行った「造反」という行為はどのように理解すれば良いのでしょう。

先生が自民党という政党に属している限り、政党の指示に従わなければならない(党議拘束がかかれば)のは当然だと考えられますが、先生はそれでも「ここで自らの意思をはっきりとアナウンスしなければ、北海道の未来に関わる」と考え、それ「造反」を行動に移したのではないかと私は理解しています。

それは先生自身が「現在決定していることは誤っているのではないか、こうしたアナウンスが封じられているのは間違っているのではないか。正しいのか正しくないのかはわからないが、そうしたことを議論する場が確保されていないのは間違っている」とお考えになられたからではないでしょうか?

先生が今回日記に書かれた論理を貫徹するのならば、先生自身が私達のために行ってくれたことと、真っ向から反すると私は思います。

つまり「造反という規則で決まっていることを破るという行為」を一方で行い、他方で「規則を破ることはその規則内にいるものとして不適格」と発言することの矛盾です。

私は国旗掲揚、国歌斉唱に関しては特に反対もしていませんし、賛成もしていません。敬意とは与えられるものではなく、自らが持つものだと思います。白か黒かでしかありえないのは、まさに先生が嫌悪する全体主義であり、悪しきナショナリズムだと思います。

「国旗掲揚・国歌斉唱に反対する者は公務員失格」なのではなく「法律にも決められているのになぜ彼らは反対するのかということを議論する場の確保」が問題にならなければならないと思います。

確かに彼ら(国旗掲揚・国家斉唱に反対する人々)の意見というのは、聞くにたえない部分があります、どう考えても日本を駄目にしようとしか思えないような部分があります。例えば軍隊をなくせという意見は現代の状況を考えればありえません、おそらく自衛隊がなくなれば、北朝鮮は大喜びでしょう。それは藤沢先生が「国の安全は決してただでは買えない」とおっしゃるとおりです。

でも彼らの意見を排除するだけでは意味がありません。「排除」には必ず「うらみ」が伴います、それは互いの論理がある部分では「正しい」からです。

でも左翼でも右翼でも、お互いが合意できるのは「平和に暮らす」ということです。この前提から出発するならば、そこでめざされるべきなのは「相手を論破し、排除する」のではなく「自分が理解できないものを理解しようとする努力と、その努力が行うことができる議論の場」だと思います。

基本的に藤沢先生はこのことを直感的にわかっていらっしゃると思います、だからこそ、私達のため(もしかすると藤沢先生の信念のために)に「造反」という行為を行ってくれたのだと私は理解しています。

そのような先生が、この日記のように感情的な文章をなぜ書かれたのか、その真意が理解できず、このように書き込みを致しました。またお時間があるときにでも、「なぜ不適格なのか、どのような思いでこの日記をお書きになられたのか」を教えていただけると幸いです。

長々とした文章、更には稚拙で論理立ててお伝えすることができず大変申し訳ありません。





いろいろな意見があって結構です (藤沢澄雄)

2008-11-24 17:22:22

 ご意見大変ありがとうございます。私と同じ意見であってもなくとも、この場を使ってメッセージをいただけることが、私は大変うれしく思います。あなたがおっしゃるように、私は決して異なる意見を排除する姿勢で持論を展開するつもりはなく、むしろ多くの人にそのやり取りを見ていただいて議論を深めたいと思っています。
 ご質問に私の意見を延べたいと思います。まず、一点目の「国旗や国歌に敬意を持って接することができない教師は不適格といえないだろうか」との言い方はあえて誇張して表現しました。もちろん国旗・国歌に“敬意”を持つか持たないかは強制するものではなく、基礎教育によって養われるべきものだと考えます。ところが教職員の中には精神的苦痛を理由に国旗掲揚時に起立できない、国歌を歌うこともできないとの“へ理屈”を述べる人がいるようですが、それなら決められたことが現場でできない不適格な教員だと言うことです。教職員に限らず、その職種において必要とされる業務ができない人を不適格と言っているのです。(障害者として認定されたひとは別です。念のために)
 次に、「法律にも決められているのになぜ彼らは反対するのかということを議論する場の確保」に関してですが、自分の意見や思想の主張を子どもたちのいる学校現場で行うべきではないと私は考えます。世の中にはその時代にそぐわない法律がたくさん存在するでしょう。しかし、それを自らの思想と違うからと言って、個々の公務員がそれぞれ逆らっていては公務員としての責務が果たせるでしょうか。他に議論をする場は確保されていると思います。選挙もそのひとつです。さらにプライベートな時間では大いに行えるはずです。
 そこで次なるご指摘の、(「造反という規則で決まっていることを破るという行為」を一方で行い、他方で「規則を破ることはその規則内にいるものとして不適格」と発言することの矛盾です。)に関してですが、造反は自民党内での問題です。私は議員として議会で自らの責任において意思表示を行いました。それ自体は規則違反ではなく、議員として採決に際し誰からも制約を受けるものではありません。ただし、自民党議員として会派内での議論を経た後に出された結論に従わなかったことに対しては、党員として不適格な行動をとったことになり、それなりの処分に相当する行動だったと思います。私は党に対して道連役員として不適格かどうかの判断を委ねました。そしてどんな処分が下されようと異論を述べるつもりはありませんでした。一方で教職員の場合はその処分にも異議を唱え、国旗掲揚・国歌斉唱自体を実力で阻止しようとしていませんか。
 議会での議決は大変権威のあるものです。いろいろな意見があっても最終的に議決されたものは道民の総意とされるものであり、私はそれに従うべきだと思っています。現在国会で公職選挙法の改正が行われないことで、支庁制度改革の条例執行が成されないことに私は異議を唱えています。議会議決を反古にしようとすることは、道議会議員であることを否定することになってしまうからです。9月15日のブログ「支庁制度改革と道議選挙区」でもそのことを述べていますので、是非ご覧下さい。
 私の発言に矛盾があるとするなら、それは私が道議会で議決された条例に反対しそれに従わない場合だと思います。そうであるならあなたがご指摘のように、教職員に対して文句は言えないと言うことになりますね。



定額給付金

2008年11月27日 | Weblog
以下のようなコメントをいただきましたので、ご紹介します。

定額給付金について (自民党員)

2008-11-15 16:31:11

藤沢道議に質問です。
このたびの定額給付金について
どのようにお考えでしょうか?
内容はもちろん、地方に委ねるという点など
私は理解に苦しんでおります。
果たしてどのような効果があるのでしょうか?
批判を受けるのも当然かと思います。



おそくなりました。 (藤沢澄雄)

2008-11-26 12:14:06

返答が遅くなり申し訳ありません。
定額給付金に関してですが、直接現金をもらうことで文句を言う人はあまりいないと思うのですが、マスコミ等でも批判ばかりがクローズアップされていますので、どれだけ効果があるのかと疑問視されるのだと思います。国民が常にマクロの視点で政策を評価してくれるのなら、消費税に関しても一方的な批判ばかりではないと思うのに、なぜ給付金のケースだけこのような批判が上がるのか不思議に思います。
確かにばらまきと言われればばらまきかもしれません。
経済効果がどれだけ上がるのかと言われると、少なくとも金融機関の口座に振り込まれるのなら、内需を換気する目的からは離れてしまうでしょう。地域限定の通貨券やクーポンなどのほうがより効果的ではないかと個人的に思っていますが、今回は早く実施し国民の期待に応えたいとの思惑が働いたのでしょう。
 以前新聞に、内需を拡大し経済効果を上げるには一般生活品に向けるのではなく、高級品などの消費を喚起しなければならないとの主張があったのですが、そうであるなら高額所得者には給付金はいらないとの意見と矛盾します。まさか高額所得者向けの給付金を出す訳にもいかない。増税の議論をすると必ず批判されるが、減税を行ってもすべてのひとが評価をすることにはなかなかならないというのが現実ですね。
 税のかけ方の工夫のひとつとして、余裕のある人が貯蓄ではなく、節税の為に積極的にお金を使う流れを作ることも必要だと思います。原価消却期間の短縮なども、そのひとつだと考えます。いずれにしても税制はベストはなく、ベターを求めて常に修正や微調整を行うことが必要なのではないでしょうか。
 大きな気持ちで定額給付金を捉えてくれると助かります。私の場合は、積極的に給付金をいただき、それをできるだけ町内で消費しようと思っています。給付金の本来の目的は内需を拡大することですから、その為に消費にまわします。
どうかみなさんも、必ず新たな消費にまわしていただいたいと思います。もともとは税金ですから。

朝食勉強会

2008年11月26日 | Weblog
月に一度の朝食勉強会に参加。今回は農政部が担当で「食の安全・安心確保に関する取り組みについて」です。事故米、加工食品の原産地表示などの説明を受けました。
藤沢澄雄
sumio@evergeen.st

地域医療を考える研究会

2008年11月26日 | Weblog
今回で3回目をむかえる、医療関連の勉強会を開催しました。初回はヘリコプターを活用した医師確保の方法。2回目は地方公立病院の経営形態の見直し、そして今回は地域医療全般の諸問題に関して、全日本病院協会会長で中央社会保険医療協議会委員の西澤寛俊先生をお招きしました。初回より道議会や自民党にこだわらず開催してきましたが、今回は自民・民主の道議会議員のほか、江別、小樽、留萌、釧路、函館より議員が参加し、活発な意見交換も行われました。
高度医療を維持する為の集約化や民間病院の位置づけなども総合的に考えるべきだとの指摘もあり、地域住民の理解を得るよう宿題を与えられたように思いました。管内の議員さんにもぜひ聞いてもらうべきでした。今後も継続して、研究会の開催を行って参ります。
藤沢澄雄
sumio@evergeen.st

がんばれ田母神元航空幕僚長

2008年11月14日 | Weblog
いろいろと考えかたはあるだろうが、自衛官が高いモチベーションを維持することの難しさを誰も言及しない。シビリアンコントロールとは現場が自由にものを言えない環境を作ることなのか。確かに幕僚長としては不適格だろう。だからこそ、更迭されたのであって、懲戒処分とはまったく別次元の話だ。退職金は当然払われてしかるべき。
世の中には、もっと不適格な公務員があふれていると思う。規則で決まっているにもかかわらず、国旗や国歌に敬意を持って接することができない教師は不適格といえないだろうか。
国の安全は決してただでは買えない。

ウォッカ優勝

2008年11月02日 | Weblog
天皇賞(秋)G1優勝おめでとうございます。新ひだか町のカントリー牧場生産馬のウオッカがG14勝目となる天皇賞を2cmの鼻差で見事に優勝しました。写真判定に時間を擁し、武豊ジョッキー同様はらはらどきどきでした。
藤沢すみお