「とびしま海道」を実際に走った感想を書きたいと思います。
瀬戸内7海道と言われるその一つの「とびしま海道」。素朴な人と素朴な風景が広がる島々です。
島と橋〜
7つの島を7つの橋でつないでいます。
岡村島⇒中ノ島⇒平羅島⇒大崎下島⇒豊島⇒上蒲刈島⇒下蒲刈島。
でも中ノ島と平羅島は小さい無人島なので、ガイドブックに紹介されているのは他の5つの島です。
そんなに大きな島ではありません。一番大きな上蒲刈島でも一周22.6キロほどです。
本州との連絡橋の安芸灘大橋が一番長く1175m。他にも個性的な橋が島をつないでいます。
懐かしい感じ〜
とにかく、ひと昔前の懐かしさを感じさせてくれる島々です。
そのローカル感が最大の魅力です。
その魅力によって映画のロケ地として有名なんだそうです。
ちなみに、Aコープという農協関係のスーパーを3件見かけましたがコンビニはありません。
そして、7つの島に信号は1箇所しかありません。
素朴な人達〜
豊島の漁師のおじちゃん、山清青果のおばちゃんをはじめ、今回の島旅も多くの出会いがありました。
サンライズ糸山で自転車レンタル担当のおじさんは「以前はロードバイクのレンタルも行っていたが、慣れない人がロードバイクに乗り、転倒して自転車が壊れたり怪我をする人が多くなったので、今はクロスバイク中心のレンタルになった」とかの裏話を聞かせてくれました。
岡村島で一休みをしていたら、神社を掃除していた地元の方が島の歴史を教えてくれました。
ちょうど対面に見える大崎下島の御手洗地区は、昔からいい潮の流れを待つための港町として栄え、その時間を遊ぶのに「遊郭」の一面もあったと・・。
ふ〜ん。なるほど〜。と思いながら昔を想像してみます。
岡村島から見る、大崎下島の御手洗地区↓
豊島でお好み焼き「マリちゃん」を探していたら、通りがかる島の方々全員が「あっちだよ〜」って道案内をしてくれました。
このチームワークの素晴らしさに感激しました。
その「マリちゃん」で、お店を出ようとした時にサングラスが見当たらなくなり、お客さんも含め大騒ぎで探してたら、頭にかけたままヘルメットを着けていたという・・なんともお恥ずかしい事件があり全員大爆笑。また来てね〜という言葉が嬉しくて心に残ります。
御手洗地区で見つけた「潮まち館」のみかんジュースを絞る機械。↓
興味津々で見ていたらご主人が出てきて・・いろいろ立ち話。
コップ1杯のジュースにみかん4・5個も使うみたいです。
早速やってもらい、夏みかんジュースを飲みました。
船を使う〜
瀬戸内海の島々には船は欠かせません。
たくさんの航路があるので、自分の行きたい島へは船を使って移動するのもいいです。
時刻表をしっかり確認して上手に利用すれば、自分なりのコースを走れます。
絶景ロード〜
とびしま海道の島ロードは外周コースを含め、ほとんどが海岸沿いのブルーライン!
とにかく海の横を走るんです。ずっ〜とです。
しかも、交通量が少ないので安心して走れます。
道路の舗装状態もいいです。
天候にも左右されると思いますが、ホントに気持ちがイイ!
自転車で走ると時間の流れがちょうどいい。
車で走ると見えない景色が自転車だとハッキリ見えます。
その土地の匂い、音、温度を感じる事が出来ます。
そして思います。
瀬戸内の島々は美しい・・
日本は美しい・・と。
おまけの写真⇒富士山が小さく見える。↓