時のうてなに立ちて風を感ず。

To the happy few (Henri Beyle)

民主主義の崩壊

2022年04月21日 | 民主主義

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民主主義はそのしくみ建付けとしての議会制度や普通選挙、三権分立、立憲主義などが在り、主権在民という民主主義の要を実現する為の仕組みとされているようです。

しかし、それだけでは綱渡りのように不安定で、国民の主権は十分には担保、実現されず、簡単に扇動政治や衆愚政治に陥って一部の勢力による寡頭政治などになってしまうでしょう。主権者としての国民が自分で考え、物事を判断する力を失えば民主主義など成り立つはずもなく、形だけの張りぼて民主主義になるのは誰にでもわかることでしょう。ハーメルンの笛吹きにぞろぞろと付いて行けば、そこに待っているのは利用されて捨てられ顧みられることのない苦難の道か破滅への下り坂くらいです。そして、高みから見物している人たちから贈られるのは『自己責任』と言う支配層に都合の良い言葉くらいではないでしょうか。

今主流メディアは見事なまでに一致協力してハーメルンの笛を高らかに鳴らしており、そのあとを判断力や思考力批判力を封印された人々がぞろぞろ付いて行ってるのが今の社会の現状でしょう。今のうちならまだ止まれるかもしれません。しかし、能力も力もないので、はがゆく見守ることしかできません。