未亡人の独り言

夫が突然、糖尿病に。そして、膵臓癌へ…
2009年6月22日永眠。未亡人になりました。

定まらない希望

2009-04-29 23:45:55 | 膵臓癌闘病記
今日の体重70㌔、血糖値139

今日は、病室に葬儀屋さんを呼び、息子もお店開ける前に来てもらい、あらためて葬儀の流れやその後のことを話しました。
元同僚のお坊さんには、共通の知人である葬儀屋さんが既に連絡してくださったとのこと。いざ本番の時も葬儀屋経由で依頼。
病院で死んだ後、先ず自宅へ帰り3日位寝かせてほしいと言われ「えっ?!3日?!」と驚く私。
「そう、腐って異臭がするまで置いて」と言うのです!「え~っ嫌だよ!」と言いました。笑ってましたよ、葬儀屋さん。
遅れて来た息子に「ねぇ、腐って異臭がするまで家に置いてくれって言うんだよ~!」と泣きついたら苦笑いしてましたね。
私は遺体となった主人を自宅に置くことに強い抵抗があります。腐るまでどころか1時間でも嫌なのです。
これからも自分が生活する空間に遺体は辛いです。
物理的にも我が家に余分な布団はなく「布団はどうするの?」と聞いたら「それぐらい買う金あるだろ!」と怒られました。
主人の遺体を寝かせるために布団選びをする自分の姿を想像してしまいました。泣けます…。

告別式の後そのまま埋葬することに(お墓を買った時から)決めていて、葬儀屋さんにも言ってあったのですが、今日あらためて主人がその旨を伝えたら「でも普通は…それに奥さんも寂しいでしょ?」と言われたので「う~ん別に…」と答えました。
そもそも即埋葬にした理由は、お墓までの交通の便が悪く、私も息子も車を運転しないし、親戚も年寄りばかりだからマイクロバスで一気に移動しようという作戦だったのです。
あらためて日取りを決めて集まる手間も省けるし。
主人がそう決めたのに葬儀屋さんに「普通」の話を聞くと揺らぐ主人。
葬儀屋さんは「天候もあるしね」と言うので「私、晴れ女だから大丈夫!」と強く訴えました。苦笑いの葬儀屋さん…。
結局どうするのかよくわからないまま解散しそうになったので「で、どうするの?」とややイラッとしながら聞いたら、葬儀屋さんが「じゃ、それはその時に…」ってことになりました。

無宗教なのに中途半端に宗教色を取り入れるからややこしい!
読経は欲しいけど、戒名は要らないとかね。(だったらお経のテープ流せば?)

無宗教なんだから四十九日もへったくれも無いと思う。
私は命が残り少なくなった主人を見て毎日病室でウルウルしてますが、一方で葬儀その他のような主人亡き後のことには生来の淡泊な面と面倒くさがりな面が前面に出ます。
でも本人の意向も気になって…。

しかし、そんな準備をしつつも主人は元気になってきたので、またこの準備は嬉しいことに無駄になるかも?
ここ数日、食事は座ってできるようになりました!
今日は、病室を出て廊下を一周歩きました!
やっぱり主人はすごいなぁ!v(゜V^*)
コメント (16)
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