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1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

浴槽を求めて

2006-03-22 14:01:15 | すいかのたね
お待たせしました、すいかの「どーしても譲れない条件」とは…

そう、「バスタブがあること」です。

タイ人は”アップ・ナーム(水浴び)”を少なくとも1日2回します(朝、晩+外出するとき、帰宅時などなど)。朝の挨拶代わりの「水浴びしたか?」に「まだ」と答えると、ばっちい野郎扱いされます。だからしてなくても「うん、しましたわよ、たしなみですもの」な顔して答えます。

一般の住宅でシャワーがついているところは少なくて(ついていても水圧が弱いので、ちょろっとしか出ない)、日本の食堂などで使われている業務用のポリバケツに水を入れておいて、洗面器で汲んで体を洗います。

チェンマイ市内に住んでいる外国人もたくさんいるのですが、西洋人はあまりバスタブを必要としないらしく、せいぜい”温水シャワー”で御の字と思え、という感じです(ほとんどのタイ人は一年を通して、常温の水で水浴びします)。

立地が好条件で、キッチンも温水シャワーも、そして高速インターネットもついている部屋が今の部屋の家賃の半額であったのですが、「いや、やはりバスタブは外せません」とお願いしました

というのも、ここ数年のわたしの健康法は半身浴だからなのです。
冷え性がひどいときや体が不調のときは温かいお湯にゆっくり浸かっていると、あら不思議、元気になります 
旅行やホームステイならば「これもいい経験」だけど、長期に渡って住むなら体力勝負  だから、浴槽だけは欲しかったのです。 

日本からも入浴剤を持参してきました。写真はマリママさんに頂いたオージー土産のユーカリオイルです。肩凝りにとってもよく効きます

「やったー!今日から毎日(は、ちょっともったいないけど)、お湯に浸かれる!」と思ったのもつかの間…お湯が出たのは最初の2日だけ、月曜火曜と様子をみたけど、お湯が出る様子はありません。今は一番暑い時期といえ、夜は20度台にまで下がるので、これでシャンプーは結構つらい… 
また直しに来てもらわなくちゃ…

クイズ大会!

2006-03-20 13:05:16 | すいかのたね
さて、おかげさまで盛り上がりを見せている(?)”すいかの部屋の条件は?”について。その条件はいくつかあって、正解者がいます

条件その1とは、「キッチンがあるところ」。
kimちゃん正解、さすが

タイ人はよく外食をします。
主な理由は「安い」のと「いろいろな種類があって飽きない」から、とか。
家庭持ちの人たちの家には、さすがにガス(プロパン)と冷蔵庫がありますが、一般的なタイの独身者向けの部屋には、キッチンと呼べるスペースがありません。

いくら外食ばかりと言っても、たまには自分の部屋でお茶(…は飲まない。水かジュースかビール)飲んだり、外で買ってきたものを食べたりするようなのですが、そのときに使ったコップや皿をどこで洗うか、というと…(これもクイズになるかな)…お手洗いの洗面台で洗います

9年前にこちらで暮らしていたときは、わたしもそうしてました。
10畳くらいの部屋にキングサイズのベッドがあるのに(脚注1)、なぜか流し台は洗面所にあるだけでした。当時は児童福祉施設に住み込んで、基本的に食事は子どもと一緒に食べていました。なので毎日お皿を流しで洗う、ということはしていませんでした。

でも、今回はオール一人暮らし(?)。面倒臭がりやのわたしなので、毎日自炊します、とは言いませんが「たまには自分で好きなもの作って食べたいやん

というようなわけで、キッチン付きを条件にしていました。
そしてこれはタイ人にとっても、「まあ、探せばあるよね」ということでした。

さてここで問題です。すいかがどうしても外せなかった条件、それはいったい何でしょう 
正解は次号にて! みなさまどうぞ、奮ってご参加くださいませ

 脚注1:単身者のタイ人は同性とルームシェアをしていることが多いようです。たいていの部屋が大きなベッド付きになっているのは、シェアメイトと一緒に寝るためです。

即断即決!

2006-03-18 13:33:16 | すいかのたね
真夏に向かって日差しガンガンのチェンマイです
日中最高気温は34,5度くらいだと思います。
少なくとも体感温度はそれくらいです。暑い、そしてこれからさらに暑くなる!

誰に聞いても「タイでの部屋探しは、自分の足で歩くしかない」と助言されていたので、覚悟はしていました。しかし実際に来てみて、この暑さの中、交通の便の悪いチェンマイであてもなく彷徨うのか…と思うとブルー

「時間はある、焦らない」と自ら言い聞かせて、昨日から部屋探しをスタートしました。数少ない日本人の知人のひとりに相談したら、こちらの不動産事情に詳しいご友人を連れて来てくださって、一緒に見て回ってくださるとおっしゃってくださいました。それでも、「(わたしの)この条件にあう物件は難しいだろうね…という空気はありました…。「焦るな、すいか」再び(タイ語で「焦るな」は「チャイ・イェン・イェン」。チャイは心、イェンは涼しい、冷たいの意。日本語と似てますね)。

そしたらば、な、なんと2件目で「コレっ!」という物件に遭遇し、夜の治安と騒音などを確かめて、その場で「ここにします」と決めました!

今日の夕方から移動と日用品の買出しです

なんて幸先がいいんでしょう!
写真はkimちゃんがくれた、はなむけのお花
心理学で「右上は未来を表す」と習った覚えがあります。
うん、ぴったり ありがとねー

なぜすいかの条件が難しいのか、はタイの生活様式に関係するので
次回をお楽しみに。

ジョー

2006-03-10 21:25:00 | すいかのたね
オダギリジョーが好きでして

彼が出演しているカード会社の新CMがテレビで放映されていたので、
続きをウェブで見ました。

わたしが好きなのは「説教」。彼らしさが出ていて良い、です

写真は、タイにもって行く荷物。とりあえず出すだけ出してみました。
でもまだまだある、そしてより分けねばならりません

こんなことしているバアイなのか?! 
違うんですー、色がついてるところをクリックするとリンク先に飛ぶ、っていうのを試してみたかったのですー え、現実逃避? そうかも…

いいんですー、息抜きなんだから!!! ←開き直り?!

にわか英語漬け

2006-03-10 11:40:56 | すいかのたね
予定より早くタイに行くことになりました。
理由は家探しのため。何度も行ったことがあるとはいえ、旅行と住むとでは大違い。

タイにも不動産屋があるのですが(日本人向けもある)、基本的には大家と直接交渉と聞いていました。そのため、タイ語で希望物件のリストを作っていたのですが、タイ在住の長い方からご助言を頂きました。それは「タイ語でなく、英語で交渉すること」。なぜなら「英語をきちんと話せることが、タイ人にとってはステイタスの象徴」だから。

そうなんです。空港やホテルなどでは英語を使う方が、信頼性が高まる、もう少し分かりやすく言うと”低く見られない”んです(不適切な表現かもしれませんが)。パブリックな場所では、英語をきちんと話せることをアピールしておけば、その後の対応が良くなります その逆もしかり(「コイツ、英語話せないのか、フン」。もちろん、ケースバイケースですが)

というわけで『アメリカで生活する英語表現法』(ベレ出版)を購入しました。アメリカに住むんじゃないんだけど、家探しの英語がたくさん載っていたので。
だって、「家賃の値上げはどのようになっていますか」なんて、学校で習わなかったものー

超にわか英語漬け、いや、一夜漬けに近いです
でも事前に教えていただいて、本当に助かりました。mkさん、ありがとうございました

タイ語漬け

2006-03-07 10:58:51 | すいかのたね
先日紹介した『中級タイ語総合読本-タイの社会と文化を読む-』(白水社)。

タイ語講座を受講する前に少しでも語彙数と熟語・成句の用法の知識を増やすつもりで購入しました。内容は、予想以上に良いです

何より”使える”と思うのは、本文を録音したCD。
タイ語は声調(アクセント。中国語の四声が有名)が5つあるので、字面だけでなく発音も同時に覚えなければいけません(基本的には字面で発音が分かるようになっているのですが)。
購入したときにはあまり期待していなかった、このCDが単語の発音を覚えるのに大変役立っています。

というわけで、チクチク針仕事をしている合間にずっと聴いています。
このタイ語漬け作戦、現地でどれくらい効力を発揮するのか?少し楽しみです

手芸バカ@チェンマイ(4)

2006-01-18 18:13:13 | すいかのたね
Twさんの工房の製品は、本当に質が良いものばかりでした。ミシンの仕上げも大変美しく、また使っている布やパーツもとても完成度が高いものが多くありました。

先日のエプロンに続いて、厳選して購入したのがこれらのポーチです。左側は、リス族の伝統的パッチワークを使ったマチ付きポーチ、右はモン族のクロスステッチの伝統的な模様です。
タイ北部には”タイ人”とは別の文化・アイデンティティを持ついわゆる”少数民族”が暮らしています。これらの手工芸は、そのほとんどが女性の仕事で、母から娘へ技術が伝えられてきた、といいます。近代化に伴って、こうした仕事が出来る人は少なくなってきているようですが、一方でここのように特産品として副収入の手段にもなっているようです。

カメラがよくないのでわかりにくいですが、刺繍は黒い布の織り目0.5ミリ四方を数えて刺しています。リス族のパッチワークもとっても手が込んでいて、知り合いのパッチワーク講師に見せたら、本当に感嘆していました。

そういえば、ヤオ族のおばちゃんに2ヶ月くらいヤオ刺繍を習ったことがあります。今度タイに住む機会があったら、また習いたいなぁと思っています。


手芸バカ@チェンマイ(3)

2006-01-18 17:59:23 | すいかのたね
Twさんの工房では、基本的にオーダーを受けたものを生産するという体制をとっているとのことでした。

先日ご紹介したカフェエプロンもそうですが、これも日本で流行っているもののひとつ、ペットボトル入れだそうです。それも、350mlの小さいサイズに合わせて作ってありました。タイでは500ml入りが一番小さいサイズなので、一緒に見学した友人は「こんな小さいサイズがあるのか」と少し驚いた様子でした。

黒い布にリス族の伝統的なパッチワークがしてあります。

手芸バカ@チェンマイ(2)

2006-01-18 17:53:54 | すいかのたね
タイ人の友達に手芸が趣味で、手作り作品を買ってくださる方がいることを話したら、「知り合いが布小物の工房を持ってるから見に行こう」と誘ってくれました。

Twさんという、40代半ばくらいの女性が経営している工房では製品を日本の大手NGOにも十数年にわたって納品しているということでした。Twさん自信もアジア学院の研修生として日本に住んでいたことがある、とのことで、日本語がとてもお上手でした。お話をしていて印象的だったのは「日本人は品質の高いものを求めるけれど、それに応えればずっと取り引きをしてもらえる」ということでした。
アジアの国々の手工芸品の販売をしているNGOは数多くありますが、わたしが関わったいくつかのNGOでも、この”質の高さ”の基準が作り手側と日本側とでギャップが大きいことが課題になっていた、ということを思い出しました。

これは母屋の向いにある作業所の様子です。

手芸バカ@チェンマイ(1)

2006-01-15 22:14:21 | すいかのたね
すいかの手芸バカっぷりは、今回のチェンマイ滞在中も健在でした。

詳しくは後日に譲るとして、これはある工房で出合った素敵なカフェエプロンです。見学させてもらったときに「すごいかわいい!料理しないけど(おいおい)、これ頂きます!」とゲットしました。

茶色の地布はタイ特産(?)の木綿の織布で、ポケットにはモン族というタイ北部に多く住む山地民のひとたちの伝統的な刺繍が施されています。

今日、今年の目標にしていることで新たな展開がありました。いろいろな人に「これこれこういうことを…」と話していたら、”これ”につながりそうな情報をくれたひとがいたのでした
 
いや~、話してみるものですね。自分をオープンにすると、その分入ってくるものも多いんだなぁ、そしてひととのつながりって大切だなぁ、とつくづく思いました

そんなわけで、いくつか撮ったエプロンの写真から、なぜか足が”るん♪”なかんじになっているこれをアップしました

今年の目標…きちんと固まったら、お知らせしたいと思います

るん♪の前

2006-01-15 21:58:32 | すいかのたね
2枚はぎのエプロン、もう1枚はモン族の刺繍とヤオ族の藍染め布を組み合わせた(たぶん…そのはず、です)布になっています。エプロンの仕立てはポケットのある方が前で、この派手な方が後ろになっています。 でも、自分でも鑑賞できるし、人の反応がわかるという理由で、オレンジ3対茶色2くらいにずらして着ています。

仕事のときに着けたら、効果抜群!1枚あるだけで、ほんとうに腰周りが冷えなくて助かります。女に冷えは禁物ですもんね。

ああ、愛すべきタイ人

2006-01-11 22:32:21 | すいかのたね
この10年間、付き合っているタイ人の友達はいわゆる”庶民”がほとんどです。教えてもらった生活様式は、庶民のそれです。手をつかってご飯を食べることも、トイレの始末も(食事中の方ごめんなさい)、タイのおばちゃん、おじちゃん、兄さん姉さんに習った通りにしています。

今回の訪問中、Ntさんに「友達の家でごはん食べるから、一緒に行こう」と誘われました。チェンマイ市街地から車で走ること約30分、着いた場所は、これまでずっと「こういうところにはどんな人が住んでるのかねー」という印象を持っていた、超高級住宅地! 「えー、聞いてないよー!なんだか緊張してきた~」というわたしに、Ntさんは「大丈夫、全く普通の人だから」と余裕の表情。でも、職業を聞くと集まる面子は”インテリ層”です。ますます緊張。

お家に着いて、ご主人のPrwtさんにご挨拶。で、ほんとに、普通の方でした。それから三々五々、家族ぐるみでお付き合いしている方たちが集まってきました。全く形式ばった感じではなくて、12畳くらいの部屋で、わたしに話しかけてくれるひともあれば、ソファで積もる話をしていたり、テレビ見たりしながら、それぞれ食事を待っている様子。

「何見てるのかなー」とテレビに目を向けると、韓国ドラマ『チャングムの誓い』をやっているではありませんか。「まー、韓流ブームはタイにも来てるのか」と関心しながら見ていたら、アジア各国を仕事で飛び回っているPrwtさんが「この主人公の女優はエライねえ。韓国語にタイ語、台湾語、中国語もしゃべれるうえに、日本語もしゃべるんだから」。は?!え~~~!!そういう切り口!すいか的にはめちゃウケでした あー、愛すべきタイ人!!

そんな楽しい会話しながらの食事は、ゴザ敷いて胡坐かいて手で餅米こねこね…というとってもタイスタイルで、おいしく楽しく頂きました。

帰国後、Prwtさんが働いているという国際的団体のHPをチェックしたところ、な、なんと一番偉いポジションについていることが判明。そして、ご一緒したなかからもう一人がスタッフとして紹介されていました。タイ国内にも嫌味なインテリはいるのかもしれないけど、そのときそのときを楽しく温かい気持ちで過ごすことが一番!っていうタイ人気質を垣間見たようで、ますますタイに惹きつけられたのでした。


あけましておめでとうございます

2006-01-10 20:18:51 | すいかのたね
みなさま、どんなお正月をお過ごしでしたか。

わたしはタイの北部チェンマイというところで1週間過ごして来ました。久々のタイ、それも”第二の故郷”ともいうべきチェンマイは、とても楽しく、また予想外に実りのあるものでした。

一番よかったのは、古くからの友人たちとの再会。長く遠く離れていたことを感じさせない、彼らや彼女たちの温かさは、わたしがタイに惹かれる理由のひとつなのかもしれません。

そして、新しい出会いもたくさんありました。友達が友達を紹介してくれたり、現地で働く日本人とお知り合いになれたり。そんな方たちに自己紹介しながら気づいたのですが、わたしとタイとの付き合いもかれこれ10年目に入りました。初めて、びくびくしながらタイに一人で行って、そのあといろんな縁があってここまで来たことを思うと、なんだか感慨深い気持ちになりました。

新しい年、自分の作品を通して誰かを幸せな気持ちにするお手伝いができれば、との思いを新たにしています。

みなさんにとって、良いことがたくさんある年になりますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。



毎日がクリスマス

2005-12-25 01:25:08 | すいかのたね
Keeping Christmas    
       Henry Van Dyke

There is a better thing than the observance of Christmas day, and
that is, keeping Christmas.

Are you willing...
to forget what you have done for other people, and to remember what other people have done for you;

to ignore what the world owes you, and to think what you owe the world;

to put your rights in the background, and your duties in the middle distance, and your chances to do a little more than your duty in the foreground;

to see that men and women are just as real as you are, and try to look behind their faces to their hearts, hungry for joy;

to own up to the fact that probably the only good reason for your existence is not what you are going to get out of life, but what you are going to give to life;

to close your book of complaints against the management of the universe, and look around you for a place where you can sow a few seeds of happiness.

Are you willing to do these things even for a day? Then you can keep Christmas.

Are you willing...

to stoop down and consider the needs and desires of little children;

to remember the weakness and loneliness of people growing old;

to stop asking how much your friends love you, and ask yourself whether you love them enough;

to bear in mind the things that other people have to bear in their hearts;

to try to understand what those who live in the same home with you really want, without waiting for them to tell you;

to trim your lamp so that it will give more light and less smoke, and to carry it in front so that your shadow will fall behind you;

to make a grave for your ugly thoughts, and a garden for your kindly feelings, with the gate open—

Are you willing to do these things, even for a day? Then you can keep Christmas.

Are you willing...
to believe that love is the strongest thing in the world—
stronger than hate, stronger than evil, stronger than death—
and that the blessed life which began in Bethlehem nineteen hundred years ago is the image and brightness of the Eternal Love?

Then you can keep Christmas.
And if you can keep it for a day, why not always?
But you can never keep it alone.

解禁

2005-11-17 14:27:24 | すいかのたね
本日、ボジョレーヌーボーの解禁日だそうで。知らずにスーパーに行ったら、宣伝しまくっていたので、つられて買いました。

2種類ほど試飲したけど、どちらも好みではなかったので、ラベルで選びました。赤のライトボディです、なかなかおいしい…昼間っから、サキイカキムチをアテに宴会してます。。。